mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

がらりと変えた水晶岳訪問

2024-08-18 06:14:07 | 日記
 さあこれから水晶岳へ行く。
 じつは昨日(8/17)は、忙しかった。山行準備はできていた。
 台風一過の晴天、激晴れ。
 ふと、宿泊の5日くらい前から問い合わせて下さい、部屋が空いている場合がありますと、山小屋の人が言ったことを思い出した。事前に予約するときは「満」のマークで一杯だったが、キャンセル料が発生する直前から空きが出るという。今どきはスマホで容易に予約できるから、皆さんこうして、まず予約しておいて、模様をみて、簡単にキャンセルするそうだ。
 電話をしてみた。一番最初にとまる予定であったが断られた烏帽子小屋も「たくさんキャンセルがあった」という。そりゃあ都合がいい。
 と思ったら、登山口の濁沢で土石流があって、丸太の橋も流され、やってきた人は泥だらけになっていた。明後日までに橋が直っているかどうかはわからない。来週にも雨が降るというから、修理に着工してくれるかどうかもわからない。それでも来るかという。
 前日泊まる登山口近くの山荘の方に聞いてみた。徒渉できなくはないが、膝下まで泥に埋まって歩くようだから、それに対応できる用意はした方がいいねという。
 一日目に泊まる予定のところに電話をすると、こちらへ来るのなら濁沢を渡らなくてもいい。キャンセルしますか、ときく。う~んと考えて、やはり沢を渡らない方を選んだ。
 となるとひょっとして、水晶岳先の、人気の小屋も開いているかもしれないとチェックする。なんと、空いている。そちらに変更しても、その日の歩行時間は、変わらない。まずそちらを予約して、その次の日に下山するか途中で泊まるかを思案する。
 8時間余歩けば下山はできる。でも途中で泊まっても5時間弱と4時間弱。ま、8時間と7時間余を連チャンしたあとだから、空いていたら泊まろうとチェックすると、これも、空いていた。すぐに予約を済ませ、相方にコース変更の連絡をする。おなじところに降りてくるのと、縦走して全く違うところに降りるのとでは、車で動く彼には大きな違いだ。もちろん相棒というより私の付き添いだから、応じてくれた。
 こうして、当初の裏銀座コースを歩くに近いルートに変更できた。ことに水晶岳から笠ヶ岳への分岐までの稜線歩きは、天気が良ければ、周囲の山脈が全部見渡せて壮観である。
「やまのてんきとくらす」をみると、野口五郎岳を出発して水晶岳から鷲羽岳を抜ける日は、晴れのマーク。[A]が付いている。ま、これは、日々変わるものだからそう当てにしているわけではないが、先月の梅雨明け前の黒部五郎岳ほどのことはあるまいと、根拠なく高をくくる。
 あわただしく小屋の空きをチェックし、電話で予約をし、あるいはキャンセルしている私をみて
「何だか昂揚してますね」
 とカミサンが、揶揄う。
 ははは、そうですね。修学旅行に行く子どものように、気分が内側からの期待に膨れていく。デジタル時代の山行なのに、久々に、行き当たりばったりのような予約と変更をして、概ね思いどおりのルートを歩くことができる。アナログ時代に戻ったような気分なのかな。
 そんなことを思いながら、ルートの変更を相方に報せ、その返信に書かれていた「6泊7日の保険」にも入り、「登山届」を2部作成して、一つは我が家に、もうひとつは登山口の投げ込みように用意する。相方にはpdfにして送信した。
 では、行ってきます。7日後にまた、このブログでお会いできるよう、気をつけて歩いてきます。