ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国のフュージョン国楽と、ブレイクダンスの親和性

2010-02-28 22:50:59 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 昨日KBSラジオでたまたまパンソリ(だと思う)を聞いていたのですが、ジャズのようなリズムのなかなかノリのいい音楽で気に入りまして、これが最近の<フュージョン国楽>かなと思い、見当をつけてYouTubeその他で探索しましたが結局みつからないまま。

 しかしその過程で、SOREA(소리아)という女性だけのフュージョン国楽グループにゆきあたって、YouTubeで<SOREA (Sound of Korea) with B.Boy Extreme Crew>というのを聴いてみました。
 (→同じ曲の実況版はコチラ)

 ・・・で、私ヌルボが目をみはったのは、演奏もさることながら、コラボでやってるブレイクダンス。
 Extreme Crewがそのチーム名。レベルの高い韓国の中でもトップクラスのようで、CASSビールのCMや、サムソンのCMにも出ています。

 ・・・ということで、最近の国楽(韓国の伝統音楽)については(例によって)また今度にしておいて、ブレイクダンスの方に重点をおいて見てみることにしました。

 私ヌルボが韓国のブレイクダンスについて知ったのは数年前。たまたまTVの深夜番組で韓国のあるブレイクダンス・チームのパフォーマンスと、彼らの練習のようす等を見て、すごいな~と思ったわけですよ。

 ウィキペディアの<ブレイクダンス>の項目を見ても、
 「近年では特に韓国の代表チームが世界の中でも実力が特出しており、著名な世界大会のタイトルを次々と獲得し、一躍世界で確固たる地位を築いている。こうした活躍により韓国ではブレイクダンスが国内文化のメジャーな存在になりつつあり、プロとして活躍しているダンサーも多く、政府までが支援に乗り出している」
・・・と記されています。

 このブログの昨年10月27日の記事「プラネットB-boy」という映画について少しコメントしたことがありました。大阪・パリ・ラスベガス・ソウルといった世界各地を舞台に、<B-boy>、すなわちブレイクダンス・ボーイたちが踊りまくる、というドキュメンタリー映画です。韓国では好評だったようですが、日本では今年1月どこかで(?)ひっそりと(?)公開しましたが、話題にもならなかったようです。

 この映画の中の<ソウル編>がYouTubeにありましたので見てみてください。
 景福宮内の康寧殿で踊ったり、地下鉄内で踊ったり・・・。韓国のB-Boyについてナレーションが入っています。韓国語(英語字幕)です。バックに流れる曲は愛国歌(韓国国歌)です。

 話は戻って、音楽もダンスも別チームですが、国楽とブレイクダンスのコラボレーションの好例をもう1つみつけました。字幕をみると、演奏は淑明女子大のカヤグム演奏チームです。<Canon - Korean B-boy Style>というタイトル。曲は「パッヘルベルのカノン」なんですねー。古今東西、いろんな文化のごった煮になってますねー。

 私ヌルボとしましては、「なぜ韓国はこんなにブレイクダンスのレベルが高いのか?」とか、「なぜ国楽とブレイクダンスはこんなに親和性があるのか?」ということも考えてはみたのですが、まだとても公表できる段階でもありませんので(これも)またいずれ。