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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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終い詣で

2020-12-27 15:54:50 | 釧路&釧根地方

もうすぐ新年。

感染対策の一環として、恒例行事の初詣については、三が日にこだわらず、1月中若しくは旧暦の正月までに分散して行うよう呼びかけがなされていますが、先日見ていたテレビ番組で、初詣に対して、一年の最後に参拝する「終い詣で」というものもあることを知り、年内を釧路で過ごす最後の日の今日、行ってみることにしました。

 

 

 

 

行ってきたのは、釧路町にある「釧路八幡宮」。

以前記事で紹介していたような気がしたのだけど、していませんでした。

でも、行くのが二回目なのは間違いなし。「品陀和気命(ほむだわけのみこと)」こと応神天皇を祭神とする神社で、鎌倉にある、有名な「鶴岡八幡宮」から分霊を受けた神社です。

記事にしていたような気がしたので、今日は狛犬とか細かい部分の写真は撮って来ませんでした。残念。年明けにまた行ってきます・・・と書いたところで、何故記事にしていなかったかを思い出しました。

 

 

再びこの写真。

行ったのは一昨年の6月。まだ釧路に来て三か月、函館時代のことを色々と引きずっていた時期で、このことを念頭に、この石碑の文字が何という人の手によって書かれたかを調べようと思ってそのままになっていたのでした。

調べられるかな・・・。図書館で資料を探してみます。

 

 

今年は、コロナ禍で、日常生活の様々なことが振り回されたりしてきたけれど、まずは無事に年末を迎えられそうなことに感謝。

 

 

「終い詣で」だけど、御御籤はしっかりと引いてきました。

新年においてプラスになりそうなことは・・・、あるようなないような・・・。

 

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釧路の聖夜

2020-12-24 18:54:57 | 釧路&釧根地方

 

毎年この時期になると設置される、「釧路市こども遊学館」のクリスマスモニュメント。

せめて今夜ぐらいは、サンタさんが安心して世界の良い子たちのもとを訪れることができますように。

 

「釧路市こども遊学館」は、その名のとおり、お子さん向けの施設なので、中へ入ったことは一度もありませんが、子供の頃、札幌や室蘭(従兄妹が住んでいた)で通ったことのある、青少年科学館的な施設のようです。

 

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「文苑」という地名

2020-12-22 20:38:18 | 釧路&釧根地方

 

釧路市の郊外にある「文苑」というエリア。

他の地方から釧路に来た人は、音読みで「ぶんえん」と読んでしまいそうになりますが・・・、

 

 

正しくは、訓読みで「ふみぞの」と読む、釧路市内でも難読地名に分類されるエリアです。

そこで、どういう由来があるのか、ちょこっと調べてみました。

 

 

元々この辺りは、「愛国」エリアの一角だったそうですが、平成3年(1991年)1月に土地区画整理事業が始まった際、事業主体として「文苑土地区画整理事業組合」が発足したのが、「文苑」という地名の始まりだったそうです。

地名に使われている「苑」という漢字は、「ものを寄せ集めた所」という意味があるそうで、漢和辞典で用例を調べてみると、ズバリ「文苑(ぶんえん)」という言葉が掲載されていて、「文学者の世界・文壇」という意味であることが記されています。

この点について、地名の「文」は、昭和63年(1988年)にこの近くに設立された「釧路公立大学」という題額を念頭に置いたものだそうで、そう考えると、勉学に励む若者の集まりであるこの場所を、先述した「文苑」の意味になぞらえて、地名となることを見越して、区画整理事業組合の名前としたのではないかという考えも成り立つのかなと思います。

 

 

 

これが、その「釧路公立大学」。

この大学があるのは、「文苑」ではなく「芦野」というエリアで、また、この大学は経済学部だけの単科大学で、文学部は置かれていないのですが、「文」の文字が、この大学を念頭に置いていたということは、どうやら本当のようです。

 

ということで、地名の由来を書いた後で、昨日の記事の続き。

29年前の平成3年12月21日~22日にかけて、私は何をしにわざわざ釧路まで来ていたかと言うと、実は、この大学の前まで来ていました。

私は翌年の春、高校を卒業した後、豊平区にある「北海学園大学」に入学しましたが、平成3年12月の段階では、センター試験を経て、この大学を受験することを目標に据えていたので、当時はまだ「オープンキャンパス」なんてものはどこの大学でも行われていなかったけれど、受験勉強の息抜きとイメージ作りを兼ねて、ちょっと行ってみようと思い立って、はるばる釧路までやって来たという次第でした。

結果は、センター試験が散々な結果に終わったこともあり(それだけではないのだけど)、私大の中では第一志望だった「北海学園大学」に入学することになりましたが、29年前の今日、そういう目的で釧路に来ていたことは、毎年この時期になると思い出す出来事として、私の記憶に刻まれています。

 

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29年前

2020-12-21 18:45:49 | 釧路&釧根地方

 

 

JR釧路駅前に立つ「ホテルルートイン釧路」。

現在は、釧路駅前のランドマークとも言える施設が建っているけれど、以前、北大通が商店街として賑わっていた頃、ここには、「金市館」がありました。

「金市館」というと、北海道内では、札幌の狸小路にあった店舗を思い浮かべる方が多いと思いますが、釧路にも店舗があったんですね。

因みに、「金市館」という店舗は、平成元年(1989年)に企業合併により「ラルズストア」となっており、昨日の記事の最後で触れた、平成3年(1991年)の住宅地図にも、当然のことながら「ラルズストア」と表記されています。

 

 

ということで、昨日の記事の続き。

私は、平成14年(2002年)4月の人事異動で、一回目の釧路市民となりましたが(現在に至る二回目は、平成30年(2018年)の4月から)、それ以前にも何度か釧路に来ていたことがあり、その最初が、今から29年前、平成3年の今日12月21日だったのです。

この日は、夕方に到着する特急列車で釧路入りし、北大通を歩いた後に宿泊先へ向かったので、特に観光とかはしていないのだけど、そのときのことは割とよく覚えており、この場所にラルズストアがあったことも覚えていました。

そこで、図書館で見た住宅地図と当時の記憶をもとに、何か所か紹介します。

 

 

釧路市中央図書館が入居している複合ビル。

この一角には、前回私が住んでいたときは、「ベスト電器」がありましたが、平成3年当時は、まだ「ベスト電器」ではなく「YES」がありました。

29年前に来たとき、その「YES」に寄ったこともはっきり覚えていました。

「YES」って、今の若い人は知らないかな・・・。「Your Electronic Space」の略である大型電気店で、それ以前は「そうご電器」という社名でした。

高校時代の友人が、大学卒業後にここに入社し、札幌の「オーロラタウン」にあった店舗に勤務していて何度か顔を出したことがあったのだけど、今はどうしているのかな・・・。

 

 

 

先日頂いたコメントの中で、フォロワーさんのご友人のご実家が経営されていたというお店のことが触れられていたのですが、その方と同じ姓が冠されていたお店が、この角にありました。

フォロワーさんのご記憶の場所がここであるかどうかという確証はありませんが・・・。

隣のビルの1階には、以前耳鼻咽喉科があり、私が前回住んでいたときはかかりつけにしていました。

 

 

 

この場所は、アミューズメント施設の「スガイビル」がありました。

前回住んでいたとき、何度か入ったことがあったと思います。

 

 

 

現在も解体されずに残っている「丸ト北村」という商業施設の入っていたビル。

29年前もこの前は通っていたと思うのですが、そのときも含め、入ったことは一度もなかったと思います。

 

 

 

このマンションの場所には、かつて、「山下書店」という、地域に根差した本屋さんがありました。

ここは、29年前にも寄っていました。記憶があります。

 

 

 

北大通から一本中に入った所にある駐車場。

29年前はもとより、それ以降の記憶も全くないのだけど、ここには、東映系の劇場があったんだそうです。

ということは、懐かしい「東映まんがまつり」なんかも上映されていたのでしょうかね。

 

 

29年前は、北大通からそのまま宿泊先へ直行していたのだけど、街中以外の記憶としては、土曜日だったこの日、宿泊先で、当時大人気だったフジテレビの「たけし・逸見の平成教育委員会」を初めて見て(当時高校3年生で受験勉強をしていたこともあり、ゴールデンタイムのテレビ番組は殆ど見ていなかった)、生徒として、「仮面ライダー」の死神博士役などで知られた天本英世さんが出演されていたのに驚いたことを覚えています。

そんな、受験を間近に控えた大事な時期に、何しに来ていたのかと思われるかもしれませんが、それはまた明日の記事で。

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芝居小屋跡地

2020-12-19 16:06:36 | 釧路&釧根地方

 

北大通から一本繁華街へ入った所にある複合施設。

現在は、1階に「タリーズコーヒー」など幾つかの店舗が入っていますが、以前ここには、「ケンタッキー・フライド・チキン」の店舗が建っていました。

利用したことはなかったはずだけど、それは何となく記憶にありました。

で、更に時代を遡ると、この場所には、「末広座」という劇場(芝居小屋)があったのだそうです。

「末広座」は、明治24年(1891年)、成田三太郎という人物が、米町の「法華寺」の下に開業したもので、その後、「宝来座」「大黒座」と名称を変え、場所も転々とした後、大正3年(1914年)11月、この地に移転してきたとのことです。

その四年後、大正7年(1918年)の大火で焼失してしまったそうですが、当時、この周辺には小さな芝居小屋が散立していたそうで、その中にあって、「末広座」は、有名な役者の公演も行われるなど、特に人気の高い場所として知られていたそうです。

せっかくそういう歴史があるのだから、跡地であることを示す何かがあってもよさそうだなと思いますが、残念ながらそれらしいものはありません。

 

 

 

 

もう一つ、場所を変えて南大通方面の「浦見町」へ。

 

 

場所は↑なんだけど、ここにも以前、「釧路座」という芝居小屋があり、かの石川啄木が、短い釧路滞在期間中の明治41年(1908年)2月11日に、ここで演劇を鑑賞したということが日記に記されているそうです。

こちらも、跡地であることを示すものは何もありませんが、図書館で調べようとしても、詳しい歴史が分かるような資料には出会えませんでした。

「くしろ検定」で出題されるようなネタでもないけれど、とりあえず、そういう場所であるということで。

 

 

今日の釧路は日中も氷点下の真冬日でしたが、町ブラの最後は、中心部にある「ヤマダ電機」の2階にあるカフェで一休み。

ヤマダのポイントも使えるので、負担額0円で暖を取ってきました。

まだまだポイントに余裕があるので、今度はランチでも利用しようかなと思います。

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