横川駅でニューなのはなを撮った後、本当に久しぶりに玉屋ドライブインに寄って「力もち」を買いました。
玉屋さんに初めて訪れたのは、30年以上も前のことです。
そのときは、先代のおかみさんがお餅を作っていて、今のおかみさんは、嫁いできてすぐだったのか、それとも先代の娘さんなのかは知りませんが、とても初々しい感じでラーメンを持ってきてくれたのを今でも覚えています。
玉屋さんが、力餅を熊ノ平駅のホームで売っていたことは承知の方も多いかと思いますが、他方、板谷峠では峠駅で最上屋さんが、やはり力餅を売っていて、国鉄時代の1位、2位の急こう配線で、同じように力餅を売っていたということは、奇遇なことだと常々思っていました。
なお、同じ力餅でも、玉屋さんは餡の中に餅(いわゆるぼた餅)、最上屋さんは餅の中に餡(いわゆる大福餅)と正反対ですが、どちらも私の好きなこし餡です。最上屋さんは、現在も峠駅で売っていますが、なにせ停まる列車が少ないので、手に入れるのは大変です。ちなみに、新幹線つばさの車内で売っているのは別ものです。
今日、久しぶりに買ったらパッケージが変わっていました。
○ロッシーニ 「泥棒かささぎ」序曲
○ストラヴィンスキー 組曲「火の鳥」(1919版)
○ヘートーヴェン 交響曲第7番
○モーツァルト ディヴェルティメント K.138 から第1楽章(アンコール)
宮本文昭/群馬交響楽団
8月24日から28日まで開催されているブラスの祭典「ミュージック高崎ジャパン2011」での演奏会。
「泥棒かささぎ」は、小太鼓がオーケストラの後方両脇に配置されていて、行進の音が左右から聴こえてとても効果的でした。私はフリッチャイのモノラル盤しか持っていないので、わかりませんが、こういった配置がメジャーなのでしょうか?
その行進曲のとき、小太鼓等後ろの方が騒がしくて、ちょっと弦が弱く感じました。でもテンポが早くなる部分からは素晴らしい弦の音色と堂々たる行進曲に聴き惚れました。
「火の鳥」では、なんといっても大音量の迫力に圧倒されました。
ところで、宮本さんって面白く可笑しい人なのですネ。
演奏の前にトークがありましたが、曲の話は一切なし。
ヨーグルトが大好きで欠かせないのに泊まったホテルでヨーグルトが終わってしまったということで、コンビニを探しにさまよい歩いたという話。途中、朝の準備をしていた八百屋さんに訊ねたところ近くにはないとのこと。結局、その八百屋さんが自宅の冷蔵庫から3連ヨーグルトを持ってきて、そのうち二つを譲ってくれたということで、群馬県人の人情の厚さに感動したという話をされていました。
泥棒かささぎ、最初の小太鼓の音が聴こえると演奏を止めて耳をそばだてる素振り、次の小太鼓のときも。笑ってしまいました。演奏を聴いているうちに、宮本さんが指揮台でそろりそろり歩み出すときの動きがかささぎのように思えてしまいました。
次の火の鳥では、鳥のように飛ぶような素振り。
最後のベートーヴェンでは道化師にでもなるかと思っていたら、1楽章の序奏ではどこか鉄人28号の歩みを思わせました。(ちょっと古いかな?)
そのベートーヴェン、いつくかあれっと思うところもありましたが、最後は堂々とした迫力でばっちり決まりました。
アンコールは、ブラスの祭典に反し、弦楽のディヴェルティメント。素晴らしい合奏でした。
(群馬音楽センター)
昭和62年3月の撮影。大間々駅での下り貨物列車の発車風景です。
まず水沼駅と閉そく。
閉そくとは、一定の区間に1個の列車のみ運転させることです。
足尾線は、相老から先は通票閉そく式(現在はタブレット閉そく式と名前になりました。)という方式で、通票という通行証を持った列車のみが駅間を運転できるというものです。
この写真のような機械(通票閉そく機といいますが)で隣接駅と打合せて操作することにより、機械から駅間に1個しか通票が取り出せない仕組みになっています。もちろん大間々~水沼間と大間々~相老間では別の形の通票になっています。
続いて信号機に進行信号を現示します。
信号てこを倒して、腕木信号機を降ろします。
てことか、倒すとか、信号を降ろすという言葉は、ここからきているのでしょう。
先の方で小さくてわかりづらいですが、腕木信号機が斜めになっています。これが進行信号です。
運転士に通票を渡して出発合図(手を高く上げる)を表示します。
「出発進行」、「発車」。
出発進行とは出発信号機が進行信号を現示しているということです。
(現在のわたらせ渓谷鐡道の閉そく方式はタブレット閉そく式ではなく、相老から先は特殊自動閉そく式です。)
○ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
○モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ第40番
○?(アンコール)
W.ヒンク(Vn)、遠山慶子(Pf)
○ベートーヴェン 七重奏曲
W.ヒンク(Vn)、L.ラニエリ(Va)、T.ヴァルガ(Vc)、井戸田善之(Cb)
P.シュミードル(Cl)、M.トルコヴィッチ(Fg)、?(Hr)
草津一泊旅行にフェスティヴァルはまったく視野になかったのですが、思いがけずチケットが舞い込んできましたので、喜び聴きに行ってきました。
このアカデミー&フェスティヴァルももう32回を迎えますが、聴きに行くのは今回が初めてでした。
最初の頃から、オペラ、宗教曲などでフリッチャイと数多く共演したヘフリガーが長く参加されていて、いつかは聴きに行きたいと思っていたのですが、亡くなっていまい、残念な思いをしたものでした。
最初の曲はモーツァルトかと思っていたら、「春」が演奏されてちょっとびっくりしました。とても柔らかく優しい演奏と思いました。それは続くモーツァルトのソナタでも感じました。モーツァルトのソナタは、初めて聴く曲と思っていましたが、第1楽章の主題は、よく耳にするメロディでした。
後半のベートーヴェンの七重奏曲は、中々楽しめました。そもそもベートーヴェンという堅苦しく、何か理念的な感じという印象は薄く、仲間で楽しく演奏するサロン音楽という感じでした。
初めて聴く曲(と思っていたら、EnsembleGで3楽章だけ聴いていました)なので、4楽章からあと、いつ終わるのかと楽しめました。どの楽章もこれで終わりと思わせ、拍手が出ないかスリル万点でした。
ホルンの響きがよく通り印象的でした。
座席の一つ先の隣には偶然にも、群響の事務局女史がいらしてびっくり。さらには隣の席のご婦人は、遠山さんのマネージャーさんということで、光栄でした。
(8月20日、草津音楽の森国際コンサートホール)
昨日から一泊二日で草津温泉に行ってきました。
あいにくの雨で、数日前までの猛暑が嘘のようで、涼しく、いや寒いといってよいくらいでした。道路に設置されている気温表示は15度でした。
昨日は、草津国際音楽フェスティヴァルを聴きに行きました。
お宿は、湯畑のまん前の「一井」。
温泉はよかったです。硫黄の臭いがした濁り湯で、まさに温泉!という感じです。他に透明な温泉(露天風呂)もありました。
食事は、山間だけに大満足というわけにはいきませんが、朝食の雑炊は美味しかったです。またドリンクヨーグルトは濃厚で、私の好みでした。2杯飲んでしまいました。
今日は、草津名物、湯もみと踊りを見て、温泉街を散策しました。草津には何回も来ていますが、このショーを見たのは初めてでした。その後、白根山に行こうとしましたが、途中から霧をたちこめ視界が悪くなったので、断念しました。
帰路は、八ツ場ダム工事に伴い開通した国道バイパスを通ってみました。吾妻川にかかる非常に高い橋はスリル万点でした。
(宵の湯畑)
(左:湯もみ、右:西の河原公園)