デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

をぐり最終回大団円

2023-01-21 05:46:22 | デラシネ日誌
9時から浜空掃除会。行ったときは正月飾りがすでにはずされていた。正月にはいってから、どなたかが何度か掃除をしてくれていると思う。そのためそこそこきれいなっているので、前回に引き続き脇にどかしてある落ち葉の山を窪地におとしこむ作戦を展開。ただ今日は風向きの影響で、何度ももとに戻ってしまう。茶話会には出席せずに、南部市場で買い物して、急いで帰る。妻は映画にでかけていた。慌ただしく着替えて、今日が最終回となる「をぐり」を聞きに、吉原へ。吉原や山谷散策はなかなか楽しかったが、この公演がなければこちらに来る用事もないので、今日が最後になるかもしれないということで、前に行けなかった樋口一葉記念館を見学。樋口一葉はさほど関心のある作家ではないが、入館料も300円だったので入ってみる。一葉の変遷をたどる構成なのだが、なかなかしっかりしたもの。

それにしてもお札になった顔はなんとなく貧相な感じがするが、作家になったのは、父や跡取りの兄が亡くなり、生活資を得るため、ずいぶん苦労していたようだ、24歳で亡くなってしまう。作品がかなり詳細にパネルにしてあるのだが、自分はまったく一葉は読んだことがないので、参考にはなった。ちょっと読んでもいいかも。たしか井上ひさしさんが、彼女の評伝戯曲を書いてたと思うが、井上さんはどこにひっかかったのか気になる。吉原の昔の写真や地図も興味深かった。

昼は、一度入った孤独のグルメに出ていた店と思ったが、また道に迷い、吉原界隈をウロウロ。ひとつわかったのはあちこちにある喫茶店は、どうやら女性を斡旋するところらしいということ。どういうシステムになっているのだろう。前回も入ったそば屋でランチ。孤独のグルメの店でカツ丼をと思っていたので、カツ丼セットを頼む。なかなか美味しかった。
いつもの馬鍋の店の二階へ。今日はほぼ満席、2回聞きそびれてしまったが、明らかに新しい客がほとんど。今日の聞きどころは、自分的には熊野までの道行と熊野での蘇生の場面だった、リズミカルで小気味がいい、ただ説経の山場は照手との再会の場面となるのだろう、蘇生の場面とくらべるとねちっこい。今日の政太夫の出来は非常に良かった、四回聞いたなかではベスト、特に三味線の切れがある伴奏が見事だった。なんとこの「をぐり」連続演奏会は、5月からまたはじめるという。聞きそびれた段が二段あるので、またきたい。そうすればまた吉原を散策できる。
帰りにちょっとだけ政太夫と桑野塾のことを打ち合わせ。できれば3月か4月にできればと思う。
帰り道、三ノ輪の駅を目指したはずなのだが、一本曲がるところを間違って、南千住に出てしまう。またやってしまった。
19時帰宅。
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