日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
孔雀草は、別名・クジャクアスターといいます
上信越道藤岡ICの道の駅ラランにある花の売り場で、孔雀草の名札が挿した花が売られていました
どことなく紫苑の花に似ています
孔雀草は別名・クジャクアスターといい、北アメリカ原産のキク科シオン属の多年草(1~2年草)です
昭和30年代に入ってきて、最近では花壇や切り花によく使われるようになっています
宿根アスターの園芸種だと思えます
分枝がよく株立ちし、草丈は40cm~1.2mになります
葉は披針形~倒披針形で互生しています
花期は7月~11月頃までで、花色は白、紅、紫、青、ピンクと各種です
色が色々なので、別名も幾つかあり、シロクジャクとか、木立ノコンギクと呼ばれます
「アスター」という名は、ギリシャ語の「aster(星)」という意味で、草姿を現し、一つ一つの花を星に見立てたものと考えられます
路上花売り場に並べられた 孔雀草の鉢花
孔雀草は草丈が大きくなるので、6月頃切り戻しをしておくと、茎の木化を防ぎ、丈も低く楽しむことができるそうです
株立ちし、長く伸びた茎は弓状に曲がり、数年経つと茎の下部は木質化します
葉は細く長線形で、花の時期には2cm位の小ぶりの野菊に似た優雅な花が咲きます
道の駅で咲いていたアスターのように、八重咲の花もあります
花数が多く独特の華やぎのある花で、水揚げもいいので切り花で喜ばれるようです
八重の孔雀草花 アップ !!です
孔雀草の 花言葉は、「 可憐 」、「 ひとめぼれ 」、「 いつも愉快(白) 」、「 飾り気のない人 」、「 思いで 」 です
何かあったか味のある花だなと思いました
イタドリは漢字では、「虎杖」、「疼取」と書きます
群馬・榛名山麓に先日秋探しをしてきました
渋川総合運動公園近くの雑木林で、イタドリが咲いているのを見つけました
イタドリの別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタンなど豊富です
またイタドリを漢字で書くと、「疼取」とか、「虎杖」と書きますが、これらの由来は、「疼取」が、「 疼(いた)みを取り去る効果があること 」、「虎杖」は、茎に虎の縞模様のような赤い斑紋が入るのを見立てたとされています
尚、イタドリは春芽出しした時、生食したり漬物にしたりと利用できます
若い茎は柔らかく、折り取るとポコンと音がし、かじると酸っぱいので、これが別名の由来になっています
イタドリは北海道西部以南の日本各地に分布し、朝鮮・中国・台湾にも分布するタデ科イタドリ属の多年草草本です
葉の付け根の部分は水平で、楕円形(➝長さ6~15cm)をして、葉腋から枝を出し互生しています
近縁種のオオイタドリは心形なので、ここで見分けることができます
イタドリは繁殖力が旺盛で、風に運ばれた種子は、アスファルトを突き破って芽を出して生長し、群生地ができるほどの爆発的に数を増やします
19世紀にイギリスに輸出された際、在来種を駆逐してしまう恐れがあることから、世界の侵略的外来種ワースト100に指定されました
イタドリは大きくなる多年生草本で、高さ2mになります
路傍や荒地までさまざまな場所に生育しますが、肥沃な場所ではより大きく生長し、枝分かれして枝先は垂れ下がって他の植物を駆逐するほどの旺盛な生活力を持っています
このような旺盛な生活力は太い地下茎のためであり、崩落地などでいち早く群落を形成します
マイ菜園にも近年生え始め今年は増えてきたので、除去法を考えねばと思い始めています
雑木林の中で、目立って咲いていた イタドリの花
イタドリは、雌雄異株・初秋から枝に小さな白い花が穂状に沢山つきます ・・・ 開花時期は7~10月です
雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見え、雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見えます
イタドリの花 アップです ・・・ 紅い茎が印象的です
イタドリを詠った句、歌がありました (ネットで見つけました)
「イタドリ(虎杖)」は仲春、「虎杖の花」は、夏の季語です
『 虎杖の 花やわびしき 水の音 』 佳兆 「よさむ」
『 幼な日の 酸味かなしき 虎杖よ 』 中村 苑子
『 虎杖を 折ればすぽんと 冥土かな 』 小倉 斑子
『 虎杖を 折る音山に 聴かれけり 』 曽我部介以
『 虎杖や 到来過ぎて 餅につく 』 一茶 「九番日記」
『 ほろ酸ゆくほろ青くさくイタドリの茎かむ此処はふるさとの野辺 』 鳥海昭子
ふるさとの野道でイタドリを見つけました。子どもの頃したようにひょいと茎を折って口に含むとほのかに酸っぱく青臭く、懐かしい風景がよみがえってくるのでした
『 鷲ひとつ石のうらべに彫りにけりそなたにあらき虎杖の花 』 北原白秋
『 霧の夜の哀れなりける月に似て青く曇れるいたどりの花 』 与謝野晶子
イタドリの白い花を見る2週間前、同じところで紅い色のイタドリが咲いていました
色違いのイタドリが同じような場所で咲いていましたが、時期によって咲く色が異なるのでしょうか!?
どうやら同種ですが、同じで草本ではなく品種が異なるようです
花色が紅色を帯びるものをベニイタドリ(紅虎杖)とも明月草と呼びます
ベニイタドリは在来の固有種で山野に生える多年草で、草丈50cm~2mになり、茎は太く中空で若い茎は紅紫色の斑点があります
花色は紅色で5裂し、花のあと雌花の外側の花被片3個は翼状に張り出し、そう果を包みます
ベニイタドリ
ベニイタドリの 咲き姿
ベニイタドリの花 アップ
イタドリの 花言葉は、「 回復 」、「 見かけによらない 」 です
イタドリは、あまりに繁殖力が強いので、世界の侵略的外来種ワースト100に指定されていますが、実は頼りがいのある植物です
根茎は生薬で、「虎杖根(こじょうこん)」といい、利尿、通経剤として薬用になりますし、山菜として食用になります
花言葉はそんなところから生まれた言葉なのでしょう
ネットで知ったのですが、イタドリでジャムがつくれるのだそうです
味は爽やかな酸味があって、パンに塗るだけでなく紅茶やお菓子に加えると美味しいと云います
また、肉料理の下味に使うと、肉が柔らかくなり、オリーブオイルや酢と混ぜればさっぱりした魚介サラダにぴったりのドレッシングも作れるそうです
作り方が紹介されていましたので、載せておきます・・・来年作ってみようかな
用意するもの : ● イタドリの新芽:10本 ● 水:大さじ2 ● キビ砂糖:イタドリの半分程度の分量 ● レモン汁:少々 ● 煮沸消毒したビンなどの保存容器:1個
作り方 : 1. ピーラーでイタドリの皮をむき、適当な大きさ切って筋をなるべく取り除く
2. イタドリを色が変わる程度にさっとゆでて、1時間ほど水にさらす
3. 水気をよく切り、水と一緒にミキサーに入れてペースト状にする
4. ペーストを鍋に入れて砂糖、レモン汁を加え、アクをとりながら、弱火で好みの固さになるまで煮つめる
5. 煮沸したガラス容器に入れて冷ます
シコンノボタン・コートダジュールが咲き始めました
昨日に続いて・・・
産直の花棚にあった真っ白く優美に咲くサギソウを紹介しましたが、その隣には、 濃青紫色の妖艶ともいえる花が咲いていました
花の名は、コートダジュールとありました
コートダジュールはブラジル原産のシコンノボタンの園芸品種です
耐寒性があり、暖地で降霜がなければ屋外で植栽できるノボタン科シコンノボタン属の常緑小低木です
木高が1~3mほどになり、園芸種の中でも、花ツキが優れていると云われるところから、公園や街路フェンス、鉢仕立にと幅広く利用されてきているそうです
シコンノボタンの開花は9~11月で、9月に入ると共に園芸店やホームセンターの店頭にシコンノボタンの鉢植えが必ずといってもいいように並びます
産直の花棚に並んでいた シコンノボタン・コートダジュール
シコンノボタンの花は深みのある濃青紫色で、長期間次々に花開きます ・・・ 名前の「しこん」は「紫紺」で、鮮やかな濃紫色の意味です
花径は5~8cm、小枝の先に光沢を帯びるビロードのような感じで花びらを拡げた様子は、妖艶な感じさえ与えます
シコンボタンの葉は狭楕円形で、葉脈が目立って見えます
花弁は5枚、濃い青紫色の花びら中央から、くねくねと曲がった形の雄しべが長く伸びています
雄しべは10本・そのうちの5本が長く、葯(=やく➝雄しべの花粉を入れる袋)の部分が、カギ釣り針のように曲がっています
この様子から、別名でブラジリアン・スパイダーフラワーとも呼ばれます
花は一日花・朝咲いて翌日には散ってしまいます
シコンノボタンの 花
シコンノボタンの花アップ ( 中央の太めのJ状蕊(しべ)は雌しべです )
シコンノボタンの 花言葉は、「 平静 」、「 謙虚な輝き 」、「 落ち着き 」、「 ひたむきな愛情 」 です
ウド&タラノキの花
先だって、群馬・榛名方面に秋の様子を見に行って来ました
伊香保温泉近くを走っていたら 、周りの林間に、ウドやタラノキが花開いているのを見かけました
来年の春には山菜取りに来れるかなと秘かに思いながら・・・、車を停め、花の様子をパチリ!! してきました
まずウド(➝漢字で書くと、独活)・ウドは、ウコギ科タラノキ属の多年草です ・・・ 因みにタラノキは木本ですから、ウドは古名ではツチタラと呼ばれました
ウドの和名の由来は、「埋(ウズ)」から転じたもので、土の中の芽を食べることからきています ・・・ 若い出たての茎は独特の香りと苦みがあり、天ぷらには最高です
漢字の「うど(独活)」の由来は成長した茎が中空なところから「宇登呂(うどろ)」と呼ばれ、そこから「ウド」に転訛したという説が知られています
春に芽吹き、夏にかけて成長して小さな白い花を沢山付け、秋に直径3mmほどの黒色の液果になります
俳句では、「独活」が春の季語、「独活の花」が夏の季語です
道路沿いの林間に分け入り、パチリ!!したウドの花
ウドは山野に広く自生し、高さ2m程に大きくなるが、草本です
古くから山菜として知られ、出雲風土記にツチタラ(独活)として出ているそうですが、文化的には万葉集にも出ていないそうです・・・ウドの大木とは呼ばれています
芭蕉の詠んだ句を見つけました
「 雲間より 薄紫の 芽独活かな 」 ( くもまより うすむらさき めうどかな )
ウドの葉は、大形の2回奇数羽状複葉で、互生します ・・・ 奇数羽状複葉とは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成されるもののことを言います
小葉の形は卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があります
ウドの花軸は、1m以上も長く伸び出すこともあり、総状に伸び出した茎先に球状の散房花序を出し、淡い緑白色をした小さな花を沢山つけます
花軸先端の花序につくのは両性花で、それ以外の下方の花序は全て雌性花がつきます
両性花は花径3mmほどで、花弁5、オシベ5で、多数集まって全体で直径2.5cmほどの球状になります
雌性花はやや縦長の球形で、先端の花柱5は長さ1mmほどです
ネットでこんな句を見つけました
「 峠道 白き火花か 独活の花 」 ( とうげみち しろきひばなか うどのはな )
ウドの花
ウドの花
ウドの 花言葉は、 「 健康美 」、「 柔軟性 」 です
ウドの木に混じって、タラノキが花をつけていました
タラノキはウコギ科タラノキ属で、北海道から九州に分布している落葉小高木です
伐採跡地、崩壊地などに育成し、きわめて生長の早い樹種です
樹高は5m位になるものもあり、樹齢はそれほど長くは無く10~20年位で次第に枯れてしまいます ・・・ マイ菜園に植えてあるタラノキは6年で枯れてしまいました
タラノキは、「山菜の王者」と言われており、新芽はタラ芽といって山菜のなかでもよく知られています
早めに枯れたのは、つい芽を採りすぎたためかもしれません
タラの芽は、山のバターと呼ばれるぐらい多くの油脂、タンパクを含んでおり、栄養的にも価値高く、油やマーガリンで炒め、塩やコショウで食べると美味しく食べられます
樹皮を煎じたものは、糖尿病や腎臓病、高血圧症などに薬効がある生薬としても知られています
また生長が早いことから、材は軽くて柔らかく、下駄や杓子等の材料として利用されるそうですが、左程に太い木に生れると思えませんから利用価値は広いとは思えません
タラノキの花咲く様子 ( 幹には棘が見られます )
タラノキは茎など全体に鋭い棘があります
茎はあまり分岐はせず、先端に新芽(タラの芽)を出し、その芽は長さ1m位になる2回羽状複葉の葉になります
葉軸には5~9対の小羽軸が間隔をあけてつき、その小羽軸には7対前後の小葉がつきます
小葉は変化が大きいが、大きいものでは長さ12cmほどにもなって先が細長く伸びています
小葉の上面には粗い毛が散生し縁には鋸歯があります
年数を重ねた樹幹には不規則な鋭い刺が全体に出て扱いにくい芽を採取する時は大変です ・・・ 鋭い刺は高さ4mmほどもあります
タラノキの花期は8月~9月頃で、長大な葉の上、茎頂に大きな花序となって広がります
花序は全体の長さ50cmにもなる大きな散形花序となって展開します
上部の枝には両性花の小花序が、多くは下部には雄花の小花序がつきます
花序の軸と小花柄には毛・小刺が密生し、高さ2mmほどのガク筒は無毛です
両性花は花径5mmほどの大きさで、白い5弁花に5個の雄しべが突き出しています
花柄が一箇所から放射状に出し、円を描くように数多く固まって付いています
10月~11月頃には、果実は黒紫色に熟します
花には蜜がたっぷりあるのか多くの虫たちが集まってきます
タラノキの花
タラノキの花
タラノキの 花言葉は、 「 強い態度 」、「 他を寄せつけない 」 です
この花言葉はタラノキの幹にある鋭い棘がある事からついたのでしょうね
アンゲロニアの花をよく見かけます
このところあちこちの花屋さんやスーパーの花棚で、花の咲いたアンゲロニアのポットをよく見かけます
別名をエンジェルラベンダーともサマースナップドラゴンとも云います ・・・ 「スナップドラゴン」とはキンギョソウの事です
ゴマノハグサ科アンゲロニア属で、原産地は中米、西インド諸島の為、耐寒性はあまりなく、通常は1年草扱いです
四季咲き性が強く、20℃を保つことができれば周年開花する多年草です
草丈は30cm~1mになり、高温多湿に強く、日本の気候にマッチしているので、夏花壇に人気の花になっているそうです
スーパーの花棚で、咲き競うアンゲロニア
アンゲロニアの葉は披針形で、向かい合って生えます・・・(対生)
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があります
花期は5~10月と永く、花色も豊富な上、挿し木でも増やせ、日本の高温多湿気候によく合っているので、前記しましたが夏花壇には欠かせない植物になっているそうです
株が大きくなると見ごたえあって豪華です
白花アンゲロニア
赤紫のアンゲロニア
アンゲロニアの花色は 白、ピンク、紫、青色など、豊富で口を大きく開けたような花姿がなんとも愛嬌があります
花径は1cmくらい、たくさんの花がつきます
花冠は5つに裂け、喉の部分には模様が入っています
花はよい香りがします
アンゲロニアの「口を開けたような花姿」はどこかで見たような気がしていましたが、ふと生と死を語った「ムンク」の絵画・『叫び』の顔を思い出しこれだと思いました
尚、『叫び』の顔は、男が「叫んでいる顔」ではなく、男が「叫びに耐えかねて耳を押さえている」様なのだそうです
『叫び』は、「自然をつらぬく、けたたましい、終わりのない叫び」で、生の不安を象徴していると云われます
ムンクの『叫び』の中の顔(?)が沢山あります ・・・ アンゲロニアの顔は不安顔ではなく明るい顔に見えます
アンゲロニアの 花言葉は、「 過去の恋人 」、「 片思いの恋 」、「 可憐な恋 」 です
サルスベリは、漢字で書くと百日紅と書きます
お彼岸近くになって、サルスベリの花も終わりに近づいてきました
サルスベリはミソハギ科の落葉中高木で、中国南部を原産とする夏を代表する花木の一つです
花は夏の盛りから10月ころまで100日間咲き続けることから漢名である「ヒャクジツコウ(百日紅)」とも呼ばれています
百日紅の名は、原産国である中国で、恋人と百日後に逢う事を約束した女性にまつわる話に由来していると云われます
伝説によると、その女性は約束の日を迎える前に他界してしまい、その後に咲いた花が百日紅だったとか・・・
サルスベリは春に伸びた枝の先端に花を咲かせます
サルスベリの呼び名は、樹皮のはがれた部分がつるつるしているところから、「猿も滑って落ちる→猿滑り」というのが、名前の由来とされています
うどんこ病にかかりやすいことを除けば、強健で栽培しやすいので、庭木の他、公園樹などにも広く利用されます
花色は白、ピンク、紅、紅紫などがあります
近くのお寺の境内で咲いていた紅白のサルスベリ
枝先に円錐花序(花序の枝が枝分かれし、全体が円錐状に見える)をつけた花は、花序のつけ根のほうから咲き始め、次第に先まで花を開きます
花つきは美しく華麗で枝先に群がって咲いて見えます
1つ1つの花は、花びらは6枚でフリルがかって縮れており、萼は筒状で6つに裂けています
花径は3~4cmくらい
中心には40本ほどの黄色い雄しべが固まって付きます
果実は丸い果で、種子には翼があります
紅色の サルスベリ
紅色の サルスベリの花 アップ
白花サルスベリ
白花サルスベリ アップ
白赤まだら色のサルスベリ
まだら色のサルスベリの花 アップ
サルスベリの 花言葉は、「 あなたを信じる 」、「 雄弁 」、「 愛敬 」、「 活動 」、「 世話好き 」、「 潔白 」、「 不用意 」 です
サルスベリの花言葉は、花のイメージよりも木全体のイメージに由来するものが多いようです
因みに、「あなたを信じる」は、中国で百日後に逢う約束をした女性に由来するようです
「雄弁」、「愛嬌」は、細い枝の先に鮮やかな花を咲かせ、風に揺れる姿を、イキイキと話す様子・明るい態度にたとえたもののようです
リコリスの花が綺麗です
産直の花棚で、鉢植えされたリコリスが、綺麗に花を咲かせていました
リコリスは日本・中国~ミャンマー原産の球根植物で、ヒガンバナ科リコリス属・この属は種類が多く、早咲き種類は7月から、遅い種類では10月から開花します
ヒガンバナ科リコリス属を総称してリコリスと呼んでいます ・・・リコリス(Lycoris)は、ギリシャ神話の「海の女神」をいいます
リコリスは花茎の先に5~10個の小さな花を放射状に付け、花びらが外側に反り返り、長い雄しべと雌しべが目立つ優雅な花です
別名は沢山あり、「ナツズイセン」・「ヒガンバナ」・「マンジュシャゲ」・「ショウキズイセン」・「クラスターアマリリス」・「ハリケーンリリー」等々です
これらの呼び名はリコリスのそれぞれの品種名のようです
お彼岸の頃、秋に出葉するのは鮮赤色の箒火のような花を咲かせるのは「ヒガンバナ(「曼珠沙華)」、白花は「シロバナマンジュシャゲ」、黄花種は「ショウキズイセン」です
春に出葉する寒地向けの種類として、藤桃色のリコリスは「夏水仙」、淡桃色の「リコリス・インカルナータ」、紫桃色で花びら先端が青味を帯びるリコリスは「リコリス・スプレングリー」、黄橙色の花を咲かせるのは、「キツネノカミソリ」と呼びます
花棚のリコリスの品種名は分かりませんが、花色は黄白色と真っ白い花びらのリコリスでした
黄花リコリス ・・・ これ 「ショウキズイセン」 !?
アップした キバナリコレス
淡い黄白色の細身の花は幻想的に見えました
リコリスは全草にアルカイドを含む有毒植物で、誤食するとまれに死に至ることもあります
逆に薬用の効果もあり、鱗茎の毒を除けば、今の日本では考えられませんが飢饉の際の救荒植物として昔は畔などに植えていたとされます
そんな事から日本ではあまりイメージとしては良くなかったのですが、最近は欧米のリコリスに対する人気が高まり、それと共に観賞価値が見直されてきているようです
花色も最近はとても豊富に出回り、真っ赤なヒガンバナだけだった印象が、私の中でも変わってきました
真っ白な花色のリコリス
秋の彼岸のころ、あぜ道などに群生して咲く赤色のヒガンバナ(マンジュシャゲ )は日本の秋の代表花です
園芸品種のリコリスの花が増えて来て、あぜ道で多く咲くようになったら、日本の秋がぐんとカラフルになって楽しみです
白花リコリスの アップ ・・・ 清純な色合いですが、ちょっと妖艶さもあるように見えました
リコリスの 花言葉は、「情熱」、「独立」、「再会」、「あきらめ」、「転生」、「悲しい思い出」、「想うはあなた一人」、「また会う日を楽しみに」 です
今まではお彼岸時に咲く花として彼岸花・リコリスを見ていましたが、色々な花姿のリコリスが見られたら花言葉もイメージが変わってくるでしょう
花言葉の「転生」や「悲しき思い出」は、「情熱」、「希望」などの言葉になるかもしれません
ジニアって百日草のことです
毎年マイ菜園にヒャクニチソウ(百日草)を植えています
百日草はキク科の1年草で、学名をジニアと云い、別名として、最近花屋さんではこの名で売られています
メキシコ原産で、観賞用として花壇などによく栽培されています
その名は、開花期間が永く「百日」は咲くと云われるところからついた名前ですが、夏から秋(➝5~10月)にかけて枝の先端に花の色と形の多彩な頭花を咲かせます
そんな花の寿命の永さから、マイ菜園の百日草はいつも墓参時の仏花として重宝しています
今年はマイ菜園の百日草は草に負けて、あまり育ちませんでした
先日花屋さんで沢山のポットで咲いている百日草がありパチリ!!しました
ジニアと名付けられた花達
ジニアとは、ドイツの植物学者、ヨハン・ゴットフリート・ツィン(J. G. Zinn)の名前に因んでいます
百日草は和名です
日本には江戸末期に入ってきて、栽培や品種改良が盛んになったのは戦後です
入ってきた時は「長久草」とも呼ばれていたそうです
英名はコモン・ジニア(common zinnia)もしくはユース・アンド・オールド・エイジ(youth and old age)とも呼ばれます
どれも長命な花の意味だと思うのですが、(youth and old age)とは直訳すると、「青年と老人」ということになりますがどう云う事でしょう・・・?
一つの花は、2週間ほどで散りますが、次々新しい花が咲き色々な花色を長く楽しませてくれるそんな意味を表しているのだと解説を見つけましたが、う~ん苦しくないか!?
最もポピュラーな園芸品種は、ジニア・エレガンスで、「百日草」の名前でなじみです
野生種は一重咲きのものが多く18世紀ヨーロッパに導入された当初はさほど積極的に栽培・育種がされませんでしたが、19世紀になって八重咲きの品種が発見されてから様々な品種がつくられるようになり、20世紀になってからは個性的な品種が数多く作られています
草丈は高性種で1m、矮性種(丈の低い種)は20cmほどで、葉は長卵形で対生し茎を抱きます
花棚に置かれたポットの花はほとんど矮性種です
園芸品種の花色は豊富で赤、ピンク、黄色、白、変わったところでは緑色の花を咲かせる「グリーン・エンビ」や絞り咲きなどがあるそうですが見てみたいです
花の大きさでは、巨大輪種(径12cm以上)、大輪種(10cm前後)、中輪種(7cm前後)、小輪種(5cm以下)に分けられます
花形では、ダリア咲き(➝やや幅の広いヘラ状の花びらが何枚も重なり、整った形をしている)、カクタス咲き(➝寄り合わせたような細長い花びらがたくさん付く)、ポンポン咲き(➝小さな花弁がたくさん重なって半球状に盛り上がる)などに分けられます
小輪種の白花ジニア
色々に咲く中輪種ジニア
ジニアは、和名・「百日草」の名にたがわず、日光にしっかり当てて、水を切らさないようにすれば、長く楽しめます
生育が早く、直射日光にも強いので、マイ菜園で育てるのには私向きなのですが、苦手の草取りがちゃんとできないのがダメですね
花が一通り咲いた頃に、地上から三節ほど残して、ばっさりと刈ると、脇芽が出てきて、更に大きな株になります
中輪種・カクタス咲きのジニア ・・・ 輝くような朱色の花です
ジニア(百日草)の 花言葉は、 「 別れた友への思い 」、「 高貴な心 」 、「 いつまでも変わらぬ心 」 です
ネットでみたのですが、「別れの言葉に添える」のが粋な花が7つあるそうです
花によって、自らの想いを伝えるのだそうです
7つの添える粋な花とは、「 アスター 」、「 シオン 」、「 スイートピー 」、「 ミヤコワスレ 」、「 ワスレナグサ 」、「 ネモフィラ 」、そして 「 ジニア 」 です
トレニアの花が盛りです ・・・ 別名はハナウリクサともいいます
あちらこちらの花棚で、今よく見かけるのはトレニアの花姿です
トレニアは東南アジア、アフリカ原産で、ゴマノハグサ科の春まき秋咲きの一年草で、 緑色のつぼみから、可愛らしい花をたくさん咲かせます
葉は明るめで比較的小さく、夏の花としては暑苦しさはありません
草丈は20~30cmになり、葉は卵形で、互生し、自然と分枝し、こんもりと茂って咲きます
摘芯を随時してやると、更に枝が増え花ツキもよくなって、目立ちます
暑さや湿気に強く花数も減らないので夏のガーデン素材にぴったりです
最近はほふく性の品種も注目されていますが、株はまとまりづらくアレンジ的には少し難しい存在です
トレニアは1年草ですから、発芽して1年以内に花が咲き、枯れてしまいます
花の時期は6~10月で、花色はピンク、黄色、紫、青紫、白など沢山あります
別名はハナウリクサといいます
トレニアの花
トレニアの茎は4稜で細毛が生え、葉は対生し長さ4~7cmの卵形で、先が尖り、葉脈が良く目立ち縁に鋸歯があります
花は筒状で5深裂し、花冠の直径約3cmで葉腋に1個ずつつけます
側弁と唇弁の先は各品種色、唇弁の中央に黄色の班が入っています
こぼれ種が成育するのか、同じ場所に3年ほど前から見られ、温暖な当地では11月に入っても、今を盛りと咲き誇ります
花はトランペット形の各色2色づかいで、下唇の基部に濃黄色の斑点があり、この花特有の唇の形に似た愛らしい花を咲かせます
トレニアの花
トレニアの花は 雌しべの先端は2つに分かれ、そこに触れると閉じてしまう変わった性質があります
色は淡青色と濃青色、白とピンク、白と青紫などの2色づかいと色々組み合わさっています
トレニアは、前記しましたが、冬には枯れ、翌年こぼれダネで殖え、一度植えれば手間いらずといえます
花は花径15mmから20mmくらいの唇形の花をつけます
トレニアの花アップ
トレニアの 花言葉は、「 温和 」、「 可憐 」、「 愛嬌 」、「 ひらめき 」、「 魅力的なあなた 」 です
トレニアの花言葉の中で、「ひらめき」はどうして生まれたのでしょう
「ひらめき」の由来は、トレニアの雌しべにあるようです
トレニアの雌しべの先端は二つにわかれており、そこに触れると閉じると云う鋭敏な性質があり、「鋭敏な花」という連想から来たと考えられます
さわやか感じのルリマツリの花
立秋が過ぎましたが、 毎日まだまだ暑さが続いています
先だって産直の花棚で、爽やかな感じで咲くルリマツリの花を見かけました
ルリマツリは南アフリカ原産・イソマツ科の常緑低木です
背丈は30cm~1m以上になる半つる性です
ルリマツリの名は、花がジャスミンの仲間のマツリカ(茉莉花)に似て、瑠璃色をしていることから名づけられたようです
ルリマツリの鉢植え ・・・ 周囲の緑の中で目立ってました
ルリマツリの花は、晩春から秋(5月末~11月)にかけて、青い花が次々と小さな房になって咲きます
葉は長い楕円形で、互生し、株は斜め上~横に広がるように伸びます
葉の形は葉先が丸く、縁は波打っています
ルリマツリの花アップ
ルリマツリは、枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、花を頂部に固めて咲かせ、手まり状に咲かせます
ランタナやペンタス同様、寄せ植えや花壇用の苗が安価に出回るようになり、当鉢も300円ほどでお得のようでした
ルリマツリの花は、暑い夏咲く花の中では涼しげな花色が魅力です
しかし、残念ながら暑い時期の開花は多くを望めません
花形は、花冠が漏斗状で、先が5つに裂けて横に開いています ・・・ 花径2cm位です
花が咲き終わると、筒状の萼(がく)の周りの腺毛からだした粘液で、種子がついて別の場所に運んでもらうようになります
ルリマツリの花 アップ
ルリマツリ(瑠璃茉莉)の 花言葉は、「 ひそかな情熱 」、「 同情 」、「 いつも明るい 」 です
花言葉「ひそかな情熱」は、花がしおれても服や髪にくっついてくることからつけられたそうです
花言葉「いつも明るい」は、新しく枝を伸ばして次々と花芽をつけて房になって咲く、色鮮やかな瑠璃色の花は周囲を明るくしてくれる感じがします
ヘリオトロープは、「香水草」と呼ばれています
産直の温室はこの時期、窓も扉も開け放して風を呼び込んでいました
温室の中央苗棚にはあまり苗は置かれていませんが、窓際の方には緑色一杯に鉢植えが並んでいました
そんな中で、紫色の小さな花がびっしりかたまって咲いている鉢がありました
名札が付いており、ヘリオトロープと書かれています
ヘリオトロープはムラサキ科のキダチルリソウ属の植物の総称(➝仲間は世界の温帯~熱帯におよそ250種ば分布)でもありますが、ペルー原産の毎年花を咲かせる多年草です
代表種はキダチルリソウを指し、別名をニオイムラサキともコウスイソウともいいます
草丈は、50~60cm程ですが、気候のあった原産地では1mほどにもなり、小低木の様に茂っているそうです
ヘリオトロープの花 ( 後ろは、緑一杯の観葉植物です)
ヘリオトロープの名前は、ギリシャ語のhelios(太陽)+trope(向く)からで、「花が太陽の動きに合わせて回る」と思われていたことに由来します
主な開花期は春から夏終わり(➝5月~10月)で、茎の先端に紫や白の小さな星形の花がまとまって咲きます
葉っぱは葉脈がくっきりと入り、表面には細かくひだが入っています
花には芳香(➝ちょっとバニラのような香り)があり、古くは香水の原料に利用されていました ・・・ 気が付かなかったのですが、夏目漱石の「三四郎」には同名の香水が出ているそうです
香りは花の咲き始めで、開花後は香りは薄まります
現在は鉢花や花壇、切り花などで、花とその芳香を楽しまれる事が多いのですが、ドライフラワーやポプリにもされています
香料を取るためのハーブとして知られているヘリオトロープですが、濃い紫の房状の花も美しく、花つきもよいことから園芸品種として改良され、夏花壇によく使われているようです
花は、茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、濃い紫色の小さな花をたくさんつけます
花冠は筒状で、先が5つに裂けて開き、花径は4~7mmくらいです
18世紀の中ごろヨーロッパに伝わり、「恋草の草」 「神様の草」と呼ばれ薬草として利用されていたそうです
余談ですが、ヘリオトロープについてのギリシャ神話がありました
その内容は、
『太陽神アポロンとクリュティエは、愛し合っていました
処がアポロンは、レウコトエに恋心を抱き彼女に求愛します
嫉妬したクリュティエは、父親に訴えレウコトエを生き埋めにします
アポロンは、クリュティエの行為を許せず愛が冷めてしまいました
アポロンを愛するクリュティエは、9日間 座り続け太陽の顔を見続けました
とうとう血の気を失いヘリオトロープになりました
太陽が動くと花が動き太陽を見続けています』
この神話が名前の由来のようです
ヘリオトロープの花 アップ
ヘリオトロープの花言葉は 「 献身的な愛 」、「 永久の愛 」、「 熱望 」 です
クフェアの仲間・メキシコハナヤナギが花咲いていました
暑いので、週一の産直廻りがこのところあまり行かなくなってました
先日久しぶりに埼玉R254沿いにある産直に行ってみたところ、暑さの中で花木コーナーの花棚に幾つか始めて見る花を見つけました
ポット植えされているのですが、下のポットが見えないくらいにびっしり並んで咲いていました
花の名は、クフェアといい、中央アメリカ原産のミソハギ科の常緑多年草もしくは常緑低木です ・・・ 約250種が分布し、日本には明治~大正に数十種類が渡来しました
クフェアには数百種の種類があるようで、ヒッソピフォリアとイグネア(ベニチョウジ)の二つに分類されています
見つけた花はクフェア・ヒッソピフォリアで、別名メキシコハコヤナギという非耐寒性常緑小低木です
メキシコハコヤナギの群落 ・・・ ポットを沢山並べたものですが、綺麗に咲いていました
メキシコハコヤナギの花は、春~晩秋まで長期間、赤紫色の小花を穂状に咲かせます
繊細な葉の形とくっきりした葉色、赤紫色の小さな花が沢山咲く様子はとても可愛く見えました
横に茂るように咲いている様子は、ミソハギの花を寝かせて咲いているように見えました
直線型に配置された枝の先端や葉腋から花が咲いています
一般的にクフェアの名で出回っており、鉢植えでよく売られています
庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところを選び植えて管理しますが、寒さには弱いので霜の降りる前に、剪定して鉢に取ります
増やす場合は、5月に株分けするか挿し木(挿し芽)ができます
メキシコハコヤナギの花 アップ
メキシコハコヤナギの 花言葉は、 「 自由 」、「 気まま 」、「 立派 」、「 せつない思い 」、「 家庭愛 」、「 我が国を愛す 」 です
猛暑の中で、クガイソウの花が咲いていました
暑い日が続いています
近所にある空き地に大きなクガイソウが何本か植えられて花が咲いているのを見つけました
クガイソウはオオバコ科クガイソウの多年草です
漢字では、「九蓋草」、又は「九階草」と書き、葉が何段もの層になることからきています
「蓋(がい)」というのは笠を数える単位で、ちょうど九層ぐらいあるので「九蓋草」と名づけられたと思われます
クガイソウは本州中国地方以北の山地~亜高山帯の日当たりの良い草地に生えます
枝分かれはせず、茎は円形で直立し、株立ちになり、高さは80~130cmになります
株立ちしてしげるクガイソウ ・・・ 白花と紫の花が重なって咲いていました
クガイソウの葉は、披針形で、通常4~8枚が輪生して何段もの層になっています ・・・ 数えると丁度9層くらいあります・・・でも実際は8層~13層があります
葉は広披針形(細長く両端が尖り、中央より下が1番幅が広い)で、両端が長く尖っており、葉の縁は鋸の歯のようなギザギザが斜め前方を向いて揃っている鋸歯状になっています
単葉で長さ5~18cm、幅2~5cmになり、基部にはごく短い柄があるか無柄です
長く伸びた総状花序 ・・・ 暑さのせいか花が大分終わって茶色になってきていました
クガイソウの花期は、6~8月
茎先に穂状の長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡赤紫色の小さな花をたくさんつけます ・・・ 白花もあります
白花は大型のトラノオに似ています
花序は長さ10~25cm、花序軸には短い毛が散生しています
花冠は筒状をしていて、長さ5~6mm、先端は4つに浅裂し、裂片の先端はややとがっています
雄しべは2本あり、花冠から長く突き出ています
果実は果で長さ2~4mmの卵形になります
種子は長い楕円形でごく小さいものです
柵で空き地がさえぎられていたので、望遠でパチリ!! しました 下図
クガイソウの花アップ ( 白花 )
クガイソウの花アップ ( 赤紫花 )
クガイソウの 花言葉は、「 明るい家族 」 です
チェリーセージもブルーサルビアもサルビアの仲間です
サルビアというと、広い意味では『シソ科サルビア属』の植物すべてを指し、ハーブとして知られるセージ(薬用サルビア)もその仲間に入っています
その総数は、500種以上と言われているそうです
単に夏・秋花壇、プランター植えでよく見られる緋色のサルビアしか知らなかった私には、数を聞いて変に感心させられました
花屋さんの花壇植え用の棚に、花開いた「セージ」が売られていました
良く知っていたチェリーセージとブルーセージです ・・・ 尚、ブルーセージとは、ブルーサルビアの英名で、ブルーサルビアの方が呼びなれています
これらもサルビアの仲間だったのですね
チェリーセージは観賞用のセージで、目の覚めるようなチェリーレッドの花を春から秋まで休みなく咲かせ、花の少ない季節もガーデンを明るく彩ってくれます
チェリーセージの学名は、『サルビア・ミクロフィラ』と呼び、シソ科サルビア属で、メキシコ原産の半常緑低木です
花も葉も甘くすばらしい香りがします
生の葉や花びらを、飲み物に浮かべたり、サラダに散らしたり、クッキーに貼り付けて焼く、などの楽しみ方ができるそうです
花棚で咲くチェリーセージの花
チェリーセージは真っ赤な舌状花を穂状に咲かせますが、なんとなく花は控えめな印象です
性質は野生的で丈夫で乾燥にも強いので、全体的に野草ぽい雰囲気があります
高さは1.5mほどになり、形もこんもり大きく茂ります
茎の先端から花穂を伸ばして、ちらほらと花を付け、1度に咲く花数は少ないですが、茂ってくるとたくさんの花穂を出し、初夏~秋までと永く咲き続けます
園芸品種はマゼンタや紅など赤系統の花色が多いですが、白、ピンクなどの花を咲かせるものもあります
マイ庭では、緋色と白のツートンカラーが可愛らしいホット・リップスが咲いています
マイ庭のホット・リップスは友人に分けてもらって挿し木で増やしたものです
挿し木は春の5月~6月頃、暖地では秋の9月下旬~10月頃にも行えるようです
チェリーセージの花アップ
チェリーセージの花言葉は、「 燃ゆる思い 」 です
隣の棚では、ブルーサルビアの花が咲いていました
ブルーサルビアはシソ科アキギリ属の多年草で、学名は『サルビア・ファリナセァ』で、ブルーサルビアとも呼びます
アメリカの南西部、テキサス州からニューメキシコ州、それにメキシコに分布し、わが国には昭和時代の初めに渡来したそうです
ブルーサルビアは、夏から秋(=5月~10月)の花壇を彩る、青色から紫色の花色が涼しい「サルビア」として人気があります
高さは60cmほどになります
葉は卵形から線形で対生し、縁にはわずかに鋸歯があります
花は茎頂や葉腋から輪散花序をだし、青色から紫色の花を咲かせます
見上げるように咲いていたブルーサルビア
ブルーサルビアには白色の品種もあります
花は夏に開花した後、3分の2ほどに切り戻すと、秋にも花を楽しめるようです
ブルーサルビアの花言葉は、 「 永遠にあなたのもの 」、「 尊重 」、「 知恵 」 です
バーベナは美女桜(びじょさくら)とも呼びます
これは花屋さんの路上販売で見つけたバーベナという花です
バーベナの花の名は、ラテン語で「宗教に用いる枝」という意味や、ヘブライ語では「良い植物」という意味なのだそうです
伝説では、イエス・キリストが十字架に打ち付けた釘から生まれたと言われているそうです
別名は、「美女桜(ビジョサクラ)」、「十字架の薬草」、「聖なる草」と呼ばれています ・・・ 私には美女桜が一番なじみがあります
バーベナはクマツヅラ科バーベナ属の一年草または多年草で、主に南北アメリカの熱帯から亜熱帯に分布しており、約250種の野生があります
花色は赤、赤紫、紫、薄紫、ピンクと豊富で、立ち性とほふく性があります
花屋さんで見つけたバーベナはほふく性のようです
花は晩春から夏まで長い間咲き、その咲き方はまとまって一見手まり状になります ・・・ これって品種によって違うのかも
一個一個の花はサクラソウに似ています
茎は地面をはい、枝分かれして直立しています
葉は対生し、長楕円形で縁にぎざぎざがあります
ヨーロッパで改良された品種が多く、本来は多年草ですが、耐寒性がないことから園芸的に一年草とされる品種と、比較的耐寒性があり多年草となる品種があります
一般的には耐寒性があまりない一年草扱いの品種が店頭には多いようです
バーベナの花 ・・・ 鉢から這いだそうとしています
房状にまとまって咲く5弁花は、豪華な印象です
葉は品種によって羽状のものと楕円形のものがあり、細かな毛が生えています
バーベナの花 アップ
バーベナの 花言葉は、「 魅了する 」、「 魔力 」、「 家族の団らん 」、「 勤勉 」、「 忍耐 」 です
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