学問空間

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0007 ミスター武士道氏と本郷和人氏の対談について

2024-01-12 | 鈴木小太郎チャンネル「学問空間」
第7回配信です。


【スペシャル対談】本郷和人先生登場!完成まで800年!?東京大学史料編纂所での仕事とは?
https://www.youtube.com/watch?v=FxVZpvG_gM0&t=1297s

15分過ぎから権門体制論と東国国家論の議論

武士道氏:
NHK「鎌倉殿サミット」は頼朝個人の話が多かった。
しかし、「頼朝のビジョン」ではなく、「鎌倉幕府とはどういうものか」の議論のはずではないのか。
それなのに頼朝がどうしたかった、みたいな話が続いて、議論が嚙み合っていなかった。
朝廷と鎌倉は対等に見える。権門体制論はピンとこない。

本郷氏:
学界では権門体制論支持者が圧倒的多数派。80%くらいか。
藤原道長の「関白」と豊臣秀吉の「関白」は同じか。
昭和天皇と四条天皇と持統天皇は同じか。
「同じ肩書だけど中身が違う」のが東国国家論、「肩書が同じなら中身も同じ」が権門体制論。

中世にも「国家」ってあったよね。
 ↓
じゃ、「国家」の王様って誰?
 ↓
天皇だよね。
 ↓
天皇を中心として「国家」を考える。

石井進
「国家」ってなあに。
何と何と何があれば「国家」といえるの。
分かってないのに「国家」があったと勝手に決めてはだめ。
石井進は中世における「国家」って何かを一生考え続けた人。

何で権門体制論が主流なのかわからない。
「実態」なのか「名前」なのか。

石井進(1931-2001)
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