○ハイドン 弦楽四重奏曲第77番「皇帝」
○プッチーニ 弦楽四重奏曲「菊の花」
○イングランド民謡 埴生の宿
○マンシーニ ムーンリバー
○モコリーネ ニュー・シネマ・パラダイス
○アーレン オーバー・ザ・レインボー
○ロジャース エーデルワイス
○民謡 八木節(アンコール)
高 杉、棚田敦子(Vn)、池田美代子(Va)、ファニー・プザルグ(Vc)
館林美術館友の会主催によるニューイヤーコンサート。
ハイドンは2楽章が印象的でした。最初、第2ヴァイオリンがメロディを奏し、第1ヴァイオリンがリズムを刻むというめずらしい役割分担に感心していたら、メロディの受け持ちがチェロ、ヴィオラと変わっていき、最後に第1ヴァイオリンが受け持ちました。私は初めて聴く曲でしたが、有名なメロディのようです。
プッチーニの菊の花は、10月に観音山ファミリーパークで聴いた曲で、どこかもの哀しい曲で、思わず目頭が熱くなる思いでした。
最後、アンコールは八木節。熱い演奏でした。
トークでは、棚田さんがメンバーに質問。高さんは中国のお正月、池田さんにはヴィオラの魅力・・・ヴァイオリンよりヴィオラの音がいい・・・私もヴィオラの音、好きです。ドヴォルジャークもオーケストラのヴィオラ奏者をしていました。・・・ファニーさんには館林美術館について聴いていました。
今日は、列車で行くと帰れないので、少し遠いけれど車で行きました。
館林は、茨城県内の大学に通っていた時、家と大学の間を車で行き来することがあり、その通り道でしたので、(ナビは付いていませんが)迷うことはありませんでした。家から72km、往き2時間25分、帰り1時間50分でした。
写真は、館林美術館から見た夕日と今日のメンバーです。
(館林美術館)
昭和54年1月13日の撮影、嵯峨駅からどう経由していったのか覚えていませんが、宿泊箇所が大津でしたので夕刻には京阪皇子山駅にいました。後ろに見える高架橋は湖西線で、西大津駅、現在の大津京駅付近です。
3日目の今日は、急に仙台に用事ができたため、旅に出る前日に行程を変更、黒石から弘前に出てすぐ新青森に行き新幹線で仙台に行くつもりでした。
ところが、弘前に着いても乗り継ぐ列車が来ません。そうこうしているうちに青森が大雪で乗る予定の列車が運休とのこと。初日、二日目とも若干の遅れはあったもの順調でしたが、最後になって乱れてしまいました。
代行バスで新青森に向かうことになりました。バスは青森、新青森直行と各駅に寄っていくのがあり、看板もできていました。よくあることなのでしょう。しかし、青森、新青森直行の看板が青森直行としか書いてないので、駅員がお客さまに訊ねられていました。
弘前を出た頃は曇りでしたが、大釈迦の山越えは吹雪で、視界も悪く、もしここで止まってしまったら遭難してしまうのではと思ったりしました。吹雪はそのまま続き、新青森駅付近も凄い降りでした。バスは約1時間で新青森に到着、予定の「はやて」より1本遅い「はやて」に立ち席で乗車しました。
青森は極寒というイメージで厚着していきましたが、思ったより寒く感じませんでした。むしろ、立ち寄った仙台の方が風が冷たく寒く感じました。
写真は黒石駅に停車中の弘南電車です。列車が入らない部分の線路は雪に埋もれています。
二日目の22日は、津軽鉄道のストーブ列車、太宰治の生家「斜陽館」と弘前観光でした。
津軽鉄道のストーブ列車は9時25分発に乗る予定でしたが、これに乗るには鰺ヶ沢を7時33分の列車に乗らなくてはなりませんので、朝食を早くしてもらい宿を出ました。
五所川原では1時間半くらい時間がありましたので、付近を散策、開館前の立佞武多(たちねぷた)の館の外でたちねぷたを見てきました。高さ22mということですが、鉄筋で階段が作られており、建造物という感じでした。
そうこうしているうちに時間になり、ストーブ列車で金木に行きました。
金木では太宰治の生家「斜陽館」を見て、隣接する津軽三味線会館で三味線を聴いてきました。天候はめまぐるしく変わり、お日様が出ていたかと思えば、吹雪、またお日様が出るという感じでした。
午後は弘前に行き、弘前城と周辺の洋館を見ました。弘前は晴天でした。
上段左の写真は斜陽館です。斜陽館は入館する前は曇りでしたが、帰るときは吹雪になっていました。上段右の写真は、金木駅に到着した五所川原行きの列車。駅長が受け取っているのは、めずらしい棒状のスタフ。金木から終点の津軽中里間はスタフ閉そく式、金木~五所川原間はタブレット閉そく式です。金木駅の場内信号機は腕木式で、出発信号機はないようでした。
下段左は、金木駅に到着するストーブ列車、この時が雪の降りが一番強かったです。でも右の写真のように弘前では打って変って晴天でした。この日は黒石温泉郷に泊まりました。
21日から2泊3日で冬の青森に行ってきました。
初日の21日は、移動のみ。新幹線で秋田まで行き、昼食をとった後、「リゾートしらかみ5号」に乗って鰺ヶ沢に行きました。
「リゾートしらかみ5号」は、前日の20日は強風で運休していたため、はらはらしていました。だめなら、奥羽線経由か新青森経由も考えていましたが、この日の天候は崩れず、時間通り鰺ヶ沢に着きました。
「リゾートしらかみ5号」は、先月の12月4日にデビューしたハイブリット車両。ときどきエンジンがうなるほかは静かな運行でした。
車窓は冬の日本海。波が次々に岸に迫ってきて、生き物のようでした。
左の写真はハイブリット車両HB-E300系。右の写真は、岩舘付近の車窓です。鈍色の海と迫りくる波が冬の厳しさを感じさせます。
宿は久しぶりに感激しましたので、少し触れたいと思います。この日泊まった宿は、鰺ヶ沢の「水軍の宿」。
まず、食事がとても新鮮で美味しかったです。
お造りでは、カンパチが絶品でした。新鮮に加え脂がのっていてとても美味しかったです。また、焼き魚は鯛、ブリカマ、ホタテ・・・と実物を持ってきてくれて、一つ選んで焼いてくれるというものでした。私はブリカマをお願いしました。季節外れとは思いましたが、菜の花のマヨネーズ和えがちょっぴりカラシが入っているとみえ、なんともいえない魅力的な味でした。全体的に余分な手を加えず素材の美味しさを大切にしていると感じました。
温泉は、「30万年前の海水が温泉として滾々と湧き出る」とうたっているとおり、しょっぱい湯です。
仲居さん(?)も好感が持て、翌朝、宿のマイクロバスで鰺ヶ沢駅まで送ってもらったとき、宿のバスが宿を出て、五能線を跨ぐ道路を走っているときまで、道路下の遠くに見える宿から手を振っていてくれました。