競争することをしないと決めると、人間は、どうやら堕落して、いきいきしない動物のようである。だが、競争ばかりであると、ギスギスして、うるおいがない。これも塩梅ということだろう。
橋下市長は、どこを目指すのか。詳しいマニフェストは出さずに、大枠で白紙委任をとりつけ、国の機構を変えることで、「効率がよくなる。」と考えているようである。
カジノをいれたり、教師を監視して君が代を歌っているかどうかなど、点検するような市長は、それだけで、ひいてしまいそうになるが、ガバナンスを取り戻したいとするトライの手法とするなら、左程のことはないともみえる。
橋下市長には、多くの質問をぶつけて、その価値観の根底を聞きたいものだと思う。人間は、多様な考え方が可能であり、その世界を前提とするなら、どれが正しいともいえない側面がある。
今の時代では、とりあえずは、多様性をみとめながら、最大公約数を決めていくしかないだろう。その際に素数でないものを、素数とすることのないように監視しなければならない。
彼の考え方のコアは、どこにあるのか、注意深く観察していきたいと思う。
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