学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

新年のご挨拶(補遺)

2021-01-05 | 建武政権における足利尊氏の立場
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年 1月 5日(火)19時39分50秒

「新年のご挨拶」は実質的に(その1)だけで、後は三回にわたって佐藤雄基氏の「鎌倉時代における天皇像と将軍・得宗」(『史学雑誌』129編10号、2020)について少し書いてみましたが、これも別に同論文への本格的な批評という訳ではなく、あくまで私の個人的関心から気になった点について若干検討してみただけです。
私が引用した部分も私の個人的関心に基づく抜粋であって、必ずしも佐藤氏の議論の文脈を素直に反映したものではなく、その前後を含めて読めば私とは別の感想を抱く人も多いと思います。
ま、それでも鎌倉時代の最新の研究動向を知ることができて、私としては非常に有益でした。
最初は『太平記』を終えたら、そのまま鎌倉時代まで遡ってガンガンやるか、とも思いましたが、佐藤論文の参考文献で未読のものだけでも相当大量にありますから、いったん『太平記』関係をまとめて、少し時間を置いてから改めて鎌倉時代の検討に入ろうと思います。
ということで、明日からはまた吉原弘道氏の「建武政権における足利尊氏の立場」に戻って残された部分を少し検討し、清水克行氏の『足利尊氏と関東』なども随時参照しつつ、建武政権期の尊氏について、自分なりの見解をまとめてみるつもりです。
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