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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その15

2024-06-24 13:17:20 | フリッチャイ
○モーツァルト ドン・ジョバンニ
セッション録音、放送録音、ライヴ録音各1種の3種があります。
(1) フィッシャー= ディースカウ(Br)、コーン(Bs)、クレッペル(Bs)、ユリナッチ(S)、ヘフリガー(T)、シュターダー(S)
  サルディ(Bs)、ゼーフリート(S)
  ベルリン放送交響楽団、RIAS室内合唱団 1958年9月15~26日、10月9日(セッション録音、DG)(S)

(2) フィッシャー= ディースカウ(Br)、ベリー(Bs)、グラインドル(Bs)、グリュンマー(S)、グローブ(T)、ローレンガー(S)
  サルディ(Bs)、ケート(S)
  ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団 1961年9月23日(SFB放送録音)(M)
 ア BMGビクター盤(LD)
 イ ARTHAUS盤(DVD)

(3)フィッシャー= ディースカウ(Br)、ベリー(Bs)、グラインドル(Bs)、グリュンマー(S)、グローブ(T)、ローレンガー(S)
  サルディ(Bs)、ケート(S)
  ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団 1961年9月24日(ライヴ録音)(M)
 ア Golden Melodram盤
 イ KARNA MUSIK盤


演奏時間
 (1) 序曲 6’04 1幕 80’42 2幕 78’52
 (2) 序曲 6’13 1幕 83’50 2幕 82’37
 (3) 序曲 6’02 1幕 84’56 2幕 83’26

演奏について
(1)の演奏は、弾力性に満ちています。弦楽器、木管楽器がとてもいきいきしています。(2)、(3)ともベルリン・ドイツ・オペラこけら落とし公演の演奏です。(2)はドレス・リハ、(3)は初日(とされている)の演奏。(2)は全体にわたって緊張感を持続させ、引き締まった演奏をしています。時々晩年特有のおどろおどろしい音が響きます。(3)は、よりスケールの大きな演奏で、またいくつかの部分でよりテンポを落としているところが印象的です。前日のドレス・リハとティンパニの打ち方が異なるので、奏者が交替しているのではないかと思われます。

音質等について
(1)は、ステレオ録音ですが、ドン・ジョバンニの「乾杯の歌」の終わる前で少しの間、音声がモノラルになってしまっています。(2)は、ア、イとも音質の差異はそれほどなく、序曲の後半で少しの間、音声がこもったような感じになります。映像については、アよりイのほうがよくなっています。(3)は、ア、イとも音質にそれほど差異はなく、一部音が同じ箇所で歪んでいます。
コメント
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