北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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本当は全部喋りたかった~その2~

2018-01-05 19:12:57 | 函館



前回の続き。
基坂を上りきった所から下に向かって一枚。
八幡坂のように、下の景色をバックに写真を撮る人が大勢いるような場所ではないけれど、晴れた日にはなかなかの絶景が見られます。





ということで、元町公園に到達しました。





公演の上には、函館を代表する観光名所「旧函館区公会堂」があります。





2010年、五稜郭公園に「箱館奉行所」が復元設置されましたが、1803年には、現在の元町公園に奉行所が設置されました。
ここにあった奉行所は、1821年に一度廃止された後、ペリーが箱館に来港した1854年に再び設置されましたが、防御の面で難があったことや、役人の住居などの生活環境上の問題があったことから、1864年に五稜郭に移転しています。





その箱館奉行所のあった場所には、明治期以降、開拓使函館支庁→函館県庁→北海道庁函館支庁と建物が移り変わり、函館の政治の中心地となりました。
しかし、その時の庁舎は1907年の大火で焼失してしまい、1909年に、写真の、洋風木造2階建の建物が建設されました。
写真の建物は、1922年から1950年まで渡島支庁庁舎として使用され、その後、北海道関係施設から函館市に所有権が移転され、現在は、「函館市元町観光案内所」として活用されています。





こんな物が設置されていたんですね。
函館を訪れる方々にとって、よい思い出となる写真が撮れるとよいなと思います。





以前も紹介した「函館四天王」の像。





同じく以前も紹介した「旧開拓使函館支庁書籍庫」。





なるほど。「写真脚」ですか。
写真映えする光景が多く見られる場所だけに、これは面白い発想のように思います。





最後に、再び「旧函館区公会堂」。
放送の中では、最近は季節に関わらず、主にアジア方面からの観光客が多く来訪しているということに言及させていただきました。

とまあ、放送の中で歩いた場所のおさらいは以上のとおりですが、タイトルのとおり、十分などと言わず、本当はこれらを全部喋りたいと思ったくらい、私にとっては印象深く、好きなスポットとなっています。
それほど大きくはない公園ですが、函館の歴史が凝縮されているといってもよい場所なので、観光目的だけでなく、「はこだて検定」の受験を考えていらっしゃる方にとっても、机上にとどまらない実地での学習にオススメのスポットと言えると思います。
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