デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

女川いのちの碑

2023-01-11 05:39:59 | デラシネ日誌
船溜池コースのウォーキング。あるポイントからここからも朝日が昇るのが見える。今日は雲が厚く、くっきりは見えなかったが、結構好きなところ。

池には渡り鳥は少ないが、鷺が一羽なにやら考えているように立ちすくんでいた。

運河にいるキンクロさんたちの泳ぐ姿がなんとも愛らしい。

会報つくりがそろそろ大詰め、校正とあとがき。発送リストも点検し、追加分などをつくって送る。
「青春の遺産」からメモをとる。明日英吉さんが下宿していたという谷中のお寺に行ってみようかとふと思いつく。
今月末にある石巻学プラスワンのチラシ原稿も作成。こちらもそろそろ広報活動しないと。
女川1000年後のいのちを守る会から、一昨年無事21基のいのちの碑を建て終えたという報告書が送られてきた。コロナのさなかで、自分もこの21基目の建立式には行くつもりではいたのだが、行けなかった。それにしてもよくぞここまで時間をかけて、成し遂げたものだと思う。
「石巻学」でも朝日の小野さんがその後の女川中学の生徒たちのことを追った記事を書いていたが、今回の報告書のなかにも書いてあったように、まだ終わっていない、みんな震災の傷を抱えながら生きている。報告書のなかで「この11年間、皆がそれぞれの苦しみを抱えながら、必死で生きていきました」という文を見て、ぐっときてしまった。
自分が「石巻学」をつくる原点となったのは、あの女川中学のあった丘に建ったいのちの碑の一号基を見たときだった。なんとか思いを伝えようという中学生たちの気持ちがビシビシ伝わり、自分も何かしなければと思った。
女川中学の生徒たちのいまをどこかで共有していくこと、大事にしたいと思う。
今日の「英雄たちの選択」は森鴎外。なかなか面白かった。そういえば、スタジオのセットが変わっていたな。平野啓一郎の死についてのコメント、死は中断なのだという言葉、なかなか心に響いた。最近自分もそんなことをぼんやり考えていた。
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