My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2010-02-28 18:10:15 | フリッチャイ

○オルフ アンティゴネ フリッチャイ/ウィーン・フイル他 1949年8月9日(ライヴ)


1949年のザルツブルク音楽祭での初演の録音。


フリッチャイは、1947年のザルツブルク音楽祭でクレンペラーの代役で指揮したアイネムの「ダントンの死」の初演の成功で、翌年にはマルタンの「魔法の酒」の、そして1949年にはオルフの「アンティゴネ」の初演を指揮しましまた。


この曲、不思議と魅力のある曲です。どこか東洋的なところもあるような気がします。ところによってはお経の合唱のようなところもあれば、たんたんと語っているようなところもあります。

曲が始まって少したったところで、木琴(と思います。)が愛らしい印象的なメロディを奏で、徐々に編成と音量が大きくなってくるところがあり、好きな部分です。


オーケストラの編成は、確かのところはわかりませんが、かなり偏っています。メインは打楽器とピアノ。あとはヴァイオリンのソロが聞こえたりします。


録音は、ノイズが多いですが、慣れてくると気になりません。

Orffantigone

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相馬と筑波山

2010-02-28 17:49:46 | 写真

昨日から今日にかけて旅に出ていました。


昨日は、5時起き、6時過ぎに列車に乗り、いつくか列車を乗り継ぎ、目的地に着いたのは12時過ぎ。6時間も列車に乗っていました。

着いたのは相馬の松川浦。会社の日帰り旅行で、相馬に行って蟹づくしの料理を食すというものです。食後、水産直売所を散策して帰途へ、滞在時間はたったの1時間半でした。


帰途、大学のときのクラブのOB会に出席するため土浦で下車。バスで北条まで行き、そこからタクシーで筑波山で一番高いところにあるホテルへ。

誰かが標高に応じて参加者が反比例すると言っていましたが、そのとおりで今回は7名の参加者。夜遅くまでおしゃべりが続きました。


今日は筑波山に登ると言う予定でしたが、起きてみたらなんと雪が。見る見るうちに数センチ積りました。登山どころかなんとかして下山しなくてはならなくなりました。バスで帰ろうとしたら運休とのことで、参加者の車に便乗させてもらうことに。ノーマルタイヤとのことで、「決死の下山」を観光ならぬ敢行、無事下山できました。ホッ!


(今日は相馬港にも80cmの津波が。行くのが今日でなくてよかった!!)


(相馬駅駅舎)                     (相馬駅に到着する普通列車)

201002271 201002272

(決死の下山途中)                  (筑波山神社も雪まじりの雨)

201002281 201002282

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今日聴いた曲

2010-02-26 17:54:43 | フリッチャイ

○コダーイ 「ハーリ・ヤーノシュ」組曲 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1954年9月22~24日

○コダーイ マロセカー舞曲 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1954年9月25、26日

○コダーイ ガランタ舞曲 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1953年9月14日


ハーリ・ヤーノシュは、晩年のスタジオ録音での奔放な演奏に比べ、非常に几帳面な演奏です。

一方、二つの舞曲は、整った中にも熱いものを感じさせる演奏です。

Kodalyhary

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今日聴いた曲

2010-02-25 18:02:42 | フリッチャイ

○アイネム ダントンの死 フリッチャイ/ウィーン・フィル他 1947年8月6日(ライヴ)


フリッチャイの名を全世界に知らしめた演奏です。


1947年のザルツブルク音楽祭でアイネムの「ダントンの死」が初演されることになり、当時すでにヨーロッパで人気絶頂にあったクレンペラーが指揮をすることになっていました。しかし、リハーサルが始まったもののクレンペラーの気分は優れず、最後には「私はこの作品を指揮することができないし、指揮しようとも思わない。(Ich kann und will diese Oper nich dirigieren)」と宣言して指揮をキャンセルしてしまったのです。

このときフリッチャイは、ザルツブルク音楽祭でクレンペラーの補佐役を務めていたことから、代役として初演の指揮をとったわけです。このときのウィーン・フィルのフリッチャイに対する評価は「すばらしくリハーサルをすることを心得ている人」でした。


演奏は大成功でセンセーションを巻き起こしました。フリッチャイはこのとき33歳の誕生日を迎える直前でした。

この成功で、翌年、翌々年もこの音楽祭に招かれ、現代オペラの初演を行いました。そして、これがきっかけでベルリンに招かれたわけです。

Einemdanton

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今日聴いた曲

2010-02-24 18:05:14 | フリッチャイ

○コダーイ 交響曲 フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団 1961年9月11日(ライヴ)

○コダーイ ハンガリーの詩篇 ヘフリガー(T)、フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団他 1959年9月29日(ライヴ)


「人は最初の数小節を聞いただけで、ただちに認識してこう言うのです。《これは紛れもないコダーイだ!》と」、そして「管弦楽作品の中で、交響曲が最高の作品である」と、フリッチャイは評しています。

「トスカニーニの思い出のために」という副題のついたこの交響曲は、トスカニーニの勧めによって構想を開始し、約30年を経て完成、1961年夏のルツェルン音楽祭開場式において、フリッチャイ/スイス音楽祭管弦楽団によって初演されました。

この録音は、その年の9月、ベルリン芸術週間においてベルリン初演を行ったときのものです。フリッチャイはこの後、生涯最後の演奏会となった1961年12月7日、ロンドン・フィルを指揮してイギリス初演を行っています。

演奏は、初演者であり師の曲であることから、規範となるものです。よく整っていて、またスケール感のある演奏です。


ハンガリーの詩篇は、自由ベルリン放送局大ホール開場コンサートでの演目で、当時に大ミサが演奏されています。

1954年のスタジオ録音に比べ、数段スケールが大きく、熱のこもった演奏です。ところどころでフリッチャイが合唱に合わせて歌う声や、彼の唸り声が聞こえます。たとえが適当ではないかもしれませんが、スタジオ録音が、蝶のさなぎであるのに対して、ライヴ録音は、羽化して羽を広げた蝶という感じでしょうか。

Kodalysym

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大糸線ED601

2010-02-23 19:40:42 | 写真

昭和58年8月25日、大糸線豊科駅で撮りました。

暑いのか、貫通扉を開けています。

19830825

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今日聴いた曲

2010-02-22 19:16:47 | フリッチャイ

○ヴェルディ リゴレット フリッチャイ/RIAS交響楽団他 1950年9月20~30日(放送)


リゴレット全曲を聴いたのはこの演奏が初めてでしたが、曲中、いくつも馴染みの曲が入っていることを知りました。一番有名なのは、3幕でマントヴァ公爵が歌う「女心の歌」ですが、その他にも聴いたことがあるという曲が多くあります。


フリッチャイは、非常に明晰ではっきりした音づくりをしています。

Verdirigoletto

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吾妻線EF121

2010-02-21 17:23:44 | 写真

昭和54年8月26日、長野原駅で撮ったEF12のトップナンバーです。

19790826

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群響461回定期

2010-02-20 22:58:50 | 演奏会

○ベートーヴェン 「エグモント」序曲

○シューベルト 交響曲第7番「未完成」

○ブルックナー 交響曲第3番(ノヴァーク版Ⅲ-3)

 モーシェ・アツモン/群馬交響楽団


とても優しい「未完成」でした。「癒されるね」と話している人がいました。

ブルックナーは、なんと表現してよいかむずかしいです。多少?と思うところもありましたが、ホルンの味のある響きは素晴らしかったし、木管楽器もいい響きでした。

最後、コーダが前とのつながりがなく唐突に出てきて、ちょっと不自然な感じがしました。


解説の渡辺和彦さんの話の中に出てきたエーザー版を使用したクーベリック盤、実は私もを持っています。

(群馬音楽センター)

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紅梅

2010-02-20 22:42:43 | 写真

職場近くの道路脇に咲く紅梅。いい香りが漂っています。

20100220

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今日聴いた曲

2010-02-19 18:19:52 | フリッチャイ

○バルトーク カンタータ・プロファナ フリッチャイ/RIAS交響楽団他 1951年9月12日(放送)

○バルトーク ディベルティメント フリッチャイ/ヒューストン交響楽団 1953年11月23日(ライヴ)


カンタータは、「9人の息子たちが魔法の橋を渡って雄鹿に変身し、捜しに来た父親の説得にもかかわらず、人間の世界に戻ることを拒絶するという」内容です。この放送録音の後、第1回ベルリン芸術週間で演奏しています。演奏については特にコメントすることはありません。


ディベルティメントは、フリッチャイがボストン交響楽団を指揮してアメリカデビューを飾った後、ヒューストンを訪れた際の録音。オーケストラのチェリストが作成したプライベートLPがeBayにオークションで出ていたのを落札したもので、大変貴重なものと思います。

この演奏会の成功で、フリッチャイは翌年、同交響楽団の常任指揮者になりますが、楽団の運営をめぐるトラブルで、わずか8回の定期を指揮しただけで辞任してしまいます。

演奏は、一期一会といいましょうか緊張に満ちています。

Bartokcantata Bartokdivertimentl

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今日聴いた曲

2010-02-18 18:08:22 | フリッチャイ

○モーツァルト 後宮からの誘拐 フリッチャイ/RIAS交響楽団他 1949年11月19~21日(放送)


後宮の放送録音。フリッチャイはこの後、市立オペラでほぼ同じキャストによる上演を行っています。


1954年のスタジオ録音の精緻で均整のとれた演奏には及びませんが、首席指揮者に就任して間もないフリッチャイと新生RIAS交響楽団の覇気に満ちた演奏が魅力的です。

Mozartserailr

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今日聴いた曲

2010-02-17 20:07:25 | フリッチャイ

○ストラビンスキー 詩篇交響曲 フリッチャイ/RIAS交響楽団他 1951年1月30日

○コダーイ ハンガリーの詩篇 ヘフリガー(T)、フリッチャイ/RIAS交響楽団他 1954年10月6、7日

○シェーンベルク ヴァイオリン協奏曲 ヴァルガ(Vn)、フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団 1960年9月12日(ライヴ)


ストラビンスキーの詩篇交響曲は敬虔で素晴らしい演奏ですが、大編成だけに音が遠く聞こえるのが残念なところです。最初の合唱が終わった後の静寂な中での木管楽器のやりとりは、印象的です。


コダーイのハンガリーの詩篇は、まさにコダーイらしいハンガリー的な音楽です。こちらの録音は不満ありません。


シェーンベルクの協奏曲は、聴きこんでいないこともあり、掴みどころがなく馴染めないでいます。

CDの表記では1958年1月の録音となっていますが、演奏記録はなく、1960年9月のライヴ録音であると思われます。

Psalmen Schonberg

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今日聴いた曲

2010-02-16 18:05:44 | フリッチャイ

○バルトーク ピアノ協奏曲第2番 アンダ(Pf)、フリッチャイ/スイス音楽祭管弦楽団 1956年8月22日(ライヴ)

○バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番 ヴァルガ(Vn)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1951年9月13日(ライヴ)


ピアノ協奏曲は、ルツェルン音楽祭でのライヴ。前年のウィーン交響楽団とのライヴと比べ数段素晴らしく、スタジオ録音とは違う推進力のある演奏です。


ヴァイオリン協奏曲は、第1回ベルリン芸術週間でのライヴ。ベルリン・フィルとのスタジオ録音は、強靭なオーケストラが圧倒的な力で迫ってくるのに比べ、RIAS交響楽団は、硬質ながらも柔軟さも合わせ持ち、別の魅力があります。

Bartokpc2l2 Bartokvncl

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今日聴いた曲

2010-02-15 17:46:19 | フリッチャイ

○ストラビンスキー ディベルティメント フリッチャイ/RIAS交響楽団 1954年9月27、28日

○ストラビンスキー カプリッチョ アース(Pf)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1950年9月26、27日


両曲ともストラビンスキーの新古典主義時代の1930年前後の作品です。


ディベルティメントは、バレエ「妖精の口づけ」を組曲に編曲した曲で、題名通り甘いイメージの曲です。その中にストラビンスキーらしさがちらほら見え隠れしています。フリッチャイは、金管楽器の中でホルンを前面に出していて、ロマンチックな香りの中に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。


一方、カプリッチョは、モダンな音楽で、特に1楽章では、打楽器とピアノが同化して聴こえます。フリッチャイは、質感のある演奏をしていて、このモダンな音楽の特徴をよく掴んだ演奏と思います。

Stravinskydivertimento Stravinskycapriccio

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