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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その2

2024-06-11 12:58:38 | フリッチャイ
○モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
放送録音1種とライヴ録音1種の2種があります。
ライヴ録音は、複数のレーベルから発売されました。
(1) ハスキル(Pf)、RIAS交響楽団 1954年1月11日(RIAS放送録音、DG)(M)

(2) ハスキル(Pf)、RIAS交響楽団 1954年1月10日(ライヴ録音)
 ア MELODRAM盤(M)
 イ Curtain Call盤(E)
 ウ audite盤(M)


演奏時間
(1) Ⅰ 13’01 Ⅱ 8’31 Ⅲ 7’04 
(2) Ⅰ 13’06 Ⅱ 8’44 Ⅲ 7’00 

演奏について
(2)のライヴ録音は、ベルリン郊外のノイケルンにあるヨーロッパ・パラストでの演奏会を収録したもので、この日はほかに「春の祭典」などが演奏されています。「春祭」はブーイングに見舞われ、その原因としてフリッチャイ協会のプーフェンドルフは、容赦ない厳しい演奏だったことに加え、新しいホールの音響も影響があったと分析していますが、この協奏曲に関して言えば音質に問題はなく、ピアノの音色及びオーケストラともに素晴らしいと思います。(1)の放送録音は、その翌日にベルリン・イエス・キリスト教会で収録されたもので、フリッチャイ没後15年を記念して発売されたフリッチャイ・エディションでLP化され、その後CD化もされています。ライヴ録音では即興的な面も見られましたが、こちらは少し大人しい感じがし、ピアノの音色も前日ほど溌剌とした感じがないように思えます。

(2)の音質等について
この演奏は、最初にMELDORAMからLPで発売されたときから良い音質だったので、それほどの差異はないと思います。イは疑似ステレオです。ウはCDです。
コメント
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