韓国では1990年代以降海外留学が増えていきました。
日本ほど国内市場が広くないため、海外志向が強いと何かで読んで、なるほどねーと思いました。
とくに2000年以降増加したのが小学生の早期留学です。KBSラジオの国際放送の「玄海灘の虹」の記事によると、2007年には早期留学生全体(2万7668人)の44.6%を占めるようになったとのことです。
<キロギ・アッパ(기러기 아빠)>、すなわち<雁のお父さん>とはそんな状況の中で生まれた流行語です。2003年頃にはすでにあった言葉で、今はすっかり定着しています。
雁(기러기)は雛のために遠くまでエサを取りに行く習性があることから、海外に行った母子のために、国内に残って稼ぐ父親を指す言葉になったようです。
ところが、先日の映画「飛べ、ペンギン」では、「<キロギ・アッパ>の他に<トクスリ(독수리)・アッパ>や<ペンギン(펭귄)・アッパ>もあるんだ」というセリフが出てきました。
<トクスリ>はワシ。1年に1、2回妻子のいる外国に行くレベルの<キロギ>に対し、金持ちで、いつでも会いたい時に会いにいけるお父さんのことです。
<ペンギン・アッパ>は、背中が曲がるほど苦労して働いても、生活費を送金するだけで精一杯。仁川空港で手を振って妻子を見送るだけ・・・、というお父さん。
さらに<チャムセ(참새)・アッパ>もあります。チャムセはスズメ。家族を外国に送れる財力もなく、教育レベルの高い江南(カンナム)に小さいオフィステルを確保して、妻子だけ江南に国内留学させる父親。
<カルメギ(갈매기)・アッパ>もありました。カモメです。家族をソウルに残して地方に単身赴任するお父さんのこと。
いくつかのネットを見たら、<キロギ・オンマ(雁のお母さん)>という言葉も出てきました。
夫を残して子どもとともに外国生活をいているお母さん。コチラもいろいろ問題を抱えているようです。寂しいとか、寂しいからゴルフに没頭するとか(<トクスリ・オンマ>の場合)、さらにはゴルフ教師との不倫に走るとか、いろんな事例が伝えられています。
話は戻って、「飛べ、ペンギン」では子どもの教育、塾通いに狂奔する教育ママの姿が描かれていました。
子どもが塾をサボったら通報する業者(?)もあるような・・・。そのように四六時中上空からヘリコプターのように監視する世話焼きお母さんのことを<ヘリコプター・ママ>というんだ、と映画の中のセリフで出てきました。
ことほどさように、韓国の高い教育熱の中で、新語がどんどん生まれているようです。
日本ほど国内市場が広くないため、海外志向が強いと何かで読んで、なるほどねーと思いました。
とくに2000年以降増加したのが小学生の早期留学です。KBSラジオの国際放送の「玄海灘の虹」の記事によると、2007年には早期留学生全体(2万7668人)の44.6%を占めるようになったとのことです。
<キロギ・アッパ(기러기 아빠)>、すなわち<雁のお父さん>とはそんな状況の中で生まれた流行語です。2003年頃にはすでにあった言葉で、今はすっかり定着しています。
雁(기러기)は雛のために遠くまでエサを取りに行く習性があることから、海外に行った母子のために、国内に残って稼ぐ父親を指す言葉になったようです。
ところが、先日の映画「飛べ、ペンギン」では、「<キロギ・アッパ>の他に<トクスリ(독수리)・アッパ>や<ペンギン(펭귄)・アッパ>もあるんだ」というセリフが出てきました。
<トクスリ>はワシ。1年に1、2回妻子のいる外国に行くレベルの<キロギ>に対し、金持ちで、いつでも会いたい時に会いにいけるお父さんのことです。
<ペンギン・アッパ>は、背中が曲がるほど苦労して働いても、生活費を送金するだけで精一杯。仁川空港で手を振って妻子を見送るだけ・・・、というお父さん。
さらに<チャムセ(참새)・アッパ>もあります。チャムセはスズメ。家族を外国に送れる財力もなく、教育レベルの高い江南(カンナム)に小さいオフィステルを確保して、妻子だけ江南に国内留学させる父親。
<カルメギ(갈매기)・アッパ>もありました。カモメです。家族をソウルに残して地方に単身赴任するお父さんのこと。
いくつかのネットを見たら、<キロギ・オンマ(雁のお母さん)>という言葉も出てきました。
夫を残して子どもとともに外国生活をいているお母さん。コチラもいろいろ問題を抱えているようです。寂しいとか、寂しいからゴルフに没頭するとか(<トクスリ・オンマ>の場合)、さらにはゴルフ教師との不倫に走るとか、いろんな事例が伝えられています。
話は戻って、「飛べ、ペンギン」では子どもの教育、塾通いに狂奔する教育ママの姿が描かれていました。
子どもが塾をサボったら通報する業者(?)もあるような・・・。そのように四六時中上空からヘリコプターのように監視する世話焼きお母さんのことを<ヘリコプター・ママ>というんだ、と映画の中のセリフで出てきました。
ことほどさように、韓国の高い教育熱の中で、新語がどんどん生まれているようです。