北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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当別駅~1~

2022-05-25 20:19:51 | 石狩・空知地方

 

札幌の隣町、当別町に行ってきました。

こちらは、JR学園都市線の「当別」駅。

 

 

 

おや、「石狩」という文字が塗り潰されていますね。

 

 

実はこの駅は、今年3月のダイヤ改正までは、「石狩当別」という名前でした。

昭和9年(1934年)に、札幌市内の桑園駅から分岐する路線が開業したとき、渡島管内の上磯町(現北斗市)に「渡島当別」という駅が既にあったことから、「石狩国」というこの辺りの旧国名を冠して「石狩当別」という駅名にしていたのだけど、隣接する「石狩市」にあると勘違いされる傾向にあったとの理由から、地元とJR北海道が協議した結果、今般、「石狩」を取って「当別」という駅名になったということです。

このバス停は、まだその変更に追い付いていないということなんですね。

因みに、このように旧国名を冠した駅というのは他にもあり、例えば、オホーツク海に面した宗谷管内枝幸(えさし)町にあった旧国鉄の駅は、「北見国」という旧国名を冠して、現在の北見市からは遠く離れているにも関わらず、「北見枝幸」という駅名としていたというエピソードがあります。

 

 

当別町は、住んだことはないのだけど、平成13年(2001年)4月から一年間、町内にある出張所に勤務していたことがあります。

なので、駅周辺は、多少は土地勘があります。

このモニュメントは、当別町の鳥に認定されている「フクロウ」をモチーフにしています。

 

 

 

勤務していた当時は、札幌の職場から当別まで送迎という通勤体系だったのだけど、それに乗れなかったときは自腹でJRを利用したこともあったので、駅構内の光景も記憶に残っていました。

 

 

 

学園都市線は、二年前までは空知管内新十津川町まで走っていたのだけど、現在は、当別の隣の「北海道医療大学」駅までとなっています。

 

 

駅構内には、こんな銘板が残されていました。

歴史を後世に伝える物として、大切に保存されていってほしいと思います。

 


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