久保田早紀/夢がたり
○萩田光雄 プロローグ・・・夢がたり
羽田健太郎(Pf)
○久保田早紀 朝
○久保田早紀 異邦人
○久保田早紀・山川啓介(作詞)、久保田早紀(作曲) 帰郷
○久保田早紀・山川啓介(作詞)、久保田早紀(作曲) ギター弾きを知りませんか
○久保田早紀 サラーム
○久保田早紀 白夜
○久保田早紀・山川啓介(作詞)、久保田早紀(作曲) 夢飛行
○山川啓介(作曲)、久保田早紀(作曲) 幻想飛行
○山川啓介(作曲)、久保田早紀(作曲) ナルシス
○山川啓介(作曲)、久保田早紀(作曲) 星空の少年
久保田早紀(Vo)
1979年に発売された久保田早紀さんのデビューアルバムです。
当時、異邦人がヒットし、一躍有名になりました。
このアルバムは、異邦人と同じくオリエンタル、シルクロードを想起させるエキゾチックな雰囲気が全体を覆っており、統一感とれたものになっています。
一つのアルバムでこのような統一感を感じるられるのは、私が好んで聴くものとしては、他に飯島真理さんの「midori」(イメージ的にかわいい恋愛)、高木麻早さんの「初めて女になったとき」(失恋した女性の悲しみ)くらいです。
このアルバムではもちろん異邦人が有名ですが、私はどことなく郷愁がただよう「帰郷」が好きです。
ウィキペディアによれば、久保田さんは現在、本名である「久米小百合」名で音楽伝道者として活動されているとのことです。
○スメタナ わが祖国 アンチェル/チェコ・フィル 1963年
私が一番最初に購入した「わが祖国」のLPレコードです。
当時の帯には、「いぶし銀の弦・・・」と記されていて、渋いが品のある弦楽器に聴き惚れていたものでした。
CDが普及し始めて、初期に出た廉価CD(2,000円で、当時にしてみれば破格の値段で、発売されてすぐ飛びつきました。)を購入しました。
演奏は、アンチェルらしい折り目正しいもので、その中、どっしりと重量感あるティンパニ、素朴な木管、あじあいあるホルン、そして素晴らしい弦楽器とチェコ・フィル最高の音楽が聴けます。
何十年か振りに聴きましたが、出だしのハープの格調高い透明感ある音を聴いたら、あっという間に曲に引き込まれるとともに、その素晴らしい演奏にあらためて感動しました。
○ベートーヴェン 「エグモント」序曲
○ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番
○シューマン 子どもの情景より「詩人は語る」(アンコール)
○シューマン 交響曲第3番「ライン」
伊藤恵(Pf)、秋山和慶/群馬交響楽団
3曲とも、素晴らしい演奏でした。もう申し分ありません。
特に、「ライン」でのホルン、とても力強く豊かな響きで、しびれました。
秋山さんは一体いつくになるのだろう。パフレットを見てみたら、1941年生まれでした。私がまだ学生だった頃(30年以上前)から、日本を代表する指揮者の一人でしたので、もう相当お爺ちゃんになっているのかと思えば、そうでなくて、学生時代の頃とまったく変わっていない。元気で力のこもった指揮をされていました。
(群馬音楽センター)
○スメタナ 「リブシェ」よりファンファーレ
○チェコ・スロヴァキア国家
○スメタナ わが祖国
クーベリック/チェコ・フィル 1990年5月12日(ライヴ)
先日、ナズラヴィ・フィルの熱い演奏を聴いて触発され、久しぶりにこのクーベリックの演奏を聴きたくなりました。
クーベリックが当時のチェコの体制を嫌って国外に亡命したのは1948年。以来、一度も祖国に戻ることは叶いませんでしたが、ビロード革命により民主化を実現、実に42年ぶりにチェコの帰国、プラハの春音楽祭のオープニングで「わが祖国」を指揮することになったわけです。
当時、とても感激したものですが、あれからもう23年経ってしまいました。
ヴィシェフラトでは、ハープを指揮者の前、中央に配置しているのが目につきます。曲の最初のうちは緊張感からか少し硬い感じがしますが、途中から俄然熱が入ってきます。モルダウは少し早めのテンポ、聖ヨハネの急流のあとのモルダウ主題の回想では、(私はあまり好きではないのですが・・・)さらにテンポを上げて、いかにも故郷に戻ってきた喜びを表しているようです。
シャールカは、熱い演奏で特に最後の盛り上がりは凄いです。
後半も熱い演奏が続き、ブラニークの最後で頂点を迎えます。
今年は、群馬交響楽団の定期演奏会でもプログラム(10月26日)に載せられていて、トゥルノフスキーさんが指揮をされます。楽しみです。