空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

自民党の正体

2016年02月25日 10時16分47秒 | 思考試行

自民党は、いよいよ変な方向へとはっきり動いている。反省できるものなら、しなくてはならない。もちろん反省するだけでなく、その行動、考え方も変えなければならない。そもそも反省する気なんてないだろうが。

彼等の頭の中には、国民は、権力の支配下にある、「シモジモ」として、権力に奉仕しなければならない存在というイメージがあるのではないだろうか。

そのあらわれをあげるならば、放送電波をとめるぞ、の大臣発言である。放送法のもともとの、目的は、権力からの自由が大元にあるのに、むしろ放送事業者が自主的な倫理規定とされる条文を、根拠にして、権力の恣意的な圧力をかけようとするのである。

逆転する考え方である。現行憲法を変えるとして、憲法案をだしているが、その中に、なにがあるか。国民主権から「国家主権」的考え方を出してきている。

国民の生活を、中心に考えている公共の福祉を、ねじまげて、公益と入れ替える。公益とは、国、国家、権力機構などにつながる。国民の福祉から、国への奉仕へとかえようとするのである。

憲法を変えて、戦争をしない国から、する国へと変える。その企みの背景には、こうした価値観の逆転がある。弱者切り捨て、資本の尊重、儲け主義、がかくして生まれる。