▸先週、映画鑑賞の回数をちょっと減らすか、みたいなことを書きました。で、昨日は田端に「ガールズ&パンツァー 劇場版」と同「最終章 第1話」を観に行くかなという気持ちをグッと抑えました(笑)
と言いつつも、実は16~17日に近場で3本観てしまいました。その中で期待をはるかに超えた拾い物的感動作が「ラ・チャナ」。ラ・チャナはロマの一族タヒーナのフラメンコ・ダンサーなのですが、なんといってもそのステップの速さにビックリ! それもその場で音楽に合わせちゃうし、気持ちがこもってる。リストのピアノ曲「ラ・カンパネラ」にまでイスに座ったまま足を踏み鳴らすとは、唖然・・・。→コチラの動画では、ドラムとのかけ合いが見られます。いやー、観てよかった。
▸韓国文化院では「超能力者」(8月30日)と「サニー 永遠の仲間たち」(9月5日)の上映予定あり。詳しくは→公式サイトで。
▸今韓国で公開中の「工作」は、事業家(広告業者)に偽装して北朝鮮に入った韓国・安企部の工作員が主人公で、実在のモデルがいるのですが、たまたま金讃三「戦争になれば飢えは終わる」という本を読むと、これは中央日報の記者である著者が貿易商、あるいは行商人に偽装して北朝鮮に入国し、現地取材をした実話。他の北朝鮮関係の本を読んでも、映画以上にドラマチックな実話は多々あることを痛感します。
※先週は「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」と「週末の劇場街」は掲載されませんでした。
★★★ NAVERの人気順位(8月21日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(-) カウンターズ(韓国) 9.57(115)
②(1) ダンガル きっと、つよくなる 9.53(1,608)
③(3) ハー・ストーリー(韓国) 9.35(2,101)
④(4) 名探偵コナン ゼロの執行人(日本) 9.29(2,264)
⑤(5) インクレディブル・ファミリー 9.27(9,580)
⑥(6) 劇場版 ハロー カボット:白亜紀時代(韓国) 9.24(1,875)
⑦(7) ブレス しあわせの呼吸[ブリーズ] 9.24(226)
⑧(8) 万引き家族(日本) 9.22(2,130)
⑨(9) ミッション:インポッシブル/フォールアウト 9.15(19,489)
⑩(10) マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 9.09(5,469)
①「カウンターズ」だけが今回の新登場です。韓国のイ・イラ監督が日本での嫌韓デモを扱ったドキュメンタリーです。元ヤクザの高橋は、過激的な嫌韓デモをやめて、嫌韓主義者たちをやっつけるために「男組」を編成します。実力で嫌韓デモ隊の連中に対抗する彼らの行動で現地は大きな騒ぎになりますが、むしろ街には予想しなかった平和が訪れる、とうことですが・・・。こういう内容なのですでに日本でも情報が流されています。→<レコード・チャイナ>の記事にまあ目を通してみてください。私ヌルボは事実関係をよく知らないのでコメントは避けます。原題は「카운터스」です。
[追記] その後本作は→コチラの記事によれば「主人公の性犯罪が明らかになったため上映打ち切りへ」ということになりました。
とか、→コチラのブログ記事とか。
【記者・評論家による順位】
①(1) 顔たち、ところどころ 8.86(7)
②(2) 万引き家族 8.13(8)
③(3) ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ 8.00(7)
④(-) ソソン里[韶成里](韓国) 8.00(2)
⑤(4) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑥(5) ミッション:インポッシブル/フォールアウト 7.56(9)
⑦(7) 聖なる秩序 7.40(5)
⑧(8) インクレディブル・ファミリー 7.33(9)
⑨(9) ザ・スクエア 思いやりの聖域 7.25(12)
⑩(10) 聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 7.14(7)
④「ソソン里[韶成里]」だけが今回の新登場です。ソソン里は慶尚北道星州郡内の小さな村です。そこにあるロッテ系列のゴルフ場に昨年(2017年)4月、村人たちが初めて見る物体が入ってきてから、それまで平穏だった日々が一変しました。在韓米軍がTHAAD[サード]すなわち高高度防衛ミサイルの核心装備であるレーダーや発射台等を運び込んだのです。前年9月に韓国政府がこの地をTHAAD配備用地と決めて以降、国内での議論とともに、中国からの圧力等も大きく報じられてきました。このドキュメンタリーは、この問題を現地の住民の視点に重点を置いて、個々の日常生活や朝鮮戦争の傷痕等に沿って、平和を願う彼らの意志を淡々と描き出します・・・。原題は「소성리」です。およそ見当がつくように、この作品は<進歩系>の視点に立ったものです。ネチズンの平均評点は4.10という低さで、6割は(10点満点で)1点をつけ、「扇動映画をやめろ!」等々のコメントを書き込んでいます。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績8月17日(金)~8月19日(日) ★★★
新登場1位の「目撃者」以下3位まで韓国映画が独占
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・目撃者(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・810,599・・・・・・・1,365,453 ・・・・・・・11,934 ・・・・・・1,021
2(2)・・工作(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・781,372・・・・・・・4,040,477 ・・・・・・・34,933 ・・・・・・1,050
3(1)・・神と共に-因と縁(韓国) ・・・・・・8/01 ・・・・・・・・・・639,974・・・・・・11,318,454 ・・・・・・・94,804 ・・・・・・1,000
4(3)・・マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー・・8/08・・・・・298,757・・・・・・・1,582,452 ・・・・・・・13,645・・・・・・・・683
5(新)・・MEG ザ・モンスター ・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・200,355 ・・・・・・・・413,428 ・・・・・・・・3,583・・・・・・・・598
6(4)・・モンスター・ホテル・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・143,446 ・・・・・・・・903,990 ・・・・・・・・6,680・・・・・・・・558
クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!
7(5)・・ミッション:インポッシブル・・・7/25・・・・・・・・・・・102,755・・・・・・・6,433,657 ・・・・・・・54,588・・・・・・・・355
/フォールアウト
8(新)・・映画ドラえもん のび太の宝島(日本)・・8/15・・・59,272 ・・・・・・・・138,639 ・・・・・・・・1,054 ・・・・・・・・428
9(6)・・名探偵コナン:ゼロの執行人(日本)・・7/25・・・・・・28,054 ・・・・・・・・377,264 ・・・・・・・・2,866 ・・・・・・・・190
10(7)・・劇場版 ハロー カボット ・・・・・7/25・・・・・・・・・・・・26,693 ・・・・・・・・854,240 ・・・・・・・・6,406 ・・・・・・・・189
:白亜紀時代(韓国)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「神と共に-因と縁」は1100万人を超えましたが、歴代韓国映画ではまだ15位。前作の「神と共に-罪と罰」は1441万人いでしたが、今後これに届くかどうか?
今回の新登場は1・5・8位の3作品です。
1位「目撃者」は、韓国のスリラー。「助けて!」 誰もが眠っている夜明け頃、悲鳴を聞いてマンションのベランダに出たサンフン(イ・ソンミン)は殺人事件を目撃します。警察に知らせようとした瞬間、自分のいるマンションの階数を指で数える犯人テホ(クァク・シヤン)と目が合います。その瞬間、サンフンはテホの次のターゲットになります。殺人を見たのに見ぬふりをしなければなららいサンフンと、1人の目撃者でも見つけたい刑事チェヨプ(キム・サンホ)、危険に陥ったサンフンの妻スジン(チン・ギョン)、自分の犯行を見た目撃者を最後まで追いかける犯人テホが繰り広げる予測不可能の展開で、結末ははたしてどうようなことに? 原題は「목격자」です。
5位「MEG ザ・モンスター」は、サメが登場するアメリカのパニック映画。というと、往年の映画ファンは「ジョーズ」(1975)を思い浮かべるのでは? 以後2016年の「ロスト・バケーション」まで、10作品くらい作られてるみたい。それぞれに元祖「ジョーズ」との差別化は図りつつも、サメがコチラに向かって口をパカッと開いて、というポスターはほとんど踏襲されているようです。(本作品も。) 新味はというと、サメの図体が馬鹿でかいこと。メガドロンという25mを超える巨大サメで、200万年前に存在してその後絶滅したはずのコイツが未知の深海で発見されて・・・ということで物語が展開していきます。韓国題は「메가로돈」。日本公開は9月7日です。
8位「映画ドラえもん のび太の宝島」は、韓国でもおなじみ。日本では今年の春休み向けの公開でしたが、韓国では夏休みを期して、って少し遅めか? 韓国題は「극장판 도라에몽: 진구의 보물섬」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・万引き家族(日本)・・・・・・・・・・・・・・・7/26・・・・・・・・・・・・8,503・・・・・・・・144,126・・・・・・・・1,206・・・・・・・・・・54
2(2)・・ノーカントリー・・・・・・・・・・・・2008/2/21 ・・・・・・・・・・・3,434・・・・・・・・・86,650・・・・・・・・・・638・・・・・・・・・・27
3(6)・・神は死ななかった:暗闇の中の光・・7/19・・・・・・・・・・1,995・・・・・・・・・77,946・・・・・・・・・・612・・・・・・・・・・41
4(10)・・テルマ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・・1,871・・・・・・・・・・3,508・・・・・・・・・・・34・・・・・・・・・・37
5(新)・・北北西に進路を取れ・・・・・・1960/10/01 ・・・・・・・・・・・1,294・・・・・・・・・・5,638・・・・・・・・・・・21・・・・・・・・・・19
4・5位の2作品が新登場です。
4位「テルマ」は、ノルウェー・フランス・デンマーク・スウェーデン合作のホラー。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」等で知られるラース・フォン・トリアーの甥のヨアキム・トリアー監督作品です。ノルウェーの田舎町で育った少女テルマ(エイリ・ハーボー)は、オスロの大学に進学して一人暮らしを始めます。信仰心が深く抑圧的な両親のもとで育ち、幼い頃の記憶がない彼女ですが、大学の同級生(女子)アンニャ(カヤ・ウィルキンス)と初めての恋におちます。奔放なアンニャとつきあうようになってから、テルマは不可解な発作に襲われるようになり、また周囲で不気味な出来事が続きます。そんな中、アンニャが忽然と姿を消してしまいます。実はこれらの背後には、自分の知らないテルマの過去が関わっていました・・・。韓国題は「델마」。日本公開は10月20日です。
5位「北北西に進路を取れ」は、もちろんヒッチコック監督によるサスペンス。半世紀以上経った韓国でも再上映されています。韓国題は「북북서로 진로를 돌려라」です。
と言いつつも、実は16~17日に近場で3本観てしまいました。その中で期待をはるかに超えた拾い物的感動作が「ラ・チャナ」。ラ・チャナはロマの一族タヒーナのフラメンコ・ダンサーなのですが、なんといってもそのステップの速さにビックリ! それもその場で音楽に合わせちゃうし、気持ちがこもってる。リストのピアノ曲「ラ・カンパネラ」にまでイスに座ったまま足を踏み鳴らすとは、唖然・・・。→コチラの動画では、ドラムとのかけ合いが見られます。いやー、観てよかった。
▸韓国文化院では「超能力者」(8月30日)と「サニー 永遠の仲間たち」(9月5日)の上映予定あり。詳しくは→公式サイトで。
▸今韓国で公開中の「工作」は、事業家(広告業者)に偽装して北朝鮮に入った韓国・安企部の工作員が主人公で、実在のモデルがいるのですが、たまたま金讃三「戦争になれば飢えは終わる」という本を読むと、これは中央日報の記者である著者が貿易商、あるいは行商人に偽装して北朝鮮に入国し、現地取材をした実話。他の北朝鮮関係の本を読んでも、映画以上にドラマチックな実話は多々あることを痛感します。
※先週は「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」と「週末の劇場街」は掲載されませんでした。
★★★ NAVERの人気順位(8月21日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(-) カウンターズ(韓国) 9.57(115)
②(1) ダンガル きっと、つよくなる 9.53(1,608)
③(3) ハー・ストーリー(韓国) 9.35(2,101)
④(4) 名探偵コナン ゼロの執行人(日本) 9.29(2,264)
⑤(5) インクレディブル・ファミリー 9.27(9,580)
⑥(6) 劇場版 ハロー カボット:白亜紀時代(韓国) 9.24(1,875)
⑦(7) ブレス しあわせの呼吸[ブリーズ] 9.24(226)
⑧(8) 万引き家族(日本) 9.22(2,130)
⑨(9) ミッション:インポッシブル/フォールアウト 9.15(19,489)
⑩(10) マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 9.09(5,469)
①「カウンターズ」だけが今回の新登場です。韓国のイ・イラ監督が日本での嫌韓デモを扱ったドキュメンタリーです。元ヤクザの高橋は、過激的な嫌韓デモをやめて、嫌韓主義者たちをやっつけるために「男組」を編成します。実力で嫌韓デモ隊の連中に対抗する彼らの行動で現地は大きな騒ぎになりますが、むしろ街には予想しなかった平和が訪れる、とうことですが・・・。こういう内容なのですでに日本でも情報が流されています。→<レコード・チャイナ>の記事にまあ目を通してみてください。私ヌルボは事実関係をよく知らないのでコメントは避けます。原題は「카운터스」です。
[追記] その後本作は→コチラの記事によれば「主人公の性犯罪が明らかになったため上映打ち切りへ」ということになりました。
とか、→コチラのブログ記事とか。
【記者・評論家による順位】
①(1) 顔たち、ところどころ 8.86(7)
②(2) 万引き家族 8.13(8)
③(3) ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ 8.00(7)
④(-) ソソン里[韶成里](韓国) 8.00(2)
⑤(4) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑥(5) ミッション:インポッシブル/フォールアウト 7.56(9)
⑦(7) 聖なる秩序 7.40(5)
⑧(8) インクレディブル・ファミリー 7.33(9)
⑨(9) ザ・スクエア 思いやりの聖域 7.25(12)
⑩(10) 聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 7.14(7)
④「ソソン里[韶成里]」だけが今回の新登場です。ソソン里は慶尚北道星州郡内の小さな村です。そこにあるロッテ系列のゴルフ場に昨年(2017年)4月、村人たちが初めて見る物体が入ってきてから、それまで平穏だった日々が一変しました。在韓米軍がTHAAD[サード]すなわち高高度防衛ミサイルの核心装備であるレーダーや発射台等を運び込んだのです。前年9月に韓国政府がこの地をTHAAD配備用地と決めて以降、国内での議論とともに、中国からの圧力等も大きく報じられてきました。このドキュメンタリーは、この問題を現地の住民の視点に重点を置いて、個々の日常生活や朝鮮戦争の傷痕等に沿って、平和を願う彼らの意志を淡々と描き出します・・・。原題は「소성리」です。およそ見当がつくように、この作品は<進歩系>の視点に立ったものです。ネチズンの平均評点は4.10という低さで、6割は(10点満点で)1点をつけ、「扇動映画をやめろ!」等々のコメントを書き込んでいます。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績8月17日(金)~8月19日(日) ★★★
新登場1位の「目撃者」以下3位まで韓国映画が独占
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・目撃者(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・810,599・・・・・・・1,365,453 ・・・・・・・11,934 ・・・・・・1,021
2(2)・・工作(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・781,372・・・・・・・4,040,477 ・・・・・・・34,933 ・・・・・・1,050
3(1)・・神と共に-因と縁(韓国) ・・・・・・8/01 ・・・・・・・・・・639,974・・・・・・11,318,454 ・・・・・・・94,804 ・・・・・・1,000
4(3)・・マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー・・8/08・・・・・298,757・・・・・・・1,582,452 ・・・・・・・13,645・・・・・・・・683
5(新)・・MEG ザ・モンスター ・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・200,355 ・・・・・・・・413,428 ・・・・・・・・3,583・・・・・・・・598
6(4)・・モンスター・ホテル・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・143,446 ・・・・・・・・903,990 ・・・・・・・・6,680・・・・・・・・558
クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!
7(5)・・ミッション:インポッシブル・・・7/25・・・・・・・・・・・102,755・・・・・・・6,433,657 ・・・・・・・54,588・・・・・・・・355
/フォールアウト
8(新)・・映画ドラえもん のび太の宝島(日本)・・8/15・・・59,272 ・・・・・・・・138,639 ・・・・・・・・1,054 ・・・・・・・・428
9(6)・・名探偵コナン:ゼロの執行人(日本)・・7/25・・・・・・28,054 ・・・・・・・・377,264 ・・・・・・・・2,866 ・・・・・・・・190
10(7)・・劇場版 ハロー カボット ・・・・・7/25・・・・・・・・・・・・26,693 ・・・・・・・・854,240 ・・・・・・・・6,406 ・・・・・・・・189
:白亜紀時代(韓国)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「神と共に-因と縁」は1100万人を超えましたが、歴代韓国映画ではまだ15位。前作の「神と共に-罪と罰」は1441万人いでしたが、今後これに届くかどうか?
今回の新登場は1・5・8位の3作品です。
1位「目撃者」は、韓国のスリラー。「助けて!」 誰もが眠っている夜明け頃、悲鳴を聞いてマンションのベランダに出たサンフン(イ・ソンミン)は殺人事件を目撃します。警察に知らせようとした瞬間、自分のいるマンションの階数を指で数える犯人テホ(クァク・シヤン)と目が合います。その瞬間、サンフンはテホの次のターゲットになります。殺人を見たのに見ぬふりをしなければなららいサンフンと、1人の目撃者でも見つけたい刑事チェヨプ(キム・サンホ)、危険に陥ったサンフンの妻スジン(チン・ギョン)、自分の犯行を見た目撃者を最後まで追いかける犯人テホが繰り広げる予測不可能の展開で、結末ははたしてどうようなことに? 原題は「목격자」です。
5位「MEG ザ・モンスター」は、サメが登場するアメリカのパニック映画。というと、往年の映画ファンは「ジョーズ」(1975)を思い浮かべるのでは? 以後2016年の「ロスト・バケーション」まで、10作品くらい作られてるみたい。それぞれに元祖「ジョーズ」との差別化は図りつつも、サメがコチラに向かって口をパカッと開いて、というポスターはほとんど踏襲されているようです。(本作品も。) 新味はというと、サメの図体が馬鹿でかいこと。メガドロンという25mを超える巨大サメで、200万年前に存在してその後絶滅したはずのコイツが未知の深海で発見されて・・・ということで物語が展開していきます。韓国題は「메가로돈」。日本公開は9月7日です。
8位「映画ドラえもん のび太の宝島」は、韓国でもおなじみ。日本では今年の春休み向けの公開でしたが、韓国では夏休みを期して、って少し遅めか? 韓国題は「극장판 도라에몽: 진구의 보물섬」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・万引き家族(日本)・・・・・・・・・・・・・・・7/26・・・・・・・・・・・・8,503・・・・・・・・144,126・・・・・・・・1,206・・・・・・・・・・54
2(2)・・ノーカントリー・・・・・・・・・・・・2008/2/21 ・・・・・・・・・・・3,434・・・・・・・・・86,650・・・・・・・・・・638・・・・・・・・・・27
3(6)・・神は死ななかった:暗闇の中の光・・7/19・・・・・・・・・・1,995・・・・・・・・・77,946・・・・・・・・・・612・・・・・・・・・・41
4(10)・・テルマ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・・1,871・・・・・・・・・・3,508・・・・・・・・・・・34・・・・・・・・・・37
5(新)・・北北西に進路を取れ・・・・・・1960/10/01 ・・・・・・・・・・・1,294・・・・・・・・・・5,638・・・・・・・・・・・21・・・・・・・・・・19
4・5位の2作品が新登場です。
4位「テルマ」は、ノルウェー・フランス・デンマーク・スウェーデン合作のホラー。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」等で知られるラース・フォン・トリアーの甥のヨアキム・トリアー監督作品です。ノルウェーの田舎町で育った少女テルマ(エイリ・ハーボー)は、オスロの大学に進学して一人暮らしを始めます。信仰心が深く抑圧的な両親のもとで育ち、幼い頃の記憶がない彼女ですが、大学の同級生(女子)アンニャ(カヤ・ウィルキンス)と初めての恋におちます。奔放なアンニャとつきあうようになってから、テルマは不可解な発作に襲われるようになり、また周囲で不気味な出来事が続きます。そんな中、アンニャが忽然と姿を消してしまいます。実はこれらの背後には、自分の知らないテルマの過去が関わっていました・・・。韓国題は「델마」。日本公開は10月20日です。
5位「北北西に進路を取れ」は、もちろんヒッチコック監督によるサスペンス。半世紀以上経った韓国でも再上映されています。韓国題は「북북서로 진로를 돌려라」です。