空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

恐怖で支配はいつまで

2016年02月20日 12時03分53秒 | 思考試行

世代間で、「常識」は変わる。タレントのヒロミが、テレビで言っていた。先輩に誘われたら、デートの約束があったにしろ、素直にその誘いにのるのが当然で、断ることなんて考えられなかったという。

ところが、最近の若い人は、そうではないという。しばらく芸能界から外れて、ビジネスの世界にいたヒロミは、従業員に慰労の意味で、食事会をしたりしていたが、その飲み食いした翌日に、退職を切り出されたりする、そんなら、食事会の誘いにのらないはずだと思うのだが、それはそれ、これはこれと、区別するというのだ。

食事会の誘いは、嬉しいから、のるけれども、退職の話とは別だと考えているという。たしかに、阿吽の呼吸とか、長幼の序とか、そういうことは、伝わらなくなっている。

これは、ある意味「恐怖」からの自由ともいえる。しがらみや、もろもろの個人の意思をしばるものから自由なのだろう。功罪があって、その傾向でいいのかどうかは、時間がかかる。

北朝鮮では、粛清が続いているという。権力を背景に、従わないもの、その疑いを持たれるものは、殺してしまえば、後釜はいくらでもいるというわけだ。恐怖で、支配態勢を維持しているのである。

本当だとすれば、こんな馬鹿げたことが続くはずがない、と誰もが思うのだが、結構社会では普通のことではないのだろうか。その程度の人類社会であるということだ。富者は、貧者を食い荒らして平然としている。その仕組みを、ますます強化している。