北朝鮮の挑発的な様子は、何だろう。平和を求めての行動とは思えない。経済制裁をうけて、やっていけないからその打開策を探っているのか、それとも、金正恩体制を維持するためのことなのか、国内事情なのか、いずれにしても、挑発的な言辞の発信ぶりには、異様な感じが否めない。
そこには、彼らなりの、展望があるのだろう。世界を屈服させて、主張を実現しようというのだろうか。では、どう主張しているのか。マスコミはそれを言わない。脅しの現象ばかり伝えている。単純に、脅しだけの文言だけではないはずだろう。彼らの主張、論理を省略してはいけない。こういう報道姿勢は、感心できない。
中東、インドのこと。そして今朝の東京での刃物騒ぎ。社会の異常さが、あちこちで吹き出している。どこの国も、いろんな事情をかかえながら、社会を形成しているのだが、いま、問題点が噴出している感がある。
それらの問題の背景には何があるのか。これが重要である。インドの考えられないような事件は、実は、以前からあったようで、女性蔑視の傾向であるとか、治安維持体制のこと、法律の不備など、およそ考えられないほど、遅れた国情がある。
日本でのことでも、恐らくは、事件の背景には、人を人とは思わない連中の力の行使に、原因、効果があったのではないかである。事件には、背景となる事情がある。これを知らずに、解決はない。背景の事情、原因、にもっと目をむけなくてはならない。報道姿勢のなかに、ここでも不十分さが見られる。
理想的な状態というのは、簡単には作り出せないけれど、絶えざる改善をしていくことしかない。放置すれば、悲劇の連鎖をとめることはできない。どういう眼差しをもって、生きていくのか、それぞれにかせられた課題である。
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