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ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

李御寧先生の講演「韓日中とジャンケン文化」を聞きに行ってきました。

2010-06-11 21:51:00 | お知らせ、その他いろいろ
     

 昨日(6月10日)、李御寧(リ・オリョン.이어령)先生の講演を聞きに行ってきました。

 李御寧先生については、このブログでも産経新聞・黒田勝弘韓国支局長との間のピビンパ論議関係の記事(1月2日)で少し書きましたが、何といっても「「縮み」志向の日本人」(講談社学術文庫)の著者として知られています。外国人及び日本人が書いた数ある日本文化論中でも評価が高い本で、私ヌルボも大分以前にイッキ読みして目からウロコが何枚も落ちたものです。
 たとえば、「日本人による日本論が、主に西洋と対比して日本の特色としてあげている点の多くは、実は朝鮮や中国とも共通している」という指摘等々。
 この本については、稀代の読書家松岡正剛さんが「千夜千冊」のサイト中で詳しく論じています。
 その一方で、アマゾンのレビューを見ると「少しばかり日本を知った韓国人にありがちな誤認だらけですね」というコメントを付して★1つしかつけてない人もいるんですねー。日本人でも李御寧先生以上に日本についての知識・教養を持ってる人はそうザラにはいないと思うんですが・・・。

 その李御寧先生の講演ですが、演題は「韓日中とジャンケン文化」
 「ジャンケン文明論」(新潮新書)という本が出ていることは知っていましたが、たぶん講演と同内容だろう、と思って読まないで行ったのは結果的に大正解でした。

 開場は平日の11時開演ということもあってか7割ほどの入りで、その8割以上は女性。

 で、肝心の講演について。李御寧先生、1934年生まれということですがお元気なこと、歳を感じさせません。
 韓国初代文化部長官という肩書しか案内にはついてなかったのですが、数ある肩書中の一つに「創造学校」の校長をしているとのことで、(たぶん)i-Padを使って、ご自身の<デジログ名刺>とやらを紹介するところから始まり、大型スクリーンにいろんな資料映像を映しつつ話を進めるという最先端機器を活用した講演でした。
※<デジログ名刺>を手元のディスプレイ上に置くと、自分の動画と音声が立ち上がる、というもの。初めて見ました。

 李御寧先生の日本語はホントに達者で、内容も聴く者を飽きさせません。
 帰宅後、「ジャンケン文明論」を読むと、話のほとんどは本に記されていることだったのですが・・・。(本は講演よりもずっと詳しいです。)

 このあたりで、講演及び本の内容を紹介しないことには話になりませんが、実は講演終了後、韓国文化院内で開かれている「柳宗悦 朝鮮とその藝術」展(6月19日までです!)を見て、さらにその流れで駒場の日本民芸館まで足をのばして「朝鮮陶磁‐柳宗悦没後50年記念展」(6月27日までです!)まで見てきたので、疲れてますので、アマゾンの「ジャンケン文明論」のレビューで内容はおおよそ見当をつけていただくということでお茶を濁したいと存じます。

★6月12日の追記
 「毎日経済新聞」のサイト(韓国語)に、この講演会の記事がありました。

大収穫だった佐賀旅行のあらまし

2010-05-05 23:37:30 | お知らせ、その他いろいろ
 日頃有言不実行は常習で、このブログでも何度も「これについてはまたいずれ」でごまかしてきた私ヌルボではありますが、4月21日に「[韓国オタクのための連休プラン] えっっ、佐賀県!?」という記事をなんとなく書いてしまったら、その後ホントにその気になってきて、結局行ってきましたよ。

 周った経路と見学地は次のとおりです。

1日(土)
新横浜駅→(新幹線)→博多駅
博多(泊)

2日(日)
博多駅→(JR)→吉野ヶ里公園駅 国営吉野ケ里歴史公園 
→(JR)→牛津駅→(タクシー)→村岡総本舗・羊羹資料館
→(徒歩)→小城駅→(JR)→佐賀駅
佐賀(泊)

3日(月)
佐賀駅→(JR)→上有田駅
→(徒歩)→有田陶器市期間中!→陶山神社県立九州陶磁文化館→有田駅
→(松浦鉄道)→伊万里駅乗り換え→(JR)→唐津駅
唐津(泊)

4日(火)
唐津駅→(終日レンタル電動自転車)→呼子港(朝市)道の駅・桃山天下市名護屋城跡県立名護屋城博物館末盧館(菜畑遺跡)桜馬場遺跡
唐津(泊)

5日(水)
唐津駅→(すべて徒歩)→唐津神社・曳山展示場・西ノ門館時の鍾・奥村五百子銅像東の浜・虹の松原唐津城旧唐津銀行唐津市立図書館→(JR)→博多駅→(新幹線)→新横浜

 ふり返ってみると、なかなか貪欲にあちこち周ったなあと思います。ちょっと疲れましたが。(とくに電動自転車ね。)
 もっとヒマとカネがあれば嬉野温泉にでも行って温泉湯豆腐を食べたりとかするんですけどねー。

 行ったのが1日後だったら吉野ヶ里歴史公園は入場無料、有田の陶山神社では<陶祖祭>でした。
 また1日早ければ博多ではどんたくだったんですけどね。しかしこの行程でとくに大きなミスはなかったです。(正確には「なかったと思いたい。」 現地をよく知る人だと1、2ヵ所「アレ?」と思うところがあるはずです。)

 当初の計画ではレンタルバイクを考えていたのですが、調べてみたら佐賀県には店がナシ。福岡市内で借りるにしても、当然出発地に戻らなくてはならないし、ヘルメットは持参しなければならないし等々で、結局フツーに電車の旅にしました。
 ヒマの方だけでもあれば東京から出るフェリーに原付を乗っけて門司まで行く手があるんですがねー・・・。

 原付の旅への思いを引きずったままの私ヌルボ、唐津のホテルでいろんなモノを満載した品川ナンバーのスーパーカブが目にとまりました。出発の準備をしているのは熟年ライダーですよ。

   
      【元気一杯の熟年スーパーカブ・ライダー

 で、ちょっと声をかけてみました。
 すると話好きな方で、20分ばかりいろいろ興味深い話を聞きました。
 全国をカブでタラタラのんびり旅をしているそうで、ノートにはこれまで泊ったホテルや民宿の記録がた~くさん! 5段階の評価までついてます。
 (6、7年前?)定年退職してからずっとそんな生活で、自宅には年間3分の1くらいしかいないとか。見ると装備も万端。カメラの三脚、テントに寝袋、胴巻にライダー用の地図等々。左のハンドルにナビゲーターもセットされているのですが、簡単な操作で付近のホテル等が表示されるんですねー。
 ホントに楽しそうにいろんな話をしてくれるんですねー。別れ際、「今日もガンバロー!」と元気一杯のエールをいただきました。
 私ヌルボも、将来こんなふうに韓国のあちこちを、イザベラ・バードの足下には及ばないまでも、このオジサンのようにおおらかにのびやかに旅をして周るのもいいなあ、と思いました。

 はてさて、前述の行程表からもおわかりのように、今回見てまわった中で朝鮮・韓国に関わるものだけでもいくつもあります。そういう目的の旅行だから当然ですね。

 今後ぼちぼちテーマごとに記事を分けて載せていくことにします。

 → <韓国オタクの佐賀紀行① 吉野ケ里遺跡の鳥竿(ソッテ)>

 → <韓国オタクの佐賀旅行② <出会い>に恵まれた有田陶器市>

 → <韓国オタクの佐賀旅行③ 唐津駅→名護屋城は遠い!>

iPhone3Gだって?それとも1200万画素12.5倍ズームのケータイとか・・・

2010-03-21 23:35:44 | お知らせ、その他いろいろ
 ラジオから流れてくるMaydoni(메이다니)(feat. 2AM)の「モルラing(몰라 ing )」という歌、なかなか洒落た感じででいいじゃないか、と思いつつ、iPhone3Gの説明リーフレットを見ています。

    

 「100,000のアプリケーションで、100,000通りの楽しみを。」という惹句、はてさて何割くらいの人がこれでワクワクするんですかねー? 少なくとも私ヌルボはうんざりするばかりです。

 ただでさえ今持っているケータイの全機能のたぶん3割も使ってないだろうし、これ以上新機能とか盛りだくさんのアプリケーションがあっても、わずらわしいだけですがな。だいいち、毎日1つづつのアプリケーションを利用していっても、100,000通り全部やってみるには300年もかかってしまうやないけ! SoftBankは何考えとるんや!!

 ・・・と半ば怒りながらもなんでiPhoneだの、ケータイのカタログだのを見ているのかというと、しかたないから。

 つまり、当ブログの記事作成のため、これまでもちょくちょく韓国の新聞のサイトを参考にしてきてます。
 ところが、なかでも利用頻度の高い「朝鮮日報」は2008年から1ヵ月を越えた記事を有料化したんですよ。まず「エンタメコリア取り放題」に入会して月額300円少しを払えば見られるというわけです。ところがその登録方法が、HPにもあるようにケータイを通じてアクセスするしかないのです。
 近年、大新聞といえどもインターネットの普及等でいろいろ厳しい折、しかたないと思ってケータイで申し込もうとしたところ、ぬわんと、「申し訳ございませんが、当サイトはお客様のご利用機種に対応しておりません。」という表示。
 というわけで、「エンタメコリア取り放題」に登録するには新しいケータイにしないとダメということ。
 以上が理由その1。

 理由その2は、今までのケータイはカメラ機能がナサケナイ。これまでも何度かしかたなくピンボケ写真をブログにupしましたが、この際イッキにレベルアップをはかってみるかと・・・。まあ、いつもデジカメを持っていればいいことはいいんですけどね。

 理由その3は、今までほとんどなじみのなかったiPodとかiPhoneの活用法について見せてもらう機会があって、ちょっと興味をもったこと。そのうえ、「いやあ、アナタがiPhoneを持ったらカッコいい!なんて見られますよ」なんて言われたりして。(じゃあ今はカッコ悪いのか!?) 

 しかし、前から外出時もふつうにノートパソコン持ち歩いて、高速モバイルも使っているので、それ以上にiPhoneにするメリットもあるのかなあ、とも考えるし・・・。

 そういうわけで、ヨドバシ等々に行ってモノを見たりカタログで調べたり、インターネットでそもそもスマートフォンとは一体何なんだ?とか、日本のケータイの<ガラパゴス化>とは具体的にどういうことなのか?とか、年配者にとってはかったるい新(?)知識を仕込んでいるのですよ、あ~あ。
 iPhoneじゃないとしたら、800~1000万画素くらいのカメラ機能のあるケータイを、と値段を見ると、オヨヨ、5万何千円もするんですねー。これも腹が立ってきますねー。さらに「あなたにぴったりのiPodは?」なんてチラシも見てみたら、iPod classicはいつの間にか160GBにもなってねんですねー。最大40,000曲だって。毎日3曲ずつ聞くと100歳まででちょうど40,000曲くらいになるかなあ・・・。

この記事を書くためにいくつか見てみたサイトの中の<犬鍋のヨロナラ漫談>というサイトに、「(「朝鮮日報」の一部の記事(古めの記事)は,当ブログのブックマークにある「WAYBACKMACHINE」を使って無料で見られる可能性があります」とあって、実際試みてみたらできるんですねー。びっくり!

Maydoniの「モルラing」は1年前頃の曲。こういう歌、たいてい原文とその訳が載ってる日本のサイトがあります。必ずしも正しいとはかぎりませんが・・・。

4月6日の追記。
 先日この記事を読んだ先輩のWアジョシからご意見をいただきました。私ヌルボが「何を怒っているのかわからなかった」とのこと。つまり、「アプリケーションが10万あるということは、その中で自分にすごく役立つものが1000分の1としても100はあるということだ」というわけです。な~るほど、そう言われると返す言葉もありません。
 ソフトバンクだかアップルだかも、最初からそう書いてくれればわかりやすかったのに・・・(と、あくまでもホコ先をおさめないヌルボ・・・。)


1年の総括

2009-12-31 23:56:30 | お知らせ、その他いろいろ
 私ヌルボ、現在カタチの上では日本人の定番となってきた、紅白を見ながら年越し蕎麦を食べて、ミカンを食べて、という大晦日にはなっていますが、大晦日だ、新年だといっても、私ヌルボはこのところとりたてて感懐といったものはありません。
 <ハレ>と<ケ>の境がだんだんいいかげんになってきているようですね。とくにヌルボの場合いいかげんの典型です。

 しかし、一応2009年の自分自身と韓国のかかわりについて総括するという意味で、<ヌルボと韓国 2009年5つの収穫>というのを数え上げてみました。

①8月にこのブログを開設した。
②初めて韓国語の小説(申京淑「オンマのために」)を読んだ。
③初めてKTXに乗った。
④初めて韓国の温泉地(儒城温泉)に行った。大田の国立中央科学館とか教育博物館とかも・・・。他にも、9月と12月の2度の韓国旅行で、いろんな所に行った。
⑤久しぶりに受けた韓国語能力試験で○級に合格した。

 エライな~、って自画自讃。まあブログ自体自己満足だから。ハハハのハ。
 しかし、裏を返せば上の5つは、

①ブログ作成の技術とか、まだわからないことは多いし、内容的にももっとオリジナリティを高めなければ・・・。
②小説がそんなにスラスラ読めるレベルでもない。まして映画やドラマがスイスイ聴き取れるようになるにはまだ何年かかるか・・・。(アタマがボケる方が早かったりして・・・)
③④韓国内で行っていない所はいっぱいある。とくに地方。
⑤ハングル検定も韓能も、まだ上がある。

 ・・・ということで、それほど自己満足にひたれるレベルではありません。

 ・・・ということで、来年につなげることにしましょう。

韓国の新聞社・通信社のサイトの活用法

2009-11-30 17:05:35 | お知らせ、その他いろいろ
 今回は、私ヌルボが韓国の新聞のウェブサイトをどう利用しているかを紹介します。

 このブログでは、これまで何度か新聞記事をネタとして取り上げてきました。
 紙の新聞には、いろんなメリットがあって、昭和人ヌルボとしてはインターネットより親しみを感じていますが、毎日図書館に通っているわけでもなく、月あたり7日分も目を通していません。
 したがって、かなり以前から主にウェブサイトで諸情報を仕入れています。

 まずお薦めしたいのは、韓国の主要新聞のリンク集です。

 いくつもある中で、私ヌルボが愛用しているのは高電社のサイト中の<韓国ホームページリンク集>の中の<KOREA LINKNEWSPAPER>。
 「朝鮮日報」「東亜日報」「中央日報」の三大紙等の全国紙と、主要地方紙合わせて28紙のリンク集で、とても見やすいす。三大紙は日本語版もあります。

<ヤジ研>というサイト中のリンク集もいろいろ網羅しています。

 <KOREA LINKNEWSPAPER>収録外でよく見ているサイトもいくつかあります。

連合ニュース・・・韓国の代表的通信社。

OhmyNews・・・盧武鉉政権樹立に大きな役割を果たしたネット言論の代表。

YTN・・・ 韓国ケーブルテレビのニュース専門チャンネル。いろんな動画も見られます。
    ※これも上記<韓国ホームページリンク集>中の<KOREA LINKTVMEDIA>中に入っていますが・・・。

PRESSian・・・無党派・市民派を掲げたニュースサイト。

Kinds・・・韓国の新聞・テレビニュースの総合検索サイト。

日曜新聞・・・大衆的な感じ。時々連載漫画コトゥリチャトゥリをみています。

News en・・・芸能・スポーツ系。

[番外]・ウリミンジョクキリ(われわれ民族同士)・・・北朝鮮の公式情報サイト。
         ここから「労働新聞」「統一新報」「朝鮮中央通信」「民主朝鮮」がリンクしています。
         このサイトのデザイン、ちょっと変わってる・・・。

☆これら北朝鮮のニュース記事を見ると、たとえば、

위대한 령도자 김정일장군님께서 중화인민공화국 국방부장을 접견하시였다
偉大な領導者金正日将軍様が中華人民共和国国防委員長を接見なさった。

・・・のように、김졍일(金正日)の文字だけが太字になっています。あ、金日成ももちろんですが・・・。

 まだ探せばいろいろあると思います。
 しかし、最初にあげた<KOREA LINKNEWSPAPER>からその日の気分で2、3のサイトをのぞいてみるくらいでも、1,2時間くらいすぐに経ってしまいます。
 今の韓国で、どんなことが起こっているか、おおよその流れをつかむのが精一杯といったところです。

 今回は、各サイトへのアクセス方法にだけにとどめ、具体的な活用法等についてはまた今度にします。

予定テーマの仕分け作業

2009-11-28 23:45:19 | お知らせ、その他いろいろ
 10月31日に<今後の記事の予定テーマ>を公表してからほぼ1ヵ月。
 私ヌルボ自身忘れかけてました。ここで振り返ってみると、アレレのレです。

 一応並べた項目は以下の通りでした。

[最近の韓国内の問題]
・特目高校の改編問題
・世宗市をめぐる問題

[本や作家の紹介]
★<東アジア100冊の本>。
・児童文学作家李元寿について
★キム・リョリョン「ワンドゥギ」の感想
★ク・ピョンモ「ウィザード・ベーカリー」の感想
・張真晟「わたしの娘を100ウォンで売ります」と北朝鮮<苦難の行軍>当時の飢餓
・山野車輪の嫌韓本について
・鄭銀淑の本について
・朴裕河「和解のために」の読まれ方
・李御寧「「縮み」志向の日本人」は一級の日本文化論
・イザベラ・バード「朝鮮紀行」を読む

[韓国ドラマ関係]
・東北工程と高句麗、渤海関係の歴史ドラマ
・韓国ドラマを読み解く①「砂時計」

[韓国語]
▲日本の旧かなと韓国語の発音
・同音異義の漢字語

[その他]
・日韓の姉妹都市
・日本の十六茶と韓国の17茶
・タ長調、カ短調とは? 韓国の音楽教科書
・朝鮮全土を歩いた農学者 高橋昇
・朝鮮を描いた画家 加藤松林人
・囲碁の国際化と用語統一の問題
・申智愛等、韓国の女子ゴルファーについて
・「私たちの願いは統一」の歌について

 上記のうち、その後実際に記事にしたのが★印の3つ、といっても「ワンドゥギ」と「ウィザード・ベーカリー」は1セット。▲は部分的にやった程度。

 まあ政権与党とかマニフェストとかじゃないですから、謝罪する筋合いのものではないにしても、思っていたことの3割を実行することもむずかしいものだなあと痛感しています。・・・って私ヌルボの場合は、ですけどね、もちろん。

 以下言い訳と今後の展望。

 世宗市問題は最近は日本でも報道されるくらいの大きな政治問題にもなっているし、着眼点だけはよかったものの、どう整理して記事にするかを考えているうちに、もうどんどん多くの日本語サイトでニュースが伝えられるようになりましたねー。ここで記事にするには何か<ヒネリ>が必要かも。

 申智愛さんはその後賞金王と新人王を獲得しました。韓国のゴルフ高校のことは、ヌルボは視てなかったですがNHKテレビで紹介していたとか・・・。まあ、そのうち記事にしますよ。そのうち。

 <日本の十六茶と韓国の17茶>については、ほとんど調べはついているのです。残るはただ、実物を飲み比べるだけ。ところが横浜にも職安通りにも17茶がないのです。マッコリとかとは違って、日本に輸入しても儲からないという読みか? いずれにしろ、飲んでみないことには・・・。

・イザベラ・バード「朝鮮紀行」や高橋昇関係の本は今読んでます。「朝鮮紀行」はホントに興味深い内容です。

・フィクションでは、「ウィザード・ベーカリー」の後、カン・ジヨンの「新文物検疫所」を読んでいます。これが大正解! オモシロイのなんのって・・・。2週間後くらいには紹介できそう。

「東アジア100冊の本」のリストを見て考えたこと

2009-11-22 22:18:10 | お知らせ、その他いろいろ
 全羅北道・全州といえばピビンパで有名。私ヌルボも昨夏行きましたよ。ピビンパもさることながら感動したのがテポチプ! まあここらへんの話はまたいずれ、としまして・・・

 その全州から帰って少し事後学習したら、いやーなかなか歴史と文化の町なんですねー。金沢と姉妹都市というのがうなずけます。

 現在も<全州国際映画祭>をやったり、いろいろ国際的な催しをやってるようですよ。
 11月19日の「毎日新聞」夕刊の記事によると、10月24・25日には第4回韓国首相杯世界アマ囲碁選手権大会(韓国アマチュア囲碁協会主催)がこの全州で開かれたそうです。結果はというと、第1・2回そして今回と韓国選手が3回優勝とのことです。韓国の囲碁についてもネタはいろいろありますが、それもまたいずれ、としまして・・・

 やっと本論。
 10月30日「毎日新聞」に2段の小さい記事で「東アジアの100冊 日本から26冊を選択」という記事がありました。
 日中韓など5地域の編集者が組織した「東アジア出版人会議」が東アジアで共有すべき人文書「東アジア100冊」を選び、29日同会議・全州大会で発表した、という内容です。
 100冊の国別内訳は、日中韓の3国がそれぞれ26冊、台湾が15冊、香港が7冊で、各国ごとに著者を選び、その主著を選定したとのことです。
 しかし、共同通信の記事を合わせても日本の本は26冊中の7冊しか書名がわからず、韓国は金九「白凡逸志」と李基白「韓国史新論」の2冊だけ、全貌はわかりませんでした。

 その後続報を待っていたのですが、やっと先と同じ19日「毎日新聞」夕刊に「東アジア読書共同体を」という見出しで<東アジアの100冊>の記事が載りました。そこでは日本については全26点が紹介されていましたが、他はごく一部だけ。で、<毎日jp>のサイトでようやく全リストを知ることができました。以下の通りです。

東アジアの100冊:全リスト
<日本>=全26点
●南北朝の動乱(佐藤進一・中公文庫)    ●講義録(丸山真男・東大出版会)
●共同幻想論(吉本隆明・河出書房新社)  ●苦海浄土(石牟礼道子・講談社)
●日本の古代国家(石母田正・岩波書店)  ●都市政策を考える(松下圭一・岩波新書)
●世界の共同主観的存在構造(廣松渉・講談社学術文庫)●自動車の社会的費用(宇沢弘文・岩波新書)
●文化と両義性(山口昌男・岩波現代文庫) ●影の現象学(河合隼雄・講談社学術文庫)
●狩猟と遊牧の世界(梅棹忠夫・講談社学術文庫)●無縁・公界・楽(網野善彦・平凡社ライブラリー)
●古典の影(西郷信綱・平凡社ライブラリー)    ●万葉集抜書(佐竹昭広・岩波現代文庫)
●戦時期日本の精神史(鶴見俊輔・岩波現代文庫)●精神史的考察(藤田省三・平凡社ライブラリー)
●都市空間のなかの文学(前田愛・筑摩学芸文庫)●分裂病と人類(中井久夫・東大出版会)
●意識と本質 精神的東洋を求めて(井筒俊彦・岩波書店)●字統(白川静・平凡社)
●全体を見る眼と歴史家たち(二宮宏之・平凡社ライブラリー)●天皇の肖像(多木浩二・岩波書店)
●自然の慈悲(伊谷純一郎・平凡社)     ●天皇の逝く国で(ノーマ・フィールド・みすず書房)
●小さなものの諸形態 精神史覚え書(市村弘正・筑摩書房)●精神史(林達夫・平凡社ライブラリー)

<韓国>=全26点
●白凡逸志(金九)               ●意味から見た韓国の歴史(咸錫憲)
●韓国医学史(金斗鐘)            ●韓国科学史(全相運)
●韓国音楽史(張師)            ●韓国近代文芸批評史研究(金允植)
●韓国数学史 数学の窓から見た韓国人の思想と文化(金容雲・金容局) ●知訥の禅思想(吉熙星)
●韓国儒学思想論(尹絲淳)         ●韓国社会史研究 農業技術の発達と社会変動(李泰鎮)
●ガリレアのイエス イエスの民衆運動(安炳茂)  ●韓国戦争の勃発と起源(朴明林)
●韓国の労働運動と国家(崔章集)     ●風流徒と韓国の宗教思想(柳東植)
●揺れる分断体制(白楽晴)         ●韓国史新論(李基白)
●古画鑑賞の楽しさ(呉柱錫)        ●時間との競争 東アジア近現代史論集(閔斗基)
●戦争と社会 私たちに韓国戦争は何だったのか(金東椿) ●韓国文学史の論理と体系(林熒澤)
●韓国美術の歴史(金元龍・安輝濬)    ●運化と近代(朴熙秉)
●韓国人の神話(金烈圭)           ●韓国文学通史(趙東一)
●眼と精神 韓国現代美術理論(金福栄)  ●風景と心(金禹昌)

<中国>=全26点
●詩論(朱光潜)                ●中国建築史(梁思成)
●中国法律と中国社会(瞿同祖)       ●中国哲学略史(馮友蘭)
●中国文化要義(梁漱溟)          ●原儒(熊十力)
●漢語史稿(王力)               ●魏晋玄学論稿(湯用彤)
●中国歴史概要(翦伯贊編)         ●中国の伝統美学(李澤厚)
●仏教と中国伝統文化(蘇淵雷)       ●簡明な中国歴史地図集(譚其驤)
●近代中国社会の新陳代謝(陳旭麓)    ●古代を疑う時代を脱する(李学勤)
●村落からみた文化と権力(王銘銘)     ●明清時代の士大夫研究(趙園)
●寒柳堂集(陳寅恪)              ●談芸録(銭鍾書)
●郷土中国(費孝通)              ●現代中国思想の興起(汪暉)
●儀礼のなかの美術(巫鴻)          ●兵は詐を以て立つ 「孫子」を読む(李零)
●アヘン戦争から五四運動まで(胡縄)    ●中国文学史新(章培恒、駱玉明)
●中国政治経済史論 1949-1976(胡鞍鋼)  ●東亜儒学九論(陳来)

<台湾>=全15点
●政道と治道(牟宗三)            ●中国文化の展望(殷海光)
●中国芸術の精神(徐復観)         ●日據下における台湾の政治社会運動史(葉栄鍾)
●中国人の性格 総合学際的検討(李亦園、楊国枢編) ●中華民族の花果零落れを説く(唐君毅)
●歴史と思想(余英時)            ●中国哲学の精神とその発展(方東美)
●中国の青銅器時代(張光直)        ●思想と人物(林毓生)
●万暦十五年(黄仁宇)            ●幽暗意識と民主伝統(張灝)
●現代精神と儒家伝統(杜維明)       ●台湾歴史図説(周婉窈)
●世紀にまたがる風采と文才 現代小説二十家(王徳威)

<香港>=全7点
●中国歴代政治の得失(銭穆)         ●自由と人権(張佛泉)
●香港と中西文化の交流(羅香林)      ●黄土と中国農業の起源(何炳棣)
●中国現代小説史(夏志清)          ●中国の古代服飾の研究(沈従文)
●新・中国文明起源の探求(蘇秉)

さて、このリストからわかることは・・・

 日本の26冊、やはり<名著>が並んでいます。私ヌルボは5冊くらい読んだかなー、難しいので挫折した本も何冊か・・・。
 しかしガチガチの学術書ではなく、外国の読者にも受け入れられるような普遍性といったものをもつ、そして何よりも内容的に深みのある書物、という観点からみるとそれなりに妥当な線ではないかと思われます。
 ただ、26冊中岩波が8冊、平凡社が7冊というのはちょっとお手盛りという印象も受けてしまいますが・・・。
※<東アジア出版人会議>に関わっている出版社は、日韓のみをみると、日本では岩波書店・平凡社・みすず書房・筑摩書房の4社、韓国では創批社・四季節・ハンギル社・トルペゲ社・一潮閣・ジホ出版社の6社のようです。

 10月30日韓国の「中央日報」は比較的くわしく報道していましたが、その中で「 韓国選定図書の「偏向性」に対する指摘もあった。咸錫憲、白楽晴、崔章集、金東椿ら進歩的人物たちの著述が多数選ばれた」とあるのはナルホドといった感じ。安炳茂も<民衆神学>の創始者だし・・・。あとは韓国の各分野の通史のオンパレード。<進歩派&民族主義>と簡単にレッテル貼られそう?

 日韓以外の中国・香港・台湾は、それぞれ<国家的な思惑>が読み取れそうですね。

 中国はさすがに格調高そうな本が並んでいますが、現政府からクレームのつきそうな近現代関係の生々しいテーマの本は入っていません。あ、そういう本は選定以前に出版自体が問題になる?
 香港・台湾もそれぞれに中国をにらみつつ、かつ自らのアイデンティティを考慮しつつ考えたのでは、ということがなんとなくうかがわれるような書目のようです。

 「毎日新聞」の記事によると、「「次は文学の100冊」(台湾)など、未来志向の提案も議論された」とのこと。ヌルボとしてはそちらの方を期待したいところです。
 日本の小説は村上春樹はじめ東アジア諸国にいろいろ訳されているのに、逆方向はホントにわずかですからねー。

韓国の道や市のサイトから、直接観光情報をゲットしよう!

2009-11-12 16:00:17 | お知らせ、その他いろいろ
韓国観光旅行にあたって、ほとんどの人はガイドブックから情報を得て計画を立て、またそれを携行して出かけると思います。
 ガイドブックを比較したサイトはいろいろたくさんあるようです。

 代表的なものでいえば、<まっぷる>とか<るるぶ>とかはソウルの情報がほとんどと、あとは釜山くらい。また内容もグルメとかオシャレ関係の、女性好みのコンテンツに重点が置かれています。

 そこへ行くと、「地球の歩き方」は、なんのかのと難点も指摘されていますが、一人旅や、地方への旅行、史跡めぐり等のちょっとオタクっぽい旅行者にはやっぱり定番でしょう。

 <ベタな旅行ガイドの法則>というサイトには、「地球の歩き方」について、「日本人をカモにしてる海外のそのテの人達には地球の歩き方が外観だけで判断できるらしい」とか「あまりにも日本人観光客の携帯率が高いため、載った宿がボッタクリ宿になってしまうことがある」との指摘がありました。

 また同サイトには「旅行目的ではなく、その国の基礎知識を蓄えるために純粋な読み物として読むのも面白い」とありますが、この点は私ヌルボも同感します。

 たとえば、最新号(2009年9月11日改訂第1刷)を見ると、

・ソウル駅の赤レンガ駅舎は記念物として保存するために改修中
・住居表示は、<○○洞○○番地>のようにエリアごとの方式だったのを、<○○路○○番>のように道路名+建物番号の方式に変更中

 ・・・のような最新情報もあれば、

・明洞は日本統治時代は明治町とよばれた。旧明治座が改修されて国立劇場になった。
・宗廟では5月初旬に王の末裔の全州李氏が集まって儀式を行う。
・マッコリの作り方
・蔚山の捕鯨文化
・全羅北道のセマングム防潮堤(←長く繰り広げられた干拓反対運動には触れていないのは×)

 ・・・等々、歴史・文化の諸情報が満載で、ホントに勉強になります。

 また、乗り物の乗り方、カードのみになってきているコイン(?)ロッカーの使い方等の実用的な記事も懇切丁寧。

 まあ、これらのことはヌルボがこと細かに書くまでもないですよね。(って、けっこう書いてしまいましたが・・・。)

 ここからが本論です。
 上記の「地球の歩き方」にも載ってないような、主に地方の情報を、韓国の道(どう)や郡市町村のサイトから直接入手しようというおすすめです。

 日本でも、各県市町村のサイトに観光関係情報がありますね。名所旧跡や、祭等の行事や、お奨めのルートや、特産物や、代表的なお土産品等が載っているものです。
 たとえば慶尚南道等々の各道や、主要都市の場合は、ググればそのまま道や市の日本語サイトが出てきます。

 束草(ソクチョ)の場合は、<束草>でググると、ウィキペディアがヒットするので開いて見てみると、下の方に<束草市公式サイト(日本語)>とか<束草市観光局ウェブサイト(韓国語、英語、日本語、中国語、ロシア語)>とかにリンクがはられていますからそれを開き、日本語を選んでクリックすればバッチリです。
 大川海水浴場がある保寧(ポリョン)市ように、まだ日本ではあまり知られていない市でも日本語版が用意されています。

 もっとマイナーな市や町の場合は、ウィキでハングル表記がわかれば、韓国語がわからない人でもそれをコピーして再度グーグルの窓に貼りつけて検索すれば○○시(市)のサイトにだどりつきます。
 もちろん、ハングルがわかればハングル入力してググって、市のサイトでさらに<관광.観光>のページを開けてみるにこしたことはないですが・・・。

 私ヌルボは、まだそんなに韓国の地方をあちこち旅したというほどではないのですが、ソウルのような大都市にはないような、また「地球の歩き方」にも載ってないような地方の魅力は、探せばいっぱいあると思いますよ。

今後の記事の予定テーマ

2009-10-31 23:50:58 | お知らせ、その他いろいろ
 当ブログですが、韓国文化でもたとえば映画とか、本とか、最近のニュースとか、言葉とか限定していればもうちょっとラクだったかもしれませんが、ついつい欲張りにも「韓国文化の海へ」なんて茫漠としたタイトルにしてしまったばっかりに、ネタは種切れになるどころか、次から次に堆積してきちゃってます。
 山積み状態になっている自分の机のようです。(汗)

 記事としてupするからにはあまりいいかげんなままでもダメだし、と思ってメモ程度で保管しておくと、そのこと自体忘れてしまったりして、冷蔵庫の中でいつしか期限切れになってしまう食品のように、そのまま腐ってしまうネタもポツポツ・・・。

 で、この際、自分自身のメモも兼ねて、そのうち記事にしようと思っているネタを予告編という感じで紹介しておきますね。
 近いうちに間違いなくupするネタもあれば、ずっと先になりそうなネタもあります。もしかしたらupされないままのものもあるかも・・・。

 また、上記以外で、当然その日の新聞や雑誌等からピックアップしたネタもけっこう入るでしょうし・・・。まあ一応そんなもんだとご承知おきください。

[最近の韓国内の問題]
・特目高校の改編問題
・世宗市をめぐる問題

[本や作家の紹介]
・<東アジア100冊の本>。
・児童文学作家李元寿について
・キム・リョリョン「ワンドゥギ」の感想
・ク・ピョンモ「ウィザード・ベーカリー」の感想
・張真晟「わたしの娘を100ウォンで売ります」と北朝鮮<苦難の行軍>当時の飢餓
・山野車輪の嫌韓本について
・鄭銀淑の本について
・朴裕河「和解のために」の読まれ方
・李御寧「「縮み」志向の日本人」は一級の日本文化論
・イザベラ・バード「朝鮮紀行」を読む

[韓国ドラマ関係]
・東北工程と高句麗、渤海関係の歴史ドラマ
・韓国ドラマを読み解く①「砂時計」

[韓国語]
・日本の旧かなと韓国語の発音
・同音異義の漢字語

[その他]
・日韓の姉妹都市
・日本の十六茶と韓国の17茶
・タ長調、カ短調とは? 韓国の音楽教科書
・朝鮮全土を歩いた農学者 高橋昇
・朝鮮を描いた画家 加藤松林人
・囲碁の国際化と用語統一の問題
・申智愛等、韓国の女子ゴルファーについて
・「私たちの願いは統一」の歌について