JR函館本線の札幌~旭川間に初めて乗ったのは、第1次北海道遠征時(97年9月)に根室本線で富良野から滝川へ出て、滝川~旭川間でスーパーホワイトアローに乗った時だった。785系スーパーホワイトアローは在来線最速特急電車(最速はその当時は気動車のスーパー北斗だった)で、スピード狂の私は同列車に乗るのを楽しみにしていた。130km/hで疾駆する列車は滝川から旭川まであっという間に着いた。とはいえ、深川~旭川間の走りは案外で、函館本線にも線路条件が厳しいところがあるのかと妙に感心してしまった。第1次北海道遠征ではその後、上り急行利尻で函館本線旭川~札幌間を乗っている。また、特急に乗り足りないと言うことで、最終日に友人が札幌観光をしている間に、札幌~岩見沢間で781系ライラックと785系スーパーホワイトアローで往復している。
第2次北海道遠征(03年8月)でも同区間には乗車しているが、特急利尻では夜中に素通り、その折り返しのスーパー宗谷では旭川~滝川間のみ乗車と札旭間直通利用はあまりしていない。スーパー宗谷を滝川で降りて、新十津川まで小1時間ほどかけて歩いて、札沼線の乗り潰しをしたのはこのときだ。
第3次北海道遠征(04年12月)では札幌~岩見沢間で731系区間快速を利用している。この時は室蘭本線沼ノ端~岩見沢間の乗り潰しなどを目的に冬の北海道を初めて訪れている。防寒対策をこれでもかと言うほど施していったが、外に出なければ、車内や室内は暖房が異常に効いており、暑いとさえ思うような列車もあったのには驚いた。
第4次遠征(05年7月)では根室本線から富良野線に乗り継いで旭川に出て、旭川から増毛までの直通の留萌線列車で留萌線を制覇して、帰りに深川から札幌まで特急に乗っている。普通列車乗り放題の北海道&東日本パスを利用していたので、この区間だけは別途特急料金と運賃を支払って利用した。わざわざ特急を利用したのは普通の本数が少ない・・・と言うよりないということと札幌からはまなすに乗る前に一風呂浴びたかったから速い特急を利用した。
第5次北海道遠征(05年8月)では久しぶりに旭川~札幌間通しでスーパーホワイトアローを利用している。全区間ほぼフルノッチ運転という感じの走りを堪能した。07年10月には789系1000番台が投入され、スーパーホワイトアロー、ライラックの愛称が消え、スーパーカムイに統一される予定だ。30分毎に新しい特急が高速で結ぶことになる札旭間はさらに便利になるに違いない。その一方で同区間の輸送を支えてきた781系が姿を消すのは残念なところだ。