○ジェローム・モロス 映画「大いなる西部」
○ニーノ・ロータ 映画「道」~ジェルソミーナ
○映画007メドレー
○マーラー 交響曲第5番からアダージェット
○シベリウス フィンランディア
○アラン・シルヴェストリ 映画「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」
○クラウス・バデルト 映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」
○リチャード・ロジャース サウンド・オブ・ミュージック・セレクション
○ニーノ・ロータ 映画「ロミオとジュリエット」
○マックス・スタイナー 映画「風と共に去りぬ」~シンフォニック・ストーリー
○アンダーソン Plink Plank Plunk(アンコール)
○スーザ 「星条旗よ永遠なれ」(アンコール)
矢崎滋(司会)、竹本泰蔵/群馬交響楽団
宝くじの助成による「宝くじ文化公演」。
「名画の響きに浸る秋」と題し、映画音楽の名曲を集めたプログラムです。
映画といっても見たことがあるのは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「風と共に去りぬ」くらいです。(映画館で見たのではありませんよ)
そんな程度ですが、映画音楽は色々なところでも聴く機会があるので知っている曲も当然あります。
最初の曲もそうでした。「大いなる西部」は、見たことがありませんが、曲は聴いたことがありました。どこで聴いたかと考えてみたら・・・「鹿男あをによし」でした。
「ロメオとジュリエット」を扱った曲は多くありますが、やはりロータの曲が一番感激、感涙させられますね。もう1曲「道」も、どこか似たメロディのような気がしました。
昨年は「アラビアのロレンス」に痛く感動しましたが、今年は、「バック・ツゥ・ザ・ヒューチャー」が良かったです。
「フィンランディア」は、北欧の厳しい冬を思い起こさせる重心の低い素晴らしい演奏でした。
(かぶら文化ホール)
○シベリウス 「フィンランディア」
○グリーグ ピアノ協奏曲
○シベリウス 交響曲第2番
○シベリウス 悲しいワルツ(アンコール)
中村紘子(Pf)、伴 有雄/群馬交響楽団 1975年2月8日(群馬音楽センター)
群響の第152回定期演奏会。
私が初めて行った演奏会です。この日は、私をクラシック音楽の世界に引き込んだ友だちと聴きに行きました。
演奏はとても褒められるものではありませんでしたが、熱い演奏でした。ただ、交響曲の2楽章、トランペットが静かに吹くところで音を外してしまい、がっかりしてしまったことをよく覚えています。
中村紘子さんは、このときすでに「国際的ピアニスト」として長く活躍されていましたが、今も変わらず活躍されているのには驚嘆させられます。
余談ですが、一緒に行った友だちによれば、群馬音楽センターは、どの席でも同じように聴こえるよう設計されていたそうで、当時、音響は優れたものだったようです。
○ベートーヴェン 序曲「エグモント」
○J.シュトラウス 「こうもり」序曲
桑田晶/土浦交響楽団 1977年6月18日(筑波大学大学会館ホール)
○ベートーヴェン 序曲「エグモント」
○メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
○トヴォルジャーク 交響曲第9番「新世界より」
蜷川いずみ(Vn)、桑田晶/土浦交響楽団 1977年10月16日(土浦市民会館大ホール)
土浦交響楽団創立期の演奏会。
パンフレットによれば、既存の「アルキーナ弦楽合奏団」と岩井市の管楽グループ「ジョーク・エリントン」が合流して、1977年2月に正式に結成されたとのことです。
最初に記した演奏会は、第2回学園都市音楽祭に参加したデビュー演奏、2番目に記した演奏会は、記念すべき第1回定期演奏会です。
どちらも足を運んだ記憶は残っているのですが、残念ながら演奏内容は覚えていません。
写真は、第1回定期のパンフ。
○シベリウス 交響詩「フィンランディア」
○ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
小田淳一/筑波大学管弦楽団 1977年10月29日(筑波大学大学会館ホール)
その昔、同じ時間・空間を共有していたかもしれない方からコメントを頂戴し、懐かしい気持ちに浸ることができました。
そして思い出しのが、この演奏会。
筑波大学は、東京教育大学を前身として1973年開設された大学で、このときは開学4年目。まだ、あちこちで校舎や色々な施設が建設されているような状況でした。会場の大学会館もおそらく落成間もない頃と思います。
この日の演奏会は、2回目の定期演奏会。
果敢にも「運命」に挑戦するということで、はらはらどきどきして最初の一音を固唾を飲んで待っていたのを思い出します。その「運命」の動機。ぴったり合っていて大変素晴らしかったです。これだけは記憶にしっかり残っています。
○ヴェルディ 「シチリア島の夕べの祈り」序曲
○チャイコフスキー 弦楽セレナーデ
○チャイコフスキー ロココの主題による変奏曲
○山田耕作 赤とんぼ(アンコール)
○レスピーギ 「ローマの松」
ルイジ・ピオヴァノ(Vc)、ガエターノ・デスピノーサ/群馬交響楽団
「ローマの松」、とても感動しました。
キラキラ、色彩溢れる出だし、歴史観あふれる「カタコンブの松」。
「ジャニコロの松」では、ヴァイオリンのソロに合わせ、ヴィオラもソロで演奏していて、なんか得した気分。CDを聴いていた時は気付きませんでした。
なんといっても「アッピア街道の松」は圧倒的でした。バンダとオケの金管が共演、競演、饗宴。終わりの頃にはティンパニの力がこもってきて、さらに盛り上がりました。こまかいところにも目が配られていて、本当に素晴らしい演奏でした。やはりライヴはいい!!!!
「シチリア・・・」もよかったです。とても気合いが入っていて、後半の曲が大丈夫かなと思うほどでした。弦楽セレナーデでもそうでしたが、曲の終わりでテンポをあげているのが特徴的でした。
「ロココ・・・」は、初めて聴く曲でしたが、哀愁を帯びた終わり頃の変奏が印象的でした。
指揮者のデスピノーサさんは、とても陽気でした。イタリア人ってみんなそうなのかな。
今日は、指揮者が登場して、楽団員が起立するとき、第1ヴァイオリンとヴィオラが客席に向かって立ったので、ちょっと驚きました。
こういう起立をするのは、在京のオケでもあるようですし、私が聴きに行っているアマオケ、ナズドラヴィ・フィルもそうですが、群響さんはずっと昔ながらの慣習(そのまま起立する=指揮台に向かって立つ)を通していたので、意外でした。・・・こちらのほうもちょっと気恥ずかしい気分でした。これからも続けるのかしら。
(群馬音楽センター)
○メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」 セル/クリーヴランド管弦楽団 1962年10月26日
○メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」の音楽から序曲、スケルツオ、夜想曲、間奏曲、結婚行進曲
セル/クリーヴランド管弦楽団 1967年1月13日
○メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」 セル/クリーヴランド管弦楽団 1957年10月25日
イタリアはとても精緻、清潔、簡潔で、均整がとれていて、また躍動感のある演奏です。3楽章の中間部でのホルン、ヴァイオリン、フルートのかけあいは、とてもエレガントで、他に真似のできない域に達しているように思えます。
もう少し潤い感があればとも思いますが、といって他の演奏では粗野に聴こえてしまう。それほどレベルが高いと言ってよいと思います。
LP時代に購入してしばらく聴いていませんでしたが、最近、無性に聴きたくなり、仕事帰りに新宿のタワーレコードで買ってきてしまいました。
カップリングは真夏の夜の夢の音楽抜すいとフィンガルの洞窟。
真夏・・・は、とても賑やかで、特に結婚行進曲は、トランペットが華やかで祝典気分が盛り上がります。フリッチャイの演奏が、とても硬質で凝縮、圧縮された感じがあるのに対して、解放感溢れています。