今年１年を振り返って

○フリッチャイ

　今年は、なんといってもブラームスの交響曲第１番のライヴ盤が発売されたことに尽きます。絶妙なテンポの変化、躍動感、迫力、繊細さ。色々なところで、はっとさせられ、今まで聴いていたものが平板に感じるようになってしまいました。

○演奏会

　年末に行った辛島美登里さんのトーク＆ライヴに感激しました。彼女の澄んだよく通る声に、身震いしました。群響さんは、ショスタコービッチのレニングラードが素晴らしかったです。ＦＭで放送されたのをｉｐｏｄに入れて愛聴しています。ローマの松の最後の迫力にも興奮させられました。

○旅行

　今年は２回青森に行きました。特に冬に行った津軽は、寒さに震えました。その寒さの中、鰺ヶ沢の宿の料理は新鮮で美味しかったです。仙台方面は何回行ったことか？

でも灯台もと暗しというか、霧積温泉金湯館には感激させられました。見事に色づいた紅葉と、サイダーみたいに泡が身体につくぬるめの温泉、素朴な料理。こんなに近くにこんなに良いところがあるとは思いませんでした。

今年は、東日本大震災という未曽有の大災害が発生し、多くの人が亡くなり、多くの人がつらく悲しい思いをしました。いや、今もつらい思いをしている人がたくさんいます。来年こそは良い年でありますように。

坂本宿遠景その３

めがね橋に行った帰り、以前撮った場所と同じ場所のあたりで撮りました。

上信越道ができて景色が変わっています。

（その２は、１１月２３日です。比べてみて下さい。）

碓氷湖、めがね橋

ちょこっと碓氷峠にトライヴに行ってきました。

さすがに年末、ひっそりとしていました。といって無人ではなく、ぽつりぽつり人がいました。

碓氷湖の右上に旧碓氷線が通っています。今は、アプトの道として遊歩道になっていますが、さすがに旧国鉄最急こう配（１５ｍ進むごとに１ｍ登る）、ぐんぐん登っているのが目で見てはっきりわかります。

めがね橋は、いつ見ても壮観です。

碓氷峠は、ラックレールを噛み合わせて登るアプト式による運転が行われていて、この橋梁上を列車が行き来していましたが、急こう配を登れ、特殊なブレーキを持った強力な機関車を製作、旧線の北側に新線（三番目の写真の奥にチラッと見えます）を建設して、アプト式によらない（すなわち普通の運転方法）運転を実現することができ、この線路は廃止されました。昭和３８年のことです。

今日見たテレビ

○映画「ここに泉あり」　１９５５年

群馬交響楽団の草創期の活動をモデルに映画化したもの。

以前より見たかったのですが、機会に恵まれず、今日、群馬テレビで放送され、ようやく見ることができました。

戦後の窮状、そして群響の窮状がひしひしと伝わってきますが、私が目を見張ったのは、当時の高崎駅です。駅舎とホーム、そしてすし詰めの列車の発車風景。とても貴重な映像です。

当然のことですが、主演の岸恵子、小林桂樹、とても若々しいです。岸さんは今でも面影が残っていますが、小林さんは全くイメージが変わっていしまっています。

劇中、第９を演奏する場面があり、事務局長の丸山勝弘氏は群響を起用するよう今井監督に申し入れたとのことですが、受け入れられず、残念なことでした。

映画が終わって番組の最後に流れていた曲は、ドヴォルジャークの交響曲第５番の終わりの部分でした。最後に少しカットがあり、これをやるのはトゥルノフスキーさんなので、彼が群響を指揮したときの録音と思います。

上越線水上以北その８

昭和５１年１月５日の写真。

土樽～茂倉（信）間で撮りました。新潟色のクハ６８です。カラーでないのが残念。

上越線水上以北その７

昭和５１年１月５日の写真。

これも茂倉（信）～土樽間で撮りました。１８１系「とき」です。

上越線水上以北その６

昭和５１年１月５日の写真。

茂倉（信）～土樽間で撮った、ＥＦ１６＋ＥＦ１５の貨物列車です。

上越線水上以北その５

昭和５１年１月５日の写真。

土樽駅の越後中里方の橋梁で撮りました。

今日聴いた曲

○辛島美登里　夏色物語　辛島美登里（Ｖｏ、Ｐｆ）

Ｙｏｕ　Ｔｕｂｅに投稿されている辛島さんの若い頃の映像。

何かの番組に出演したときのものと思われます。

ピアノの弾き語りで、曲想に合った自在なテンポの変化をつけ、この曲の切ない気分がさらにひしひし伝わってきます。

例えば、「月の光が・・・」を歌った後、同じ動機のの反復「眠れないのは・・・」では、よりテンポを落として、情感を込めているのがとても印象的ですし、「夏色の・・・」では、ピアノのフォルテと合わせて、感動的に盛り上げます。

スタジオ録音のＣＤも持っていますが、こちらの方が断然好きです。

上越線水上以北その４

昭和５１年１月５日、越後中里駅で撮りました。

上越線水上以北その３

昭和５１年１月５日、越後中里～土樽間で撮った「とき３号」です。

上越線水上以北その２

昭和５０年２月１６日、土合駅で写真を撮った後、水上駅に移動、駅構内で撮りました。

上越線水上以北

昭和５０年２月１６日、茂倉（信）～土合間で撮りました。

清水トンネルの出口です。

茂倉信号所は、清水トンネル内にあり、単線時代は上下列車の交換に使用していました。新清水トンネルが出来て複線化された以降は、作業員の乗降に使用されていたと記憶していますが、昭和５９年に廃止されました。

今日聴いた曲

辛島美登里／ＬＩＦＥ　ＧＯＳＥ　ＯＮ

○辛島美登里　サイレント・イブ＊

○来生えつこ（作詞）／来生たかお（作曲）　スローモーション＊

○辛島美登里　最後の手紙＊＊

○荒井由美　卒業写真＊

○小田和正　言葉にてきない＊＊

○ドビュッシー　月の光＊

○辛島美登里　あなたの愛になりたい＊＊

○辛島美登里　そばにいたい＊＊

　辛島美登里（Ｖｏ、Ｐｆ＊）、松田真人（Ｐｆ＊＊）　２００５年１０月１日

ＢＳフジで放送されたＬＩＦＥ　ＧＯＳＥ　ＯＮという番組をＤＶＤ化したもの。歌のほかインタビューも収録されています。先日のトーク＆ライヴのとき購入しました。サイン会でサインしていただき、握手してきました！

先日は、トーク＆ライヴで中森明菜のセカンド・ラブを聴きましたが、このＤＶＤでは「スローモーション」を歌っています。当時、あまり印象に残る曲ではなかったのですが、辛島さんは、のびやかな声で、とてもゆったりと広がりの曲作りをしています。中森さんとはまったく印象が異なり、辛島さんの個性がよく出ていると思います。的を得たという感じです。

「サイレント・イブ」では、とても愛しみをもってしみじみと歌っていて、演奏していて、特にサビの部分に入る前のリタルダンドは、まさにこうあるべきという感じがします。他の曲でも同様のテンポの動きがありますが、これは最初の頃のレコーディングやライヴには見られません。彼女の芸術が深みを増したということではないかと思います。

「月の光」は、彼女が小学校３年のとき、ピアノの発表会で演奏した曲。「この曲の世界観、コード進行、メロディラインなどが今でも辛島の曲作りに複雑な影響を与えている」とのこと。わかるような気がします。

松田さんのピアノはとても力強く、特に「あなたの愛になりたい」、そばにいたい」でのソロは、感動的らしいです。

その最後の２曲、なぜか、とても目頭が熱くなります。

（ＡＳＴＲＯ　ＨＡＬＬ）

池田美代子さんが出演される演奏会

○新春室内楽演奏会

　☆日時：平成２４年１月１４日（土）１４時から

　☆場所：熊谷市立文化センター文化会館

　☆出演：

　　　　小川明子（Ｓ）、森田義史（Ｐｆ）

　　　　水谷晃（Ｖｎ）、池田美代子（Ｖａ）、Ｌ．グルチン（Ｖｃ）、山崎実（Ｃｂ）

　☆曲目：

　　シューベルト　魔王、春の想い、鱒、ピアノ五重奏曲「鱒」

　　モンテイ　チャルダッシュ

　　フンメル　ドン・ジョバンニのアリアによる幻想曲

　　サン・サーンス　サムソンとデリラより、白鳥

　　（ちょっと違っているかもしれません）

　☆チケット：３，５００円