
「MOO」と一体になっている「EGG」という施設。
「Ever Green Garden(いつも緑の園)」の頭文字を取った、日本初の総ガラス張りオールシーズン対応の屋内型緑地です。
十年以上前に紹介したことがあったのだけど、さらっと触れた程度だったので、あらためてご紹介します。

先程の入口は二階になっていて、入ると、まずはこうした通路が。


一階に下りると、このように、一面の緑だったり、小さいけれど人工の水路などが、訪れる人を優しく迎えてくれます。
オールシーズン対応ということで、中はこの季節でも常に暖かく、その暖かさと、植物の優しい香りが相まって、大変心落ち着ける場所となっています。


ここで紹介したいと思ったのは、釧路市と姉妹都市提携を結んでいる鳥取市との友好の印として植樹されている梨の木。
昭和38年(1963年)に姉妹都市提携が行なわれていまして、両市の結びつきのきっかけとなる出来事はこちらをご覧いただければと思いますが、鳥取市は、先日「ブラタモリ」で触れられたこともあり、今現在、これまで全国各地を旅してきた中で、また行きたいと思っている場所の上位になっています。
もしかすると、向こうでも、釧路市との結びつきに関する何かが見られるかもしれません。
(2007年の鳥取旅行記はこちら。)


釧路市と姉妹都市提携を結んでいる自治体は、日本国内にはもう1つあって、それが、秋田県の湯沢市。
戦前から、米、ワラ工品、木工品の移入などを通じて経済的な交流があったところから、鳥取市と同じ昭和38年に姉妹都市提携を行いました。
夏の風物詩である、「七夕絵どうろうまつり」というイベントには、毎年釧路市長賞が贈られているそうです。
因みに、先日自宅で、昔よく読んでいたクイズの本を読み返していたところ、「姉妹都市」は、英語でも、そのまま「sister city」というそうです。
「『姉妹都市』は、英語でも『シスター・シティ』という。YESかNOか?」という問題なのだけど、さらっと問題文を読まれると、「それじゃあまりにもそのまんま過ぎるんじゃないの?」という思いが働いて、NOを選択してしまいそうになりますが、そういう心理に上手くつけ込んだ問題だなと思います。

1階のこの通路で、外に出ることなく「MOO」と接続していますが、開業時間帯が異なるので、その点は注意が必要かと思います。
(「EGG」の方が、「MOO」よりも早く開き、閉まるのも遅い。)