比重の濃い夢

　変な夢を見た。

   何かについての意見を求められ適当に答えたのだが、それが、どこかで問題にされ、もう一度返答を求められた。その解答用紙が原稿用紙のような区切りの入った木製の箱。それの枡目を埋めようと思うのだが、何を書いていいかワカラナイ。う～んと呻っている内に時間が来て、気づくと受験会場だ。木製の解答用紙が回収されて名前も書いていないことに気づいて、回収している試験官にそれを伝えると、そんなことどっちでもいいんだ、白紙じゃないかという顔をされて無視されてしまった。隣の受験生が、えっ、白紙！　信じられないと口にしたかどうか。驚いている。
　それなのに目が覚めもせず、また寝入ったみたい。

　今度はトイレを探している。どこかのお座敷のようだ。ここがトイレというところが、ちょうど修理修繕をしている。職人が、ちょっと待ってねと丁寧な応対。ここでね、他へ行けといわないのがウチのいいところなのよ。ここのトイレの方がずっといいんだからと密かに教えてくれる。修理が終わった。どうぞというので、トイレに向かう。そのトイレというのが、お座敷の隅に段差を付けて椅子が置いてあり、その先が少し斜めになってなるほど小水の流れ込むところも見える。
　ところが、おしっこをすると、わが筒先からアイスクリームを絞り出すようにクリーム色のねっとりしたゾル状の液体がでてきて、あれっ？　何だかいつもと違うなあと思いながら、何が違うかワカラナイ。
　これだけ。起きて、何だか変な夢を見たなと思い、トイレへ行って、おしっこをしたときに、そうだ、アレはゾル状の液体だったと思い出し、気持ち悪いと思ったというわけ。なんだろう、これは。
　二つの夢に、何か関連があるのか。それとも別々の、何かわだかまるコトがあるのか。ワタシの無意識がどこかで比重の思い何かを吐き出したがっているのだろうか。