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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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南幌神社

2022-05-15 16:20:13 | 石狩・空知地方

 

 

南幌町の中心部と言ってよい住宅地にある「南幌神社」に行ってきました。

昨日の記事で書いたとおり、この神社は、宮城県、新潟県、三重県、岐阜県より入殖した開拓団の守護として各開拓地に創建されていた祠を、当時の「幌向村」の守護である鎮守として合祀し「幌向神社」と称したもので、明治43年(1910年)無格社に列せられ、大正9年(1920年)現在地に遷座し、昭和21年(1946年)宗教法人として設立されました。

昭和38年(1963年)の町制施行により、「幌向村」が「南幌町」になったのを受けて、「南幌神社」と改称され、現在に至っていますが、神社が地名の変更に合わせて社名を変更するというのは、全国的にも珍しいケースのようです。

 

 

 

この敷地内は桜の名所として知られているそうなのだけど、ここへ行ってきた4月29日は、まだそれほど見ごろにはなっていませんでした。

 

 

敷地内には幾つかの碑が。

 

 

「石川邦光翁開拓乃碑」という碑。
元仙台藩士で、宮城県角田町の初代町長に就任した後、明治26年(1893年)年、当時の幌向村へ、77戸250人余を率いて入植した人物だそうです。

 

 

 

「開墾碑」。

幌向村の開拓の歴史が事細かに記されています。

 

 

 

「開墾碑」とは別に、同じく開拓の歴史を伝える「開拓記念碑」もありました。

 

 

 

 

何とも愛らしい二体の狛犬。

そういえば、先日「イチオシ!!」の「しあわせ散歩」で訪れた某神社で、土屋まりアナが、阿形、吽形のことを「あちゃん」「うんちゃん」と口にし、オクラホマ河野君に、「『うんちゃん』はやめろ」とツッコまれていました(排泄物を連想しちゃうから?)が、こちらは、ちゃん付けしちゃってもいいような愛嬌が感じられますね。

 

 

 

南幌神社の御祭神は、

「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」、

「八幡大神(はちまんおおかみ)」、

「伊弥彦大神(いやひこのおおかみ)」

「白鳥大神(しらとりのおおかみ)」

の四柱。

「白鳥大神」という神様は初耳でしたが、全国各地に(主に東海地方)「白鳥神社」という神社があるそうです。

 

 

土俵がありました。

現在でも使われているのでしょうかね。

 

 

先ほど「しあわせ散歩」の話をさらっと書いたけど、南幌町なら、札幌市からもそれほど離れてないし、お店を二~三軒リサーチできれば「しあわせ散歩」のロケを行うことも可能だと思います。

先週と今週は函館編だけど、たまにはこういう小さな町もいいのでは。

実はですね、プライバシーの問題があるので詳細は控えますが、先日、札幌市内某所で、オクラホマ河野君らしき方を見かけました。

車を運転していてたまたま目に入ったので、違うかもしれないけど、後で思い出してみると、以前「しあわせ散歩」の中で、河野君が行きつけだと言っていたガソリンスタンドから近い所だったので、きっと・・・。

車じゃなく、歩きか自転車のときにお見掛けしてたら「『しあわせ散歩』見てます!」って声かけたかも。

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「南幌」という地名

2022-05-14 16:36:44 | 石狩・空知地方

 

長沼町の隣、南幌町にお邪魔しました。

 

 

町ブラを始める前に、まずは役場庁舎前から。

この像は、どなたでしょう?

 

 

南幌町議会の初代議長を務められ、明治43年(1910年)から昭和11年(1936年)にかけて、町内を流れる「夕張川」の切替工事に尽力された「長谷川源之丞」氏の像だそうです。

 

 

こちらは・・・、

 

 

開拓者を模った像なんですね。

 

ところで、この碑文に、「先人が『幌向原野』に入地した」とあります。

私、この本を買うまで、「南幌」の「幌」は「札幌」の「幌」だとばかり思っていました。

自分の無知を棚に上げて言いますが、同じことを思っている方、多いのではないかと思います。

そう、この碑文を見てピンときた方もいると思いますが、「南幌」の「幌」は、実は「幌向」という地名のことなのです。

元々「幌向」は、アイヌ語の「ポロモイ」(湾曲して緩やかに流れる所)を意味し、現在も、JR函館本線に、「幌向」「上幌向」という駅がありますが、明治15年(1882年)、当時の官営幌内鉄道の開通と同時に、現在の幌向駅に当たる「幌向太」駅が開業して以降、その周辺の「幌向原野」には。全国から多くの人が入植がしてきました。

 

 

その後、幌向原野は三つの村に分かれて、幌向太駅周辺は「岩見沢村」(現在の岩見沢市)となり、南側の部分には「幌向村」が発足。昭和5年(1930年)、江別市と夕張市を結ぶ「夕張鉄道」ができると、村の中心部には「南幌向」という駅が誕生しました。

昭和37年(1962年)、幌向村は町制を施行することになり、このとき、村名をそのまま町名にして「幌向町」とはせず、「南幌町」としましたが、この町名決定に当たっては、岩見沢市に編入されていた幌向地区との混同を避けるべく、なんとなんと、岩見沢市に対し、そちらが名前を変えてくれないかと持ちかけたものの、それが叶わず、「南幌向」を略して「南幌」という町名にしたのだそうです。

岩見沢市にしてみれば「何言ってやがる」的な話だったことと思いますが、それだけ当時の人たちには「幌向」という地名に対する愛着があったということなのでしょうかね。

そして、話はこれで終わりません。昭和37年の町制施行により「南幌町」が誕生しましたが、実はこのときは、「なんぽろ」ではなく「みなみほろ」と読んでいたそうで、町制施行と共に、夕張鉄道の駅名も「南幌(みなみほろ)」駅に名前が変わりました。

それから僅か六年後の昭和43年(1968年)、町の名前の呼び方が、現在の「なんぽろ」と変わって現在に至りますが、字はそのままで読み方がだけが変わるという、全国的にも珍しいと思われるこのことは、正確には不明ながらも、国や北海道の関係者が、(通称的に?)「なんぽろ」と読んでいて、それが余りにも浸透し過ぎたというのが、どうやら理由のようです。

 

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一番小さい町

2022-05-12 19:09:38 | 石狩・空知地方

昨日の続きですが、今日は普通に出勤してました。

朝、念のため二回検温したのだけど、二回とも36.3℃で、他に副反応らしき症状というと、腕の痛みがあった程度。

うちの部署は、三回目接種の翌日は、9割くらい(私の実感)の人が副反応で休んでいるので、出勤するとビックリされました。

ただ、腕の痛みのせいで寝返りが打てなかった影響からか、やや寝不足気味だったのと、ここへ来てアレルギー性鼻炎の症状が出て鼻が苦しくなってしまったことで、心なしかいつもより疲れてしまった感じがあるので、今日はゆっくり休みます。

副反応も、二回目のときだけど、翌日は大丈夫だったのに二日後に発熱した人もいるので、まだ安心はできません。

 

気持ち的に今日はちょっと文章を考える余裕もないので、映像のリンクで済ませます。

安心できるようになったら、町ブラネタを再開します。

 

 

「北海道で一番小さい町」って、そういえばどこだったんだろうと思ってました。

上砂川町だったんですね。

 

 

最近では、八年前の9月に行っていますが(記事はこちら)、滝川に住んでいたときにも何度か行ったし、忘れもしない平成6年(1994年)の3月には、廃止された函館本線上砂川支線に乗って普通列車の旅をしたのも印象に残っています。

またぜひ行きたいです。

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ばん馬像とアンモナイト

2022-02-07 19:59:12 | 石狩・空知地方

今日は、大雪のニュースの影響で、「イチオシ!!」の「しあわせ散歩」はお休み。

楽しみに帰ってきたんですけどね~。ま、仕方ないですねこういう日は。

来週を楽しみにしてます。来週は、ドカ雪とか、これ以上の爆発的な感染拡大とかが起こりませんように。

 

ということで、というわけでもないのだけど、今日は久しぶりに、HTBのYouTube動画の中から一つ。

 

 

HTBの女性アナウンサーは、コンビを組んで、互いの名前から二文字取ってコンビ名にすることが割とよくあり、一番有名なのは、室岡里美アナと、同期の高橋春花アナの「むろはる」ってコンビ名なんだけど、春花アナが産休に入ったこともあって、朝の「イチモ二!」でメインMCを務める室岡アナが、同じく「イチモ二!」に出ている、一年目の田口彩夏アナとコンビを組んだ「むろたぐ」の活動が、最近少しずつ拡大してきています。

これが、その「むろたぐ」コンビ第一弾の動画で、昨年誕生50周年を迎えた北海道の高速道路「道央自動車道」を使って旭川方面を目指すというもの。

今年こそは、雪が融けたら旭川方面を目指してみたいと思っているので、そんな旅心をそそられる内容になっています。

 

 

旭川方面を目指したいと言いつつ、実は、動画の冒頭で登場する、「岩見沢SA」までは行ったことがあるので、写真を何枚か。

レストスペースではなく、買い物や食事も楽しめる、割と大きなサービスエリアです。

 

 

 

まず目に留まるのが、この「ばん馬」の像。

北海道で、「ばん馬」こと「ばんえい競馬」といえば帯広が有名なんだけど、かつては岩見沢でも開催されていたということで、その歴史を伝えるべく、馬が力強くソリを曳く姿を表した像が設置されています。

岩見沢で「ばん馬」が行われていたという話、そういえば聞いたことがあったかも。

 

 

 

野山を駆ける馬の像も設置されています。

動画の中で、「むろたぐ」の二人が、「映える写真撮影」にチャレンジしています。

 

 

岩見沢の隣町、三笠市の名物である「アンモナイト」の化石のモニュメント。

三笠も、重点開拓したいエリアの一つなので、これは興味を持ちました。GW当たり、日帰りでじっくり回って来ようかな。

動画で登場する場所はここだけだけど、最後に登場する砂川市のお菓子店は、私も以前から興味を持っていました。

次の動画も既にYouTubeにアップされているんだけど、ぜひ行ってレポしたいと思うので、そのときに合わせて紹介します。

 

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マオイ

2021-10-26 20:41:10 | 石狩・空知地方

 

札幌から車で1時間ほどの、国道274号沿いにある道の駅。

 

 

長沼町にある「道の駅 マオイの丘公園」です。

 

 

 

表示板に書いてあることと重複しますが、この道の駅は、平成8年(1996年)8月5日付けで、表示板には国土交通省とありますが、当時の建設省の認可を受けた、道内で37番目の道の駅です。

最近、仕事で長沼町に行く機会が多いのだけど、道の駅の名前にもなっている「マオイ」という名前、恐らくアイヌ語なんだろうなあと思って調べてみると、アイヌ語の「マウ・オイ」=「ハマナスの実の多い所」というのが由来なんだとか。

ハマナスというと、海岸に咲く花というイメージが強いけれど、長沼町は海からは遠く離れた場所なのに、ハマナスなんて咲いているのかと思ったところ、隣接する由仁(ゆに)町という町では現在でも見られるのだそうで、この近くを流れていた川が沼に繋がる河口付近の砂州に、ハマナスの一大群生地があったのだそうです。

 

 

ところで、道の駅の「マオイ」はカタカナなんだけど、実は、このように漢字表記をする場所もあります。

では、何故、このような「馬追」という漢字表記になったのかなというのが疑問なんだけど、この表記と読みで思い浮かぶことに、福島県の有名な「相馬野馬追」があります。

これは、かの平将門が、野に放たれた馬を敵の兵に見立てて、その馬を追いかけることで軍事訓練としたことが由来とされているようですが、そのことと、この漢字表記には何か関連があるのかなと思って調べて見たところ、特段「これ!」という回答には出会えませんでした。

何かあるとすれば、地図の周辺に「馬追(「うまおい」とも読む)丘陵」という一大丘陵地帯があることから、そこに馬が放たれている様子を想定して、地名の由来とは特段関係のない字を充てたということなのかなと思うけど、実はこれ、今日仕事で長沼に行ったとき、同僚との会話で出てきた話だったので、これはぜひとも調べねばと思い、予鈴として記事にしてみました。

緊急事態宣言も明け、図書館も普通に本の閲覧などができるようになったので、調べてみたいと思います。

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