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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

記者会見でオバマ大統領は、ある質問を無視した。

2009年11月14日 00時22分20秒 | 思考試行
記者会見の質問の冒頭、ある記者が代表で質問した。一人で、多くの項目にわたって質問をした。

その中で、日本に対する、原爆投下の理由について、どう考えるか、という意味の質問があった。アメリカの大統領に対しては、発せられたことのない質問ではないだろうか。

非核をいう大統領が、この質問に、どう答えるのか、たいへん注目したが、大統領は、結局こたえることをしなかった。この質問の存在を無視した。

そのこと自体、オバマ氏の、限界を示しているが、戦争を早く終わらせるためだった、というような従来からきくような回答だと、本当に非核の世界を目指すというのは、マユツバとなるし、あのアメリカが、では人類の悲劇であったと、反省する、というかといえば、そんなことは、間違っても言いそうにない。

デリケートな、回答を要求されるところである。だが、ここで毅然として、こたえてほしかった。

オバマ大統領は、人道的な立場で、真摯に仕事にとりくんでいる思っていたが、この質問に回答しなかったことで、かなりな程度割引をしなければならなくなった。

これが、現状である。平和とか、戦争反対とか、非核といっても、本当にどれだけ真剣なのか、この質問は、ポイントを見事についたといえる。

記者会見直後のNHKのニュースでも、オバマ大統領が質問に答えなかったことに触れるかどうか、注目したが、ここでも、触れなかった。ここに、マスコミの限界も見えた。

まだ、始ったばかりなのである。人類が、平和に暮らすためには、まだまだ、高いハードルがある。