ダンポポの種

備忘録です

福塩線

2014年03月13日 23時52分20秒 | 旅のあと
3月3日のまとめです。(続き)

福塩線 (ふくえんせん)

↑福山へ着いた私は、次の目的(…というか、今日のお目当て)である「福塩線」に踏み込んで行きます。
 すでに先ほど、井原鉄道からの直通列車で神辺→福山間には〝乗車済み〟ですが…
 福山駅でUターンする格好になりますが、これから福塩線をたどっていきます。

福塩線は、福山から塩町(しおまち)までを結ぶ78.0kmの路線です。
きょうは今から福塩線を乗り通して、そのまま芸備線へ進み、三次を経て、広島へ抜けてみようと考えています。
広島へ着いたら、あとは、新幹線で京都へ帰るのみ! (毎度ながら、日帰りなんで

福山から福塩線・芸備線回りで広島まで-、この区間は18きっぷで参ります



↑福山で一旦改札口を出た際に、駅前で、ちょこっと写してみました。



↑福山にて。これから乗る、福塩線の105系電車。2両編成、府中ゆき(ワンマン運転)。
 福塩線は、福山~府中間23.6kmは電化、府中~塩町間54.4kmは非電化、という〝ふたつの顔〟を持っている線区です。
 府中駅を境にして電化区間と非電化区間とで列車運行は分離されており、福山~塩町間を「直通」する列車はありません。


私が乗ったのは、福山13時27分発の府中ゆき。
福山駅で発車間際に乗りこんだら、すでに車内は下校中の高校生たちでいっぱいでした
大人の乗客もいたけれど、乗客の構成は圧倒的に高校生ー!
ちょうど期末試験の頃なのか、ロングシートに座って教科書やノートを開いている子が多かったです。



↑単線だけど、駅間距離はわりと短くて、結構、ちょこちょこ駅に停車しました。
 福山駅から郊外へと結ぶ〝地元の電車〟という雰囲気でした。



↑2両編成の一番うしろ。(ワンマン運転なので車掌はいません)
 乗務員室そばのこの一角には、運賃箱や機器類が配置されていて、そのぶん客室スペースが狭くなっています。
 この車両も、もともとワンマン運転向けの設計ではなかったはずだものな…。



↑途中の駅から新たに乗ってくる客は多くなく、駅ごとに乗客が降りていく一方でした。
 福山発車の時点では混雑していた車内も、最後はだいぶんガラガラになって、電化区間の終着・府中に着きました。(14時10分着)



↑府中駅前。
 この先、塩町方面を目指して、非電化区間へ進んでいきます。
 次の三次ゆき(塩町方面ゆき)の発車まで、1時間弱の待ち合わせ~。
 時間つぶしに、駅の周辺をぷらぷら散歩してみました。
 どこに〝見どころ〟があるのか…など、予習は一切無しで闇雲に散歩したので、特にこれといって収穫もありませんでした
 青空のお天気もあいまって、静かで穏やかな印象の街だな~、と感じました。



↑府中駅の駅舎に飾ってありました。
 今年は、福山~府中間が開通して100周年に当たるのですね。



↑府中にて。
 約1時間の待ち合わせを経て、府中15時05分発の三次ゆきに乗り込みました。
 JR西日本の非電化路線ではお馴染みの、キハ120形ディーゼルカー。
 府中~塩町間は運転本数が少ないです。
 この日のダイヤでは、府中→塩町方面(三次ゆき)は8時11分発の次がこの15時05分発。ここだけ見たら、運転間隔は約7時間



↑府中を発車した時点で、乗客は20人ほど…、乗っていたように記憶します。
 運転本数が少ない区間だから、私は『乗客は10人足らずではないか?』と勝手に予想していたのだけれど、思ったよりも多くの乗客でした。
 乗客の半分ぐらいは、高校生たちでした。
 先ほどの「電車区間」と違って、ここからは運転本数が極端に少ないので、通学も大変だろうなと思います。
 画像は、上下(じょうげ)に到着するところ。



↑上下にて。
 ユニークな駅名だと思います。





↑上下や、甲奴(こうぬ)の駅で降車客が続いて、車内がガラ~ンと静かになりました。
 窓際、閉じられたままのカーテンが、さっきまでそこに〝主〟が座っていたことを物語っています。



↑天気は最高です。
 山あいの、のどかな風景が流れていきました。
 夏に来たら、草木の〝緑色〟が強烈で、もっと印象に残る風景に感じられるのでしょうね。



↑乗降扉のガラスから、日が差し込みます。
 なんだか、昨年4月に乗りに行った「三江線」を思い出しますな。
 ワンマンだし、運転士が座っている一角だけが乗務員室やね。
 運転席のすぐ背後に乗降扉があり、運転席のすぐ横に運賃箱が置かれています。ワンマン運転をするために造られた車両です。



↑中国山地に続く山あいを行くので、カーブも多いです。
 速度制限箇所も多く、極端にスピードを落として通り抜ける地点も少なくありませんでした。





↑画像では分かりにくいけれど、線路際に張り出した木の枝が、車両にバチバチガサガサと当たってきます。
 道中、こういう箇所も、いくつかありました。

















↑キハ120形での旅を十分に堪能して、まもなく塩町に着くところ。
 車窓に、芸備線のレールが見えてきました。



↑塩町に着きます。



↑これにて、福塩線の走破完了!
 なお、この列車は三次ゆきなので、このまま芸備線に直通します。三次は、塩町から三つめの駅です。







↑三次に着きました。



↑三次では、途中下車なしで、広島ゆきに乗り継ぎました。
 キハ47が頑張っていますな~。





↑三次から広島へ向かう途中、井原市にて。
 きょうは井原鉄道にも乗ったので、〝井原つながり〟ということで、思わず撮ってみました。ただそれだけです



三次から広島まで、忍耐強く()、普通列車に揺られました。
願わくば、快速みよしライナーの運行時刻に当たれば良かったんだけどな~。

19時過ぎに広島駅へ着きました。
あとは、新幹線に乗り換えて京都へ帰るだけです。
一旦改札口を出て、18きっぷの使用は本日これまで。18きっぷ、おおきにー。
ちなみに、きょう18きっぷで乗車した区間は、
・岡山→総社(倉敷経由)
・神辺→福山
・福山→広島(福塩線 芸備線経由) です。
一応、私の計算では、モトは取れているはず…というか、18きっぷの効果は十分にあったはず! と、出ております

帰りは、広島19時58分発の「のぞみ」に目星を付けて、それまでのひととき、駅ビルのお店で晩ごはんを食べました。
『ここはやはり、おこのみ焼きだろうか…』とも思ったけれど、結局、それはパスしました。
ある店で、そば+串カツ+生ビール、という風変わりな組み合わせのセットメニューが出ていたので、面白く思い、それを食べてきました
(↑要するに、組み合わせにビールが入ってたらOK…、っていうことやろが




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