こころよりからだへ からだわがいとしきものよあいともにこのおもきつちけりてかなたへ
からだよりこころへ こころわがたのもしきものたづさえてはしりたたへむこのつちをこそ
この文言は、大阪長居公園の陸上競技場横にある大きなモニュメントに刻まれているものである。高さが20mはあるだろうか、一対になって、コンクリート造りの、変形四辺形が立っている。そのへりにある文言である。この大きな四辺形の競技場よりには、この四辺形と組みになって、半球の一対がある。
半球の内側には、落書きがあったりして、また、四辺形は、テニスの反射板のように子供達が使っている。だれもこの文言には注目していないようにみえる。
こころとからだの対話となっている文言。始めて気づいたときは、おどろいた。こんなに大きく書かれているのに気づかなかったこともあるが、やまとことばのこころとからだの対話になっている、そのセンスに感心したのである。しかし、話題になっているのを聞いたこともない。
最初に見たのは、そうとう以前になるが、そのときは、きちんと文言を覚えてはいなかったため、そのまま忘れてしまっていた。
昨日散歩をしていて、この文言のことを思い出し、文言を覚えて帰ると決心して、縁石にこしかけ、くりかえしとなえ、ながめ、記憶したものである。大阪在住の方は、いちどご覧になるといい。
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