剣道を続けて、91歳の人が、テレビに登場していた。子供達を指導しているのに、その言葉が、人生全般にかかわるような示唆に富んでいる。
間合いが大事だという。ビジネスだってそうだと、相手との間合いを考えなくてはうまくいかない。また、姿勢として引いたらダメという。確かに、引かずにまっすぐ前を向いていく姿は、潔くりっぱである。
ただし、実際の人生に応用するにあたっては、押すばかりではなく、引く場面もでてくるが、これもただ引くというのではなく、前を向く姿勢で引くということかもしれない。それこそ間合いである。
気分は気合は、前向きだが、戦いにおいては、融通無碍でありたい。引いているようにしかみえないが、実は、前向きといえばいいかもしれない。
人生終盤に差し掛かって、若い人と直接何事か話したりする機会は、まずないが、今日、不用品を外へ出していたら、通りすがりの赤ん坊を胸にだいている若いお母さんが、古い物が好きで、もらえないかという。
家が近いので、自転車で、ピストン往復するという。元気がいいのだ。会話のやりとりの間合いがすばらしい。古い物が好きという思いが伝わってくる。結局車で配達することなった。赤ちゃんを抱いた母親と、物と、近所のお宅まで送った。
若さ、素直さ、元気、日本は捨てたものではない。
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