デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

モスクワ郊外の夕べ編 3 休養をかねて

2009-08-22 15:20:00 | お仕事日誌
なんとなく寝床でセルゲイがもぞもぞしているのに目が覚める。今日も3回トイレに起きた。なんとなく起きて、昨日出来なかったストレッチをしていると、セルゲイもストレッチをはじめる。彼もこれが毎日の習慣らしい。
メールをチェックしていると、サハのイワンからメール。写真がたくさん添付してある。何故かヤクート馬とかお姉ちゃんとか、意味不明の写真ばかり。一緒に見ていたセルゲイも大笑い、背景幕のデザインを送れと言ったのに、その素材を送ってきたわけだ。すぐにセルゲイがイワンに電話、デザインだよと念を押す。これで少しはわかってくれたかな、セルゲイも。イワンと自分のいままでのやりとりを・・・
決めかねていたのだがいまサンクトでやっているカスチュークの番組を見るために今晩サンクトに行くことにする。セルゲイも一緒に行くことになった。その旨を外国部のマリーナに連絡。では切符を買いに行こうと、トゥイチーとセルゲイの3人で、近くのカサーに向かう。10人ぐらい並んでいた。30分ぐらいしてもなかなかはかどらない。そのうち窓口付近でいい争い。誰が先に来ていたかということらしい。なんでも12時から昼食休憩に入るらしい。12時窓口のカーテンが閉められ、業務終了。トゥイチーが親切そうなおばさんに順番をとっておいてもらうように頼んで、いったん家に戻る。そしてまた13時ちょっと前に行くと、もう窓口が開いているから早く行きなさいと、さっき並んでいたおばさんに言われる。なんと行きの切符はあるのだが、帰りの切符は日曜の分は全部売り切れとのこと。ということでサンクト行きは諦める。今日の予定はこれでなくなったので、家の近くの生ビール量り売りの店でビールとサキイカを買う。そのうちにトゥイチーの携帯に、古い友人のAから電話、いま近くにいるという。ピックアップして家へ。昼飯はプロフ。ビールとウォッカを飲みながら、プロフを食べる。ちょっと食い過ぎかも。セルゲイといったん別れる。自分とAはトゥイチーの案内で近くのアルハンゲリスク庭園へ。途中金持ちたちが住んでいるという軽井沢のようなところを通る。ここにとんでもない広さのお城があった。3キロぐらい塀に囲まれて、ガードマンが見張り、遠くに館が見える。トゥイチーは誰が住んでいるのか何人もの人に聞いたけど誰も知らないという。20年もモスクワに住んでいるAの話では、このあたりはまったく何もなかったところで、驚くべき変貌であるという。
アルハンゲリスク庭園はエカテリーナ二世がモスクワに来たときのお城なのだが、なかなかいいところであった。サンクトの夏の宮殿のような建物がたち、なによりも広い庭園が気持ちいい。今日は土曜日ということもあり、たくさんの新婚さんが集まって、あちこちで「ゴーリカ」の声が聞こえる。かなり腹一杯になっていたのでちょうどいい食後の運動になった。でもまだ腹一杯。18時すぎに戻る。さすがに今日はもう夕食はいらないということになった。昨日撮影した映像をパソコンにコピーしようと悪戦苦闘するが出来ず。そのうちに世界陸上が始まるので、そのままテレビに釘付け。日本では早朝の放送なのでぜったい見れないのだが、今日やった全種目を見ることができる。男子棒高跳びのオージーが何回も飛んでいる他の選手をよそ目にわずか一回の跳躍で金メダル。女子ハンマー投げで世界記録を出した喜びにコーチのところに足を捻挫、そのあと一投もできずとか、一投ごとに記録を伸ばし、世界記録にあと一歩というところまで近づいたドイツの17歳の女の子の素晴らしい笑顔、日本があと一歩というところまでせまった男子400メートルリレーなどなど、久しぶりに陸上を堪能した。競技の終了と共に、床へつく。


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