みんなで楽しむオーケストラ
○J.シュトラウス 「春の声」
○J.シュトラウス 「クラップフェンの森で」
○イヴァノヴィチ 「ドナウ川のさざなみ」
○フンパーティンク 「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
あなたもメイ指揮者
○オッフェンバック 「天国と地獄」序曲から
○ビゼー 「カルメン」前奏曲から
○ブラームス ハンガリー舞曲第5番から
○ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」第1楽章から
みんなで歌おう
○岩谷時子/芥川也寸志 音楽の好きな街
○水野良樹 ありがとう
○杉本竜一 ビリーブ
○ヘンリー・クレイ・ワーク 大きな古時計
○中川李枝子 さんぽ
(アンコール)
○J.シュトラウス(父) ラデツキー行進曲
藤尾久美子(司会)、上野正博/群馬交響楽団、高崎市少年少女合唱団
毎年、4月29日に開催される「森とオーケストラ」。もう34回になります。
2010年に聴きに来て以来、2回お休みして、3年振りに聴きに来ました。
暑過ぎず、風もなく好天に恵まれました。10時に到着しましたが、もうすでに前の方はレジャーシートが満杯。
10時30分からリハーサル。12時から本番でした。
曲の中では、「春の声」が印象的でした。スピーカーを通しているせいもあるのかも知れませんが、和音の音だけが、どこか時代じみていて、すがすがしい曲想と対照的でした。
メイ指揮者のコーナーでは、それぞれ個性的な演奏でした。「運命」を指揮した5歳の男の子は、大時代の巨匠を思わせる変幻自在なテンポで、拍手喝さいでした。
(群馬の森)
○佐村河内守 交響曲第1番「HIROSHIMA」第3楽章から
大友直人/東京交響楽団
今日、帰宅したら「金スマ」で佐村河内守を特集していました。
その最後に、この3楽章の終わり部分が、大友さんの指揮、東京交響楽団により演奏されました。コンサートマスターは、この3月で群響を退団し、東京交響楽団に移った水谷くんが務めていました。
バラエティ番組でフルオーケストラを招いて生演奏を聴くという、なんと贅沢な番組なのだろうと思いました。
印象としては、マーラーの3番の終楽章を思わせました。
東京交響楽団というと、1976年にヤナーチェクの「イェヌーファ」を長門美保歌劇団が日本初演した際、故若杉弘さんの指揮で素晴らしい演奏をしたのが忘れられません。当時、FMでエアチェックし、長く愛聴していました。もうその録音テープは在りませんが、そのときの演奏は私の頭の中に強く残っています。
○ウルトラQ 「ガラダマ」、「ガラモンの逆襲」
ウルトラQは、昭和41年(1966年)に放送された、ウルトラシリーズの第1作のテレビドラマです。第2作は「ウルトラマン」でウルトラヒーローが登場しましたが、こちらはウルトラヒーローはなく、人間の英知で怪獣などに対峙しています。
テーマ音楽もそうですが、内容もとても不気味なものが多く、当時、怖いもの見たさで見ていたように記憶しています。
その中で私が一番印象に残っているのが、この2作です。
ガラモンは、地球征服を狙う宇宙人の作ったロポットと推定され、とてもグロテスクで不気味ですが、のちにウルトラマンでその着ぐるみを改良してピグモンとして、逆に人間に友好な怪獣として描かれています。
そんな落差の大きさも印象に残っている理由かも知れません。
あと昭和40年代の田舎の風景がそのまま映像として残されているという点でも貴重なものと言えるのではないでしょうか。
○ワグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」序曲
○モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」
○R.シュトラウス 「英雄の生涯」
大友直人/群馬交響楽団
ここ数年恒例となったオープニングコンサート。
今回の演奏会は、大友さんの音楽監督主任記念でもあります。
1曲目の「マインスタージンガー」が一番よかったと感じました。とてもリラックスしていて豊かな響き、そして最後は力強く終わり、素晴らしい幕開けでした。
「ジュピター」は、最初の出だしが控えめで物足りなさを感じましたが、後半にいくほど充実していきました。
「英雄の生涯」は、力強い素晴らしい演奏でした。また伊藤さんのヴァイオリンソロもともて素敵でした。ただ聴きなれない曲なので、終わり頃になってからは、いつ終わるのかなと思いつつ聴いてしまいました。
(群馬音楽センター)