連日大ニュースになっている。朝日などは、他の事件はないのかというほど、金正日の記事ばかり。そして、その内容たるやほとんど既知のことであって、内容的に掘り下げたものでもなく、言ってみれば、識者に取材し、語らせ、座談会をやって、という具合で、独自の取材力を発揮したものは皆無である。
デカデカと写真をのせて、紙面を埋める。なんだかやっつけの紙面にみえて仕方がない。一般大衆にむけては、この程度でいいかとでも思っているのだろうか。
しばらく経たないと、金正雲の力量もわからないし、その立場も不明、国の中の、権力構造の矛盾も出てこないだろうという話になっている。泣き叫ぶ人々は、みんな丸々としており、飢えた、痩せた国民はでてこないから、国情の本当のところは、報道ではよくわからない。
独裁者達は、中東でも次々と追い落とされて、次の段階の姿はなかなか落ち着かないが、いずれ、こういう連中は、排除されていくのだろうとは思う。
しかし、どういう世界になるのがいいのかは、世界中が、暗中模索の状態で、「自由」を強調すれば、貧しい人々を犠牲にしても構わないという具合で、これでは、とてもいい世の中とはいえないだろう。
といって、すべて平等というのも、困難であり、人間らしい暮らしとはなんだろう、の課題は、まだとても解決しているとはいえない。目指す方向も、コンセンサスは得られていない。てんでに、バタバタしている感がある。
大量に難民が発生するなどの、大事件を恐れてのニュースの扱いなのだが、もしそうなればのシュミレーションなどしている風でもないし、オピニオンリーダーとしての役割をもとうとする意欲もないようだ。
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