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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

お花

2024-09-26 13:52:48 | 写真
家の裏の日陰で、彼岸花がひっそりと、しかし凛として咲いていました。
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今日聴いた曲

2024-09-20 16:33:40 | 他の音楽
○ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 ミケランジェリ(Pf)、スメターチェク/プラハ交響楽団 1957年5月29日(ライヴ)

1993年に放送された「名曲のたのしみ」というラジオ番組がYouTubeに投稿されていますが、スメターチェクが指揮しているということで、聴き始めたたところ、吉田秀和さんが解説でミケランジェリのピアノの音が「本当にきれい」とベタ褒めしていました。そして続いて実際に曲を聴いてみたところ、目の覚めるような演奏だったので、さっそくCDを探し、中古盤を購入しました。

実は私は、この曲をあまり好きではありません。なんか高貴な感じが鼻につくような感じがするのです。ギレリス/セル盤を持っていますが、ほとんど聴かずじまいです。
でもこの演奏は、全然違っていました。
いきなりアクセントの強い快速テンポで走りまくり、高貴な感じというのは全くなく、とてもたくましく力強い演奏です。トスカニーニ、フリッチャイに似ているような感じがします。スメターチェクは「チェコのカラヤン」という異名があるようですが、どこがカラヤンなのか私にはわかりません。

購入したのはPraga盤で、オリジナルはモノラルですが、疑似ステレオ化?(Bi-channel Stereoと書いてあります)してあります。ステレオ感はそれほどありませんが、音の広がりを感じ、聴きやすいです。
演奏時間の比較
当盤       Ⅰ 18’43 Ⅱ 7’01 Ⅲ  9’41
ギレリス/セル盤 Ⅰ 20’11 Ⅱ 8’59 Ⅲ 10’25
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お花

2024-09-20 13:24:43 | 写真
星形のお花が咲きました。
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今日聴いた曲

2024-09-19 13:09:49 | 他の音楽
〇シベリウス 交響曲第2番 沖澤のどか/読売日本交響楽団 2021年10月9、10日(ライヴ)

演奏時間
Ⅰ 10’04 Ⅱ 15’56 Ⅲ+Ⅳ 20’59
(参考)
チェリビタッケ/スイス音楽祭管弦楽団(1974年8月14日、ライヴ)
Ⅰ 10’55 Ⅱ 17’26 Ⅲ+Ⅳ 20’40
セル/クリーヴランド管弦楽団(1966年10月15日、ライヴ)
Ⅰ  9’38 Ⅱ 13’23 Ⅲ+Ⅳ 20’24

沖澤のどかさんがブサンソンコンクールで優勝したとき、ちょうどフリッチャイの本を書いているときでしたので、その記事を参照させていただきました。その彼女がシベリウスの第2交響曲を録音しYouTubeに投稿されていたので、聴いてみたところとても良い演奏だったので、さっそくCDを購入しました。
一番感激したのは、終楽章の第2主題再現部の後半以降です。そこでティンパニのテヌートの部分を強く叩いているのです。かつてチェリビタッケがスイス音楽祭管弦楽団に客演した際、同様の演奏をしており、初めて同じような演奏に巡り合えました。その後のコーダもとても壮大です。
全体的にもゆったりめのテンポの大河のようなスケールの大きい演奏と思います。それでいてとても細やかな気配りを感じます。各楽器間のバランスがよく、また伴奏であってもじゃまにならない程度に効果的に聴こえます。ティンパニ、低弦が雄弁で、また木管ではファゴットが迫りくるように聴こえます。間のとり方や弦楽器の音の微妙なニュアンスの変化など絶妙と思いました。
欲を言えば、終楽章出だしのトランペットの咆哮がもう少し強くインパクトがあればよかったと思いましたが、これはセル盤がインパクトあり過ぎるからどうしてもそう思ってしまうのです。
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お花

2024-09-18 17:13:17 | 写真
菜園に秋明菊が咲きました。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その100(まとめ)

2024-09-17 08:41:30 | フリッチャイ
これまで、フリッチャイの同曲異演及び同じ演奏の異なる盤について99回かけて紹介してきました。

このうち、同曲異演(同じ曲の異なる演奏)は、83曲(全曲と部分を分けて紹介したものの部分はノーカウント)になりました。多いものでは6種の異なる演奏(ベートーヴェン レオノーレ序曲第3番、バルトーク ディヴェルティメント)があります。これまで数えたことがなかったので、これほど多く存在するとは思っておらず、ちょっと驚きでした。(もっともJ.シュトラウスで12曲稼いでいますが)

これらの中でどんな特徴があるか。
まずは若い頃と晩年の演奏の違いです。
フリッチャイは1958年11月と1959年1月、胃と腸の手術を行い1959年9月まで療養しましたが、この前と後では演奏が大きく変わったと言われています。
フィッシャー=ディースカウは、1961年秋、ベルリン・ドイツ・オペラの杮落しでモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」で共演した際に感じた変貌を次のように述べています。
「悲劇的な偉大さの描写は、次第にに彼の特質となっていった。簡潔で、リズムを強調し、シャープな響きの対照が際立っていた初期の音楽作りは変貌を遂げ、細部までに目配りがきき、悠然としたテンポが主流のルバート志向の解釈に変わった。音楽の輪郭は以前よりソフトになり、音の強さの程度は以前よりも多様になった」(《ドン・カルロス》から《ドン・ジョバンニ》へ ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ著/岩下久美子訳(CD POCG3348 解説))

若い頃の写真                   1961年7月ザルツブルク音楽祭
(1954年9月RIAS交響楽団のプログラムから)  (「ウィーン・フィルハーモニーとザルツブルク」(文化書房博文社)から)
         

そういった中で特に演奏時間の変化(「悠然としたテンポ」)が顕著に見られるのは次の4曲です。
(その65)ドヴォルジャーク 交響曲第9番「新世界より」
      1953年9月RIAS交響楽団  37’15 1959年10月ベルリン・フィル   43’46
(その68)チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」   
      1953年7月ベルリン・フィル  41’54 1959年9月ベルリン放送交響楽団  50’12
(その21)ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」    
      1958年10月ベルリン・フィル 49’04 1961年2月ベルリン放送交響楽団  56’33
(その61)ヴェルディ レクイエム           
      1953年9月RIAS交響楽団  75’24 1960年10月ベルリン放送交響楽団 92’20
これらは速い演奏の部類から最も遅い部類になっているという一人の指揮者としての変化の大きさに驚くばかりです。
演奏時間は、一目でわかる部分ですが、それだけでなく、テンポの変化(「ルバート志向」)も多く見られます。ただ、これらのテンポの変化の多くは若い頃の録音にも聴かれ、これらにさらに磨きをかけ、さらに新たなテンポの変化も加えられています。

これらは、演奏時間が遅くなった例ですが、逆に速くなった演奏もあります。
フリッチャイの最後のベルリンでの演奏会のライヴ、ハイドンの「四季」は、若い頃の演奏より早くなっています。
(その20)ハイドン「四季」 1952年1月RIAS交響楽団 140’28 1961年11月ベルリン放送交響楽団 135’37
(1952年盤の時間は1961年盤で収録されていない34番の時間を引いてあります)
また、若い頃から遅いテンポの演奏もあります。
(その5)モーツァルト 交響曲第40番 1952年3月RIAS交響楽団 27’12 1959年9月ウィーン交響楽団 28’19
逆に生涯を通して速いテンポの演奏もあります。
(その64)スメタナ 「モルダウ」 
      1953年1月ベルリン・フィル   11’03 1953年12月サンフランシスコ交響楽団   10’16
      1960年1~2月ベルリン・フィル 10’52 1960年6月シュトゥットガルト放送交響楽団 10’28

最初に挙げた4曲も含めこれらに全て共通していえるのは、陰影の濃い深遠広大な演奏であるということと思います。フィッシャー=ディースカウが指摘している「悲劇的な偉大さの描写」といえるでしょう。それはテンポの速い、遅いに関係ないことがわかります。
テンポについてフリッチャイは唯一の著書「モーツァルトとバルトーク」で次のように述べています。
「正しい固定したテンポというのは存在しない。響き、緩急、フレーシングと調和しているテンポによって、正しい表現が可能になるということにすぎない」(「フェレンツ・フリッチャイ 理想の音楽を追い続けて」)

これまで、若い頃と晩年の演奏の比較をしてきましたが、セッション録音と放送録音、ライヴ録音との違いについても一言触れておきます。
これは、フリッチャイだけに限ったことではなく一般的なこといと思いますが、セッション録音よりは放送録音、放送録音よりはライヴ録音のほうが自由さが増しているように思います。
セッション録音とライヴ録音の違いの例としてR.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」(その71)、放送録音とライヴ録音の違いの例として、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番(その2)を挙げておきます。


次に同演異盤(同じ演奏で複数のレーベルから発売されたもの)です。
こちらは36曲紹介しましたが、その中には音質が大きく異なるものがあります。音質の違いは、音源の違い(ラジオ放送などを録音したもの、演奏会に行って録音したもの、放送局が録音したものなど)と修正の違いがあると思いますが、音源を表記しているものを除き、その正体はよくわかりません。
明らかに聴いて音質の大きな違いがわかるものは次のとおりです。(詳細はぞれぞれの回をご覧ください)
(その1)モーツァルト ピアノ協奏曲第19番 ハスキル(Pf)、ケルン放送交響楽団 1952年5月
(その11)モーツァルト レクイエム RIAS交響楽団他 1951年3月
(その14)モーツァルト フィガロの結婚 ケルン放送交響楽団他 1951年5月
(その27)ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 バックハウス(Pf)、スイス・ロマンド管弦楽団 1961年5月
(その30)シューマン ピアノ協奏曲 コルトー(Pf)、RIAS交響楽団 1951年5月
(その57)ドニゼッティ ランメルモールのルチア RIAS交響楽団他 1953年1月
また別テイクが存在するものが次の2曲あります。
(その14)モーツァルト フィガロの結婚 ベルリン放送交響楽団他 1960年9月
(その25)ベートーヴェン 交響曲第9番 ベルリン・フィル他 1957年12月、1958年1月、4月
その他音が欠けているもの
(その63)ヴェルディ テ・デウム RIAS交響楽団他 1952年1月
(その65)ドヴォルジャーク 交響曲第9番 ケルン放送交響楽団 1953年6月
(その91)アイネム ダントンの死 ウィーン・フィル他 1947年8月


以上でこのシリーズは終了です。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その99

2024-09-16 10:43:07 | フリッチャイ
○マーラー リュッケルトの詩による5つの歌
セッション録音が1種あります。
◎ フォレスター(CA)、ベルリン放送交響楽団 1958年9月16日(セッション録音、DG)(S)
 ア DG盤(10inchLP)
 イ DG盤(CD)
 ウ PRAGA盤


演奏時間
 20’00

演奏について
フリッチャイ唯一のマーラーです。終始ゆったりと、そして穏やかな演奏です。

音質等について
アの10インチLPで発売されたときは、前年に録音されたアルトラプソディとともにモノラルでの発売でした。イでクーベリックのマーラー交響曲の余白に収録された際に本来のステレオでの発売となりました。しかし、聴いた当初はあまりステレオ感がなく本当にステレオなのか疑問が残りました。その後国内盤(フリッチャイ・エディションⅡ)も発売されましたが、同様でした。ウのPRAGA盤はDG原盤の復刻(解説には1956年ステレオ・ライヴとありますが正しいとは思えません)ですが、これを聴いてようやくステレオかなと実感できました。この盤を聴いたうえで、イ、そして国内盤のCDを聴き直してみると、やっとステレオだなと思えるようになりました。

※昨日、ディスクユニオン新宿クラシック館に寄ったとき、アの10インチLPを見かけました。確か980円で売っていました。
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西新井方面

2024-09-15 21:52:33 | 写真
今日は新宿に用事があったので、その前に赤羽で降りて西新井方面にバスで向かいました。
最初に降りたのは、鹿浜三丁目。ここから歩いて北鹿浜公園に行きました。
ここにはC5075が展示されています。

こちらは50年以上前の1973年4月3日に亀山機関区で撮ったC50154です。この時点で休車になっていてナンバープレートが外されていました。
C50を撮ったのはこれだけでした。


次いではバス停に戻り西新井大師に行きました。
山門と大本堂です。


最後に歩いて大師前駅に行きました。

東武鉄道大師線は一見、西新井大師参拝を目的として建設された路線のようですが、元々は上板橋まで計画されていた路線です。ところが関東大震災の復旧を優先しなければならなかったり、荒川放水路が未完成でそこを跨ぐ橋梁の設計ができないなどで遅れに遅れ、そのうちに予定地が市街化されるなどして建設費がかさむことがわかり、延長を断念したということです。

ここからバスで赤羽駅に戻り目的地に向かいました。

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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その98

2024-09-15 07:09:52 | フリッチャイ
○モーツァルト 「フィガロの結婚」から序曲と「恋とはどんなものかしら」
セッション録音1種と放送録音2種(1種の序曲はコーダのみ)の3種があります。
(1) テッパー(Ms)、ベルリン放送交響楽団 1960年9月12~22日(セッション録音、DG)(S)

(2) シュレム(S)、ケルン放送交響楽団 1951年5月16~20日(WDR放送録音、Relief)(M)

(3) テッパー(Ms)、バイエルン州立歌劇場管弦楽団 1958年6月13日(放送録音、序曲:medici arts、アリア:バイエルン放送)(M)
(DVDの画面)               (YouTubeの画面)


演奏時間
 (1) 序曲 4’20 アリア 2’50
 (2) 序曲 4’07 アリア 2’27
 (3) 序曲 0’39 アリア 2’32(序曲はコーダのみ)

演奏について
全曲についてはその14で触れましたが、今回は前回、前々回に続きその全曲からの序曲とアリア(1)、(2)と別の放送録音の(3)との比較です。
序曲について(3)はコーダだけなので全体はわかりませんが、一番速い演奏です。(1)は穏やかで細部まで目の行き届いた演奏と思います。(2)は推進力がありますが、一本調子な感じもします。
アリアは、(1)のテッパーは悩める若者、(2)のシュレムはかわいらしい、(3)のテッパーは悩ましくも時に勇ましいという感じます。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その97

2024-09-14 15:14:36 | フリッチャイ
○モーツァルト 「フィガロの結婚」から手紙の二重唱
セッション録音1種(別テイクあり)と放送録音2種の3種があります。
(1) シュターダー、ゼーフリート(S)、ベルリン放送交響楽団 1960年9月12~22日(セッション録音、DG)(S)
 ア DG(ヘリオドール)盤
 イ DG盤

(2) グリュンマー、ギューデン(S)、ケルン放送交響楽団 1951年5月16~20日(WDR放送録音、Relief)(M)

(3) シュトライヒ、ダンコ(S)、RIAS交響楽団 1952年9月20日(RIAS放送録音、DG)(M)


演奏時間
 (1) ア2’25
 (1) イ3’07
 (2)  2’30
 (3)  2’44

演奏について
全曲についてはその14で触れましたが、今回は前回に続きその全曲からの二重唱(1)ア、(1)イ、(2)と別の放送録音の(3)との比較です。
オーケストラは、(1)イが遅めのテンポの思い入れたっぷな演奏です。その他は速めのテンポです。歌唱は、(1)はア、イともシュターダーは高貴、ゼーフリートは庶民的な感じで両名ともはまり訳という感じがします。イはアよりテンポが遅くなっており、とても愛情をもって丁寧に演奏している感じがします。(2)は(1)と比べるとソフトな感じがします。(3)はシュトライヒはシュターダーとはまた異なる珠玉のような気品があります。ダンコはソフトな感じです。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その96

2024-09-13 08:08:39 | フリッチャイ
○モーツァルト 「フィガロの結婚」から「恋人よ、早くここへ」
セッション録音2種(うち1種は別テイクあり)と放送録1種の3種があります。
(1) シュターダー(S)、ベルリン放送交響楽団 1957年1月18~22日(セッション録音、DG)(M)

(2) ゼーフリート(S)、ベルリン放送交響楽団 1960年9月12~22日(セッション録音、DG)(S)
 ア DG(ヘリオドール)盤
 イ DG盤

(3) ギューデン(S)、ケルン放送交響楽団 1951年5月16~20日(WDR放送録音、Relief)(M)


演奏時間
 (1)  4’39
 (2)ア 4’28
 (2)イ 5’14
 (3)  5’07

演奏について
全曲についてはその14で触れましたが、今回はその全曲からのレチタティヴォとアリア(2)ア、(2)イ、(3)と別のセツション録音の(1)との比較です。
(1)はオーケストラは几帳面、シュターダーは清楚で高貴で透明感のある歌声です。(2)はこれまで触れてきたとおりアリアの部分にテンポの異なるテイクが商品化されています。(2)アはテンポとしては(1)と似ています。ゼーフリートはシュターダーよりソフトな感じがします。イはアよりテンポが遅く、心を込めたような演奏です。(3)は全曲としては速いテンポの演奏ですが、この曲単体ではゆったり目のテンポの演奏です。ギューデンは落ち着いた気品のある歌唱と思います。
私自身は、最初に購入し聴きこんだ(2)アがしっくりします。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その95

2024-09-12 08:02:35 | フリッチャイ
○モーツァルト 「ドン・ジョバンニ」から「なんというひどいことを~あの恩知らずが私を裏切った」
セッション録音1種と放送録音2種、ライヴ録音1種の4種があります。
(1) シュターダー(S)、ベルリン放送交響楽団 1958年9月15~26日、10月9日(セッション録音、DG)(S)

(2) ダンコ(S)、RIAS交響楽団 1952年9月20日(RIAS放送録音、DG)(M)

(3) ローレンガー(S)、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 1961年9月23日(SFB放送録音、ARTHAUS)(M)

(4) ローレンガー(S)、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 1961年9月24日(ライヴ録音、Golden Melodram)(M)


演奏時間
 (1) 6’05
 (2) 6’24
 (3) 6’37
 (4) 6’42

演奏について
全曲についてはその15で触れましたが、今回は前回に続きその全曲からのレチタティーヴォとアリア(1)、(3)、(4)と別の放送録音の(2)との比較です。この4種のうち、オーケストラは(1)が一番素晴らしいと思います。柔軟で情熱的な弦楽器が特徴的です。(2)は几帳面な演奏と思います。そして(3)、(4)は起伏のある力のこもった演奏と思います。(3)、(4)のローレンガーはとても情熱的で、(1)のシュターダーも劣らずドラマチックです。(2)のダンコはこれらと比べると落ち着いた感じがします。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その94

2024-09-11 08:00:26 | フリッチャイ
○モーツァルト 「ドン・ジョバンニ」から「ぶってよマゼット」、「あなたがそんな敬虔な人なら」
セッション録音2種と放送録音、ライヴ録音各1種の4種があります。
(1) シュターダー(S)、ベルリン放送交響楽団 1957年1月18~22日(セッション録音、DG)(M)

(2) ゼーフリート(S)、ベルリン放送交響楽団 1958年9月15~26日、10月9日(セッション録音、DG)(S)

(3) ケート(S)、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 1961年9月23日(SFB放送録音、ARTHAUS)(M)

(4) ケート(S)、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 1961年9月24日(ライヴ録音、Golden Melodram)(M)


演奏時間
 (1) 3’26+3’08
 (2) 3’38+3’10
 (3) 3’46+3’41
 (4) 3’46+3’48

演奏について
全曲についてはその15で触れましたが、今回はその全曲からのアリア(2)、(3)、(4)と別のセッション録音のアリア(1)との比較です。(1)はフリッチャイ、シュターダーともに几帳面で清楚な演奏と思います。(2)はより細やかな表現になっているように思います。ゼーフリートは(1)よりやわらかく包み込むような感じがします。(3)、(4)はベルリン・ドイツ・オペラの杮落し公演のゲネプロ及び初日の演奏で、(1)、(2)と比べ情感がこもっているように感じます。特に2曲目はテンポを遅めにとっていいます。ケートの歌声はかわいらしさの中に艶っぽさの秘めています。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その93

2024-09-10 08:01:10 | フリッチャイ
○ドニゼッティ 「ランメルモールのルチア」からルチアとエドガルドの二重唱
放送録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1) シュターダー(S)、ヘフリガー(T)、RIAS交響楽団 1953年1月22~28日(RIAS放送録音、audite)(M)

(2) ケート(S)、シマンディ(T)、バイエルン州立歌劇場管弦楽団 1957年(ライヴ録音、Norina64)(M)
(YouTubeの画面)


演奏時間
 (1) 11’32
 (2) 11’44

演奏について
全曲についてはその57で触れましたが、今回はその全曲からの二重唱(1)と別のライヴ録音の二重唱(2)との比較です。(1)はその57で触れたとおり、簡潔明瞭な引き締まった演奏です。一方(2)はところどころに熱のこもった演奏を繰り広げていますが、(1)よりは劣るように感じます。ルチアは、(1)のシュターダー、(2)のケートとも素晴らしいと思います。エドガルドは、(1)のヘフリガーがとても張りのある覇気のある声に対し、(2)のシマンディは少しおっとりした感じがします。

音質等について
(1)が非常にクリアな音です。一方(2)は雑音等はそれほど気にならないものの、(1)のクリアさと比べると劣り、遠くから聴こえてくる感じです。

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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その92

2024-09-09 08:35:08 | フリッチャイ
○アイネム 「ダントンの死」から「急速な行進曲」
セッション録音(部分)とライヴ録音各1種の2種があります。
(1)RIAS交響楽団 1949年9月22日(セッション録音、DG)(M)

(2) ウィーン・フィル 1947年8月6日(ライヴ録音、Stradivarius)(M)


演奏時間
 (1) 2’44
 (2) 2’42

演奏について
全曲については前回触れましたが、今回はその全曲のライヴ録音からの行進曲(2)と別のセッション録音の行進曲(1)との比較です。(1)はRIAS交響楽団との最初期の演奏ですが、とても精緻で明晰な演奏と思います。一方、(2)は初演時の演奏で気迫を感じます。

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