満月が夜空に浮かんだきのう、満月の左下に影ができ始めたのは午後6時10分ごろだった。「部分食」は進み、その後、午後7時16分に月は赤胴色に染まった。太陽と地球と月が一直前上に並び、月が地球の影にすっぽりと隠れる。立冬が過ぎて夜空を見上げることはほとんどなくなったが、昨夜は晴れて天体ショーを観察することができた。
午後8時42分ごろまで皆既月食が観察できた。その後少しづつ月は元の姿と戻り始め、午後9時50分ごろには満月の姿に戻った。
天王星が月の後ろに隠れる「天王星食」も同時に起こり、「442年ぶりのダブル天体ショー」とメディアなどで話題になっていたが、残念ながら天王星食は肉眼では見ることができなかった。カメラで撮影も試みたが、これも断念。次に皆既月食を見ることができるのは「2025年9月8日」(国立天文台)となる。
(※写真・上は部分食=午後6時57分撮影、写真・下は皆既月食=午後7時38分撮影、いずれも金沢の自宅前から北の空)
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