日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
サルトリイバラに花が咲きました
春を探しに早春の山に行った時、サルトリイバラ の木を見つけました
サルトリイバラとは、国語辞典によると、
『サルトリイバラ科の蔓性の落葉低木。高さ1~2メートル。茎は節ごとに曲がり、とげがある。葉は卵円形。雌雄異株で、初夏に黄緑色の小花をつけ、実は熟すと赤い』とあり、
サルトリイバラ(=猿捕茨)という名前は、硬いトゲに猿もひっかかる・・というイメージからつけられたそうで、 猿が枝の棘にひっかかって捕獲されるというのが名の由来です
別名の山帰来という名前は、昔この実を毒消しとして使用していた頃、必要な時に山へ行き、実を食べて帰って来た・・・事から名づけられたそうです
サルトリイバラ は、草丈70〜350cmほどで、這うように伸び、茎は硬く、棘が所々に生えます
早春の茎は茶色です
茎は固く、節ごとにジグザグに曲がり、まばらに刺がありました
この刺は猿を捕らえるほど多くも強くもないと思われますが・・・いかがでしょう
むしろ巻きひげと同様に、ツル枝を他の木に引っかけながら這い上がるためと思えます
春の新芽は赤味を帯びます
前年の巻きひげが、葉柄の基とともに残っていました
花芽と葉芽の混芽
春を探してから約1ヶ月近く経ちました
前見たサルトリイバラはどうなったかなと先日見てきました
あの時の新芽は大きく育ち、茎も緑見を帯びて生命力を蓄えてきた感じになってました
サルトリイバラの葉は互生し、円形または広楕円形で先端が尖り、基部は円く、葉質は硬く表面には艶があり、3〜5本の葉脈がみられます
茎は緑色で堅く、力強く、地面から垂直に立ち上がって周囲のやぶをかき分けて生えてきたようです
これはサルトリイバラが、茎を巻き付けて大きくなるタイプでなく、葉柄からでる巻きひげでつかまって上に這い上がるせいでしょうか !?
サルトリイバラは雌雄異株で、4〜5月になると葉腋より散形花序(=茎先から幾本もの枝をだし先に1個づつ花がつく)を伸ばし、多数の花を付けます
花は透明感のある淡黄色で、花被片は6枚・先端が反り返っています・・・6枚のうち3枚はやや大きいです
雄花には雄しべが6本、雌花には子房が3室・柱頭が3本あります
陽射しの中で咲く花をアップしましたが、雄花、雌花の様子が小さい花のため分かりませんでした
10~11月頃紅い実が雌株につくでしょうから、その時株を確認して見よう
サルトリイバラの花言葉は、「 不屈の精神 」、「 元気になる 」、「 屈強 」 です
ニシキギの花が咲きました
連休も過ぎて、みどりの日も過ぎて、・・・とにかく緑が一杯の季節になりました
早朝ウォーキングの道すがら、大きなニシキギが緑色豊かになり、枝先に花が一杯咲いているのを見つけました
ニシキギは、「錦木」と書くくらい紅葉が見事で、モミジ・スズランノキと共に世界三大紅葉樹に数えられています
若芽が開き緑になって、花が咲くころのニシキギもなかなか綺麗です
しかし新緑の中の緑色の葉は、これがニシキギと中々見分けがつきません
ニシキギの若い枝では、表皮を突き破ってコルク質の2~4枚の翼(ヨク)がつくのが特徴で、見分ける事が出来ます
ニシキギの葉は対生し、葉身は倒卵形または長楕円形をし縁には鈍い鋸歯があります
枝葉は密に茂ります
初夏ともいえる今頃、あまり目立ちませんが、葉腋から房状の花序(集散花序)を伸ばし、淡緑色の小さな4弁の花が咲きます・・・花径は7mm位・花弁は巾広の楕円形をしています
ガクは4裂し、雄しべも4個あります
アップして見ると、何とも愛嬌のある表情をしています
新緑が深まる頃受精し出来た果実は、ほんとに目立ちません
形は径7mmほどのやや縦に長い球形をし、最初は赤褐色の種皮に包まれています
秋が深まり紅葉と共に果実は裂開し、朱色の仮種皮に包まれた種子を通常2個ぶら下げると、紅葉と共に目を引くようになります
ニシキギの別名は、枝にあるコルク質の羽が剃刀の刃に似ていることから、「剃刀の木」と呼ばれています
ニシキギの花言葉は、「深い愛情」「あなたの定め」「あなたの魅力を心に刻む」「危険な遊び」 です
花言葉の「刻む」や「危険」は剃刀の刃からの連想でしょうか!?
花言葉の「深い愛情」、「定め」とはどういうことなのでしょう
ニシキギ(錦木)という言葉を、国語辞典で調べると次の2つが記載されています
1.山野に自生するにしきぎ科の落葉低木。紅葉が美しいので染め木ともいわれている
2.奥州の伝説で、5色に彩った30cm程の長さの木で、昔、男性が恋する女性の家の戸口に夜毎に、この木を1本ずつ立てた
これは今のラブレターのようなもので、女性は同意するとそれを中にしまい、受けるつもりがない場合はそのまま放っておくが、男は更に加えて千本まで置くのだそうです
この伝説から花言葉は生まれたのでしょうかね・・・納得!?
紅い葉っぱのカナメモチに花が咲きました
最近、萌えるように紅い若葉の生け垣をよく見かけます
この樹はカナメモチといい、本州中部以南の暖地に生育し、樹高3m~9mに成長する常緑樹で、刈り込みに強く、よく枝分かれするので「生け垣の定番」となっているそうです
通常は緑葉で特徴のない木ですが、春と秋には枝先に光沢のある赤い新葉が出てとても綺麗です
生け垣にして刈りこみした後は、特に紅い葉の芽吹きがきれいで、赤い生垣があると云えばカナメモチの樹があるというほどトレードマークのような樹です
新葉の赤い色は成長すると緑色に変化していき、花はこの頃咲き出します
若葉が赤いのは、まだ柔らかくて葉緑素も十分に形成されていない若葉を陽射しの中の紫外線から守る為、葉の中の赤い色素「アントシアニン」が、サングラスのような働きをしているためと見られます
カナメモチの生け垣です (4月下旬撮影)
カナメモチの葉は、長さ5cm~10cmで両端のとがった長楕円形をしています
葉のふちに細かいギザギザがあり、表面には光沢があります
カナメモチはバラ科の常緑小高木です
紅い葉と緑に変容していく葉・・・花が咲き出しています
カナメモチは、5~6月頃、円錐花序に直径1cmほどの白色の5弁花が枝先に集まって咲きます・・・雄しべは20本あるというのですが・・・?です
花は若葉の綺麗さに目を奪われあまり綺麗という印象はありませんが、次第に葉色が緑になる頃咲き出すのはこれも虫たちを集める知恵なのでしょうか!?
尚、刈り込みをすると、紅い若芽がでます
このため葉を楽しむためにきれいに手入れをしている所では花を見る機会が少なくなります
秋になると、楕円形で直径5mmほどの果実が、赤く熟します
小さな赤紫色の実が木一面になる様子もなかなかきれいです
カナメモチの花言葉は、「 献身 」、「 賑やか 」 です
芝桜の花
もう時期遅れになってしまいましたかね
今年は私の住む町では市長選がありました
4月の末の選挙の日、近くの公会堂に一票入れに行きました
公会堂に行く途中のお宅の垣根の縁に植えられた芝桜が、珍しい花柄で咲いているのを見かけました
シバザクラ(芝桜)はハナシノブ科の常緑多年草で、別名をハナツメクサ(花詰草、花爪草)ともいいます
北米原産で、4・5月頃にサクラに似た形の淡桃、赤、薄紫、あるいは白色の花をもうせんを敷きつめたようにびっしりとつけます
葉形やその匍匐性などの草性から、芝桜と名付けられました
盛り上がるように咲く芝桜 (
芝桜の葉は、1cm程度と小さく披針形で硬く、枝分かれをよくし、地面を覆い尽くすように密生します
寒暑や乾燥に強く常緑のため芝生代わりに植えられ、最近は芝桜公園が各地に造られ観光名所となっています
白地と桃色の縞の花は、私はあまり見たことなかったので、珍しく感じましたが、友人に聞いたらいとも簡単に家でも咲いてると云われちゃいました
品種名を調べてみたら、「多摩の流れ」といい、白をベースにピンクの斑入り5枚の花びらが特徴と図鑑にありました
ちょっと変わったネーミングですが、何でこんな名前ができたのでしょう
富士芝桜公園、秩父羊山公園は、今の時期「多摩の流れ」が丘一杯に、見事に咲いているそうです
芝桜の花言葉は、「 臆病な心 」、「 忍耐 」、「 燃える恋 」、「 華やかな姿 」 です
芝桜の花言葉も随分変わっています
恋は臆病であり、忍耐が必要と云う事なのでしょうか!?
売れ残ったオーニソガラム・ダビウムの紹介
近所の花屋さんで、贈り物用にどうぞと一本だけ売れ残ったオーニソガラムが花開いた状態で売られていました
オーニソガラム はヨーロッパを原産地としたユリ(ヒヤシンス)科の植物で、別名をオオアマナと云います
原産地はヨーロッパですが、ヨーロッパ~西アジア、アフリカに約150種類が分布する球根植物で、各産地により耐寒種と半耐寒種に分けられ、繁殖力は旺盛で路地や花壇で育てやすいそうです
球根は秋植で春に開花し、夏休眠するタイプです
オーニソガラムの名の由来ははっきりしていませんが、ギリシア語のオルニス(鳥)とガラ(乳)からなっているといわれています・・・鳥のお乳なんてどう云う事でしょう!?
売られていたオーニソガラムは、半耐寒性種のオーニソガラム・ダビウムという品種です
オレンジ色の花を数輪~数10輪咲かせ、春先に鉢花でよく出回るようです
オーニソガラムは品種によって草姿がかなり異なっていますが、一般的にオーニソガラムの葉は細長く線形のものが多く、丈は20cm~60cmで球根から直接茎を伸ばします
長く伸びた花茎の先端に数輪から数十輪の花を咲かせ、花は6枚の花びらをもつ星形で、色は白や乳白色が多く、他に黄色、オレンジ色などがあります
一般的な花色は白だそうで、白いパラソル状の花がつく「ベツレヘムの星」とも呼ばれるウンベラツムというオ―ニソガラムは見てみたい花です
この花・ヨーロッパの地中海沿岸に分布し、草原や湿った土地に生え、高さは15~40cm、4月から6月ごろ、長い花茎を伸ばし、緩やかな総状花序に白い花を群生して咲かせるそうです
オーニソガラムは、5月3日の誕生花で、その花言葉は、「 潔白 」、「 純粋 」、「 無垢 」、「 才能 」 です
凛と咲くニワセキショウの花です
どんどん気温が上がってきています
二三日前から夏日となり、春が去ろうとしています
産直の花棚にびっしりならんだポットで花を咲かせた水色の花が、この暑さにとても似合っています
でも実はこの花・まだ寒さが残る半月以上前に、撮ったものです
しかも花の径は約2cmにも満たないほどの小さな花で、自然では土手や道端、草地で群生していなければあまり目に留まらないかもしれません
花の名は ニワセキショウ といい、アヤメ科の多年草で、北米原産の帰化植物です…明治20年ごろ渡来したそうです4がt
ニワセキショウの名は、葉がサトイモ科のセキショウ(石菖)に似ており庭によく出ると云う事由来しているそうです
花期は4月~6月だといいますから、野では今が時期なのかもしれません
花の色は、青紫、赤紫、白などあるそうで、パッチリした小さいながら、凛とした咲き方でとても好きになりました
花は、受精すると、一日でしぼんでしまうというのもなんか粋に感じます
ニワセキショウの花言葉は、「 きらめき 」 だそうですが、この言葉もとても気に入ってます
ナスタチューム ➝ 別名を、キンレンカ(金蓮花)と云います
先日買い物に産直を覗いた時、ポット植えの色鮮やかなナスタチュームが沢山並んで売られていました
ナスタチュームは南米原産のノウゼンハレン科の一年草で、別名をキンレンカ(金蓮花)と呼びます
ナスタチュームの名は辛味があることから、英語で「鼻が曲がる」の意味でつけられたようです
金蓮花の名は、花の色が黄色、橙色で花形はノウゼンカズラに似て、葉はハスに似ることからつけられたそうです
ナスタチューム・金蓮花はアンデス山脈などの熱帯高地生まれのため25度を越える暑さに弱く、寒さにもあまり強くはありません
葉はハスなどに似て円形で中央付近に葉柄がつき、花は左右相称、花弁が5枚あり、後ろに細長い漏斗状の距があってここに蜜がたまります
花びらの中にはひげのような突起があります
花色は暖色系が中心で、橙色、黄色、赤、ピンクで、矮性種、八重咲や斑入りなどの種類もあり多品種です
開花は5~6月、10~11月の2シーズンにまたがります
草丈は30cm~1mくらいあり、花径は5~7cmくらいです
ナスタチュームはハーブとも考えられ、花や若葉はビタミンCが豊富で、サラダなどに入れて食用にできるそうで、その味はわずかにクレソンを思わせる辛味があるそうですし、未熟の種子を塩漬けにしてケッパーの代りに使うこともできるのだそうです
ちっちゃな「ハエ」が、一匹花びらに留まっていました
ポッと、平和なひと時に見えました
ナスタチューム・金蓮花の花言葉は、「 愛国心 」、「 困難に打ち克つ 」、「 勝利 」 です
ヒメハナビシソウ(姫花菱草)の願い
今日の紹介は、産直でポット苗で売られていた小型のハナビシソウです
名札には、ヒメハナビシソウ(姫花菱草)とありました
ヒメハナビシソウは、カリフォルニア原産のケシ科ハナビシソウ属・一年草です・・・別名:カリフォルニアポピーともいいます
和名の由来は、花の形を家紋の「花菱」に見立てたもので、同属の花菱草(ハナビシソウ)に比べて矮性であることから「姫」の字が冠されました・・・流通名はミニチュア・サンデーともいわれます
草丈は10cm~20cmくらいで、茎は細くよく枝分かれし、葉は線状に細かく裂ける羽状複葉で、互い違いに生えています(=互生)・・・葉は灰白色を帯びています
ポットの中で咲くヒメハナビシソウ びっしり並んで、ミニガーデンになってました
ヒメハナビシソウは枝分かれをした茎先に、花径4cm~6cmくらいの大きな花をつけます…開花時期は4~6月です
ミニガーデンで咲いていたヒメハナビシソウは淡い黄色い花びらですが、一般的には橙色が基本だそうです
花色は他に白や赤色、桃色などのものもあるようです
花びらは4枚で、菱形をして、昼間は水平に開き、暗くなると閉じるのだそうです
沢山の雄しべと雌しべは1本で、花柱は4つに裂けています
ところで、カリフォルニアの原産地では春になると、ハナビシソウの花が辺り一面に咲き、オレンジ色に染まるほどの大群落を作るそうです
そしてこの黄金色の花が丘一面に咲き輝いているのを見たスペインの探検家たちは、この地を「黄金の西部」と呼んだそうです
私は「黄金の西武」とは、ゴールドラッシュで呼ばれた名前と思っていました
ヒメハナビシソウの花言葉は、「 希望 」、「 消える事のない想い 」、「 私を拒絶しないで 」、「 和解 」 です
知ってました!? "スイセンの花は、春の花です
随分暖かくなって、 今頃スイセンの花を載せるのはなんかおかしいようですが、結構今頃元気に咲いているのを見て、色々パチリ!!しました
スイセンはつい冬の花と思ってしまいがち?ですが、もしかして春の花だったりして・・・
スイセンはヒガンバナ科スイセン属で、ニホンズイセンやラッパズイセンなど色や形の異なる種や品種が多くあり、この属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいるようです
一般的にスイセンは多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多いようですが、品種改良で色々な花色花柄が作られ、花の時期も色々のようです
スイセンの園芸品種は1万品種以上もあり、年々その品種が殖えているそうですから、ちゃんとした名前は私にはちんぷんかんぷん・とても知るすべありません
スイセンの原種は花弁が細くねじれていたそうで、平たい花弁に改良するのに50年かかったそうです・・・原種系スイセンで、ペチコートスイセン というのがあります
その後、八重咲きなどの花容の品種改良、および、白と黄色以外の色を出すための品種改良がなされ、副花冠が赤、ピンクのものが加わってきたそうです
花容を区分けすると、大まかには次のように分けられるのだそうです
- ラッパ咲き : 副冠の長さが花弁の長さと同じかそれ以上のもの
- カップ咲き : 副冠の長さが花弁の長さより1/3より長く花弁全体より短いもの。
- 小カップ咲き : 副冠の長さが花弁の長さより1/3より短く花弁全体より短いもの。
- 八重咲き : 花弁や副冠が八重咲きになるもの。
- トリアンドロス咲き : 下向きに咲くもの。
- シクラメネウス咲き : 花弁がシクラメンの花のように反転するもの。
- スプリットコロナ咲き :副冠が1/3以上裂けているもの。
最近身近で見たスイセン花を見てください
先日群馬・中之条の奥・四万温泉を訪ねた際、四万川の河縁で咲いていた八重咲スイセンです
八重花自体は非常に古くから野生種もあって、園芸種としての起源は「芽条変異」と云われています
多弁化した八重咲品種は、大変豪華な花容です
ウォーキングで畑の隅に植えられた八重咲スイセンです
黄色と白がありました
真っ白な八重咲スイセンの姿は、スイセンとは思えぬほど豪華で、華麗です
説明が前後しますが、スイセンの花は、葉の間からつぼみをつけた花茎を伸ばし、成熟するとつぼみを覆っていた苞が破れ、花が開きます
典型的なスイセンの花には、雌蕊(しずい)が1本、雄蕊(ゆうずい)が6本あります
花びらは6枚に分かれ、中心に筒状の花びらを持っていますが、6枚に分かれている花びらのうち、外側3枚は萼(がく)で、内側3枚のみが花弁です
二つをあわせて花被片と呼び、中心にある筒状の部分は副花冠といいます
花被片・副花冠の形状と花の着き方により、品種が区分されます
八重咲以外のスイセンは、ラッパ型が最も普通です
これらはラッパスイセンと呼ばれています
ラッパスイセンは一茎一花(殆どそうですが…)で、副花冠が花被片(花弁)と同じかそれより長い品種のものを呼びます
ラッパスイセンの中で、一茎一花・副花冠が花被片(花弁)の3分の1以上あり、花被片より短い品種を大盃スイセンと呼びます
日本では春咲くスイセンとして、よく知られています
野辺で咲いていたラッパスイセンです (大型ですので大盃スイセンと見られます)
副花冠の大きさから小カップスイセンです
ラッパスイセンです
草丈10cmほどの小さなラッパスイセンが咲いていました
ミニチュアラッパスイセンという名のスイセンで、四万温泉を訪ねた折、咲いていました
スズランスイセンです
スズランスイセンの別名は「スノーフレーク」です
スイセンの名が冠せられていますが、スイセン属ではなく、スノーフレーク属です・・・スノーフレークの仲間に スノードロップ があります
スズランスイセンの開花時期は、3月初旬~4月末ころです
地中海沿岸が原産で、垂れ下がって咲く様子が花形もスズランに似ています
スノーフレークと云うのは、 ”小雪のかたまり”といった意味です
スズランスイセンの 花言葉は、 「 皆をひきつける魅力 」 です
オダマキの花・その2・・・これがオダマキの花なの!?
10日ほど前、群馬・妙義山「道の駅・妙義」で、珍しい花のオダマキ を見つけ紹介しましたが、数日前産直に買い物に行った折、そこの花棚で、更に珍しいオダマキの花を見つけました
日本独自のオダマキは5月から6月ごろ、花茎を伸ばして、長い距のある紫色の花を咲かせます
古くから栽培されてきており、いろいろ交配改良された園芸品種も数多くありますが、基本的には距(花の後ろに突き出した部分)のある花形がとても類似しています
西洋オダマキは北ヨーロッパからシベリアに広く分布し、花色が豊富で、ピンクからパープル、イエロー、ブルー、ホワイトにブラックまでと非常にさまざま、花形も大輪や八重咲きなどバリエーション豊富です
現在西洋オダマキと呼ばれるものは、ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリス(Aquilegia valgaris)と北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさすようになっているのだそうです
いかにも造形的で個性的な花姿が魅力的な西洋オダマキです
若緑色の長く伸びた距がとてもきれいです
本来西洋オダマキの和名ともいわれる「アクイレギア・ブルガリス」はヨーロッパ原産の多年草で、高さ30~50cm、(日本)オダマキに似ていますが、茎がまっすぐに伸びて10輪前後の青紫色の花がうつむいて咲く形の花だそうです
長く栽培されてきたため、白花や桃色、赤紫、黒紫色など花色の変異が豊富だそうですが、変異の中には変種として八重咲きのものもあり、更には同じ八重咲きでも、「距」のないタイプで八重咲きのクレマチスのような形の花を咲かせるものもあるようです
花棚で咲いている中で、とてもオダマキとは思えぬ花がありました
八重のクレマチスに似た花形です
いやダリヤ形かな
ともかくオダマキは、夢がある花ですね
もうフジの花が咲いています
もうフジの花が咲く季節になっているのですね
早朝ウォーキングで、コースを変え毎日注意深く花探しをしていますが、つい先だってまで気が付かなかった花を見つけました
アカシアの花はまさかまだ咲かないはずだけど思いながら、近づいてみて、フジの花だと分かりました
赤いツバキと競って、真っ白い花を開いていました
フジの花って云えば、紫色が多いけど、白の品種も結構最近見ます
朝日を浴びて輝いて見えました …近づいてアップしました
まだ咲き出したばかりの花姿は、何とも凛とし、暖かみの中に気品を感じました
フジの花言葉は、
「優しさ」 「歓迎」 「決して離れない」 「恋に酔う」
ヨーロッパでの花言葉は、「welcome(歓迎)」、「steadfast(確固たる、しっかりした、忠実な)」 です
朝のシラフジは、「希望」を私に思わせました
今、ハナカイドウがきれいに咲いています
やっとカイドウの花を紹介します
出かけた先の情報を早く教えてあげたいので、ついついあとまわしになっちゃって…
カイドウは、漢字で書くと『海棠』で、「棠」とは梨のことですから、「海外から来た梨」という意味になります
バラ科リンゴ属で、中国原産の落葉樹です
日本には江戸時代に入って来ました
花が綺麗なので、単にカイドウと呼ばず、ハナカイドウの名がよく知られており、ソメイヨシノが満開~散り始める頃に紅色の可憐な花を枝いっぱいに咲かせる春の代表花です
中国では古く牡丹と並び称されて人気の高い花で、美人の形容詞にハナカイドウといわれます
花びらは雄しべと雌しべを軽く包むような半開状態になり、完全に開きません
花の大きさは径4cm前後で一重から半八重で、長めの花茎を伸ばし垂れ下がるように花を付ける姿は個性的で、スイシカイドウ(垂糸海棠)の名もあります
花柄は3~6cmあって長く、1カ所から4~6個の花が垂れ下がり、時に先端がとがった針状の枝が形成されますが、このような枝の変形した棘は、この仲間の特徴の1つになっています
カイドウには果実ができたのを見たことがありませんが、まさか種ができないのでしょうか!?
『 海棠の眠りいまだ醒めず 』
といった言葉が有ります
この言葉は、「酔っ払い楊貴妃の姿を見て玄宗皇帝が言った」とされていますが、別説では、「まだ酔っているのか」という玄宗皇帝の問いに、楊貴妃が「海棠の眠りいまだ覚めず」答えたとも云われています
今では、この言葉は「美人がお起きたてのときに、まだ眠りから覚めきらずにうつろな感じでいる、艶かしい姿」の例えとして使われています
ついでに、この言葉から中国での別名では、海棠は眠花とも呼ばれます・・・これホント!!だよ
日本でも憂いを秘めた美人のことを、雨にぬれた海棠の花のようにうちしおれている可憐な様子だとして、『海棠の雨に濡れたる風情』と例えるそうです
カイドウの花言葉は、「 美人の眠り 」、「 艶麗 」、「 温和 」、「 妖麗 」 です
この花言葉は、酔って眠る楊貴妃の姿をカイドウの花にたとえた故事からつけられたのだといわれています・・・本当かな!?
ツバキの花が、一杯咲きました : 花言葉
すっかり暖かくなってきた感じです
近くの山がちょっぴり萌え始めました
早朝ウォーキングで見る花々も色々が咲き始め、にぎやかになっています
ちょっと盛りが過ぎて散りはじめてきていますが、今あっちこっちで咲き誇っているのはツバキです
ツバキの花は、古来から日本人にはもっともと云われるほど愛された照葉樹木です
常緑性の高木で、普通は樹高5~6m位ですが、長寿の樹で、樹高18m・幹回り径50cmにも達する巨木もあるそうです・・・京都龍安寺には室町時代のツバキが残っているそうです
ツバキ(椿)の樹皮はなめらかで灰白色で、時に細かな突起がまばらに出て枝はよくわかれます
葉は互生し、長楕円形から広楕円形、鋭尖頭(先端が突き出す)で、葉脚は広いくさび形、縁には鋸歯が並んでいます
葉質は厚くて表面につやがあり、濃緑色で裏面はやや色が薄いかんじです
花期は冬から春(12月~4月)にかけて咲きます
1月末からつい数日前までに出先で撮ったツバキの花を紹介します
お寺の境内で、咲いていたツバキです (2月初旬に撮りました)
ツバキの花は古くから品種改良が行われ、江戸時代には江戸の将軍や肥後、加賀などの大名、京都の公家などが園芸を好んだことから、庶民の間でも大いに流行し、たくさんの品種が作られたそうです
ツバキは万葉の時代から親しまれ、『日本書紀』において、その記録が残されています・・・その記録には、「椿」ではなく、「海石榴(ツバキ)」とあるそうです
『万葉集』において、ツバキの歌は9首あるようですが、サクラ、ウメといった材料的な題材と比較すると数は多くなく、室町時代に至って風雅を好む足利義政が明から「椿堆朱盆」、「椿尾長鳥堆朱盆」といった工芸品を数多く取りよせ、彫漆、螺鈿の題材としてツバキが散見されるようになりました
その後千利休などが、茶の湯にツバキを用い、茶道に重要な地位を占めるようになりました
ツバキが、ヨーロッパに渡ったのは18世紀だそうです
その評価は東洋的で端正な美しさだとして、「日本のバラ」という賛辞が捧げられています
19世紀、小デュマの原作小説に基づき書かれたオペラ・「椿姫」にも主人公の女性を象徴する花としてツバキが登場し、人生愛が奏でられています
今年出先で、一杯見たツバキの花を見てください
ツバキ全般の花言葉は、「 控えめな優しさ 」、「 誇り 」 です
ヨーロッパでの花言葉は、「admiration(敬愛、感嘆)」「perfection(完全、完璧)」 だそうです
真っ赤な八重ツバキです (2月中旬 お寺の境内です)
赤いツバキの花言葉は、「 控えめな素晴らしさ 」、「 気どらない優美さ 」、「 謙虚な美徳 」 です
ヨーロッパでの花言葉は、「You’re a flame in my heart(あなたは私の胸の中で炎のように輝く)」 だそうです
ピンク色のツバキの花言葉は、「 控えめな美 」、「 控えめな愛 」、「 慎み深い 」 です
ヨーロッパでの花言葉は、「longing(恋しく思う)」 だそうです
やや小型のピンクの八重ツバキ・・・ 近所の美容室の玄関で咲いていましたが、あまり似合うかな (3月中旬撮影)
ウォーキングで見つけた生け垣で咲く大柄で、華やかなツバキです 赤白混じった咲き分けになっていました
4月に入っての撮影です
白ツバキを、見つけました (3月中旬撮影)
白いツバキの花言葉は、「 完全なる美しさ 」、「 申し分のない魅力 」、「 至上の愛らしさ 」 です
ヨーロッパでの花言葉は、「adoration(愛慕、崇拝)」「loveliness(愛らしい)」 だそうです
ユスラウメが花開いて、春爛漫を知らせていました
早朝ウォーキングで、ちょびっと「桜」に似た花が咲いているのを見かけました
その木はユスラウメと云います
ユスラウメはバラ科、サクラ属だそうですから、「桜」に似ているわけです
中国が原産で、1~3mの樹高の落葉植物・寒さに強くて丈夫、比較的場所をとらず、熟した果実はおいしく食べられるので庭木や果樹として広く利用されています
ユスラウメの「ユスラ」は移植して楽しむという意味の朝鮮語の移徙楽(イサラ)が転じたものだとか、揺すったら果実が落ちるからなど諸説あります…ゆすったらぽろぽろ実は落ちるような軟な木ではないですね
花は「梅」の花に似ていることから、「ウメ」と名づけられたといわれています
中国名では桜桃、英名はコリアンチェリーと呼ばれます
ところで桜桃というと、日本では「サクランボ」のことを指しますが、中国では「サクランボ(中国オウトウ)」とユスラウメをひっくるめて指します
ちなみに日本では、ユスラウメを漢字では「山桃桜」「梅桃」と書きます
俳句では、「山桜桃(ゆすら)の花」は春の季語、「山桜桃(ゆすらうめ)」は夏の季語だそうですが、微妙な使い分けです
歩きの途中の道路で見かけたユスラウメです
ユスラウメの花は、暖かくなって葉の開く頃、葉の脇に短い花柄を出して白や淡い赤色の花が咲き、花びらは5枚で径2cm前後、枝を覆うようにたくさん付きます
花径は2~3cmで花びらは一重で重なりません
実は初夏になると、表面に微毛をもつ径1cmほどの球形の核果をつけます
6月頃熟した果実はツヤツヤしており、赤実は柄の短いサクランボのように見えます
4月28日の誕生花は、思い出の味は甘酸っぱいというユスラウメ(梅桃、山桃桜)だそうです
ユスラウメの花言葉は、「 郷愁 」、「 貴び 」、「 昔なつかしい赤い実の輝き 」 です
" ユキヤナギが満開に咲いています
桜が満開になってます
車で走りながら野山一帯が桜の花一杯になっています
早朝ウォーキングで、畑の縁ですが、遠目にチラホラ雪を冠ったように見える低木がありました
この頃は視力が落ちて、恥ずかしい話ですが、はっきりする識別能力が落ちました
桜の咲く時に雪があるはずはないと近づいてみると、真っ白に小花で咲くユキヤナギです
つい1ヶ月ほど前は、本当の大雪を被って花が開き始めていました
ユキヤナギ(雪柳)は、バラ科シモツケ属の落葉低木で、春に小さい白い花を咲かせるので、別名にコゴメバナ、コゴメヤナギなどと呼ばれます
パチリしたこのユキヤナギは、実は花数は少ないながら真冬にも咲いていました
あまり手を掛けられた様子はありませんが、丈夫な花で、公園や庭先でよく見かけます
そんな強健な花なのに、地域的には絶滅が危惧されているそうです
我が家でも玄関近くに植えていた時がありましたが、手を掛けな過ぎたせいかいつか消えてしまいました
大丈夫元気だからと過信はいけないなと、最近ユキヤナギを見ると思いだします
寺の境内で咲いていたユキヤナギ (向かって左奥の白花は桜です)
地面の際から枝がいく本にも枝垂れて、細く、ぎざぎざのある葉をつけ、花は、5弁で雪白の小さなものを枝全体につけています
花がいっぱい散ったあとの地面も雪がパラパラと積もったように見えます
ユキヤナギの花アップ
ユキヤナギの花言葉は、「 愛嬌 」 です
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