大福 りす の 隠れ家

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辰刻の雫 ~蒼い月~  第20回

2021年12月17日 21時08分12秒 | 小説
『辰刻の雫 (ときのしずく) ~蒼い月~』 目次


『辰刻の雫 ~蒼い月~』 第1回から第10回までの目次は以下の 『辰刻の雫 ~蒼い月~』リンクページ からお願いいたします。


     『辰刻の雫 ~蒼い月~』 リンクページ




                                  




辰刻の雫 (ときのしずく) ~蒼い月~  第20回



「った! 兄上! 離して下さい!」

リツソが何と言おうと、どう暴れようとマツリがリツソを引きずっていく。


四方が大きく息を吐く。

「お疲れ様にございました」

幾分か顔色は戻ってはいたがまだ顔色を悪くしている側付きが四方の机の上にあった物を片付けようとしたが、そこには何も書かれていない白紙の紙が広げてあっただけであった。


「あーにーうーえー!!」

マツリが握っている指を一本づつこじ開けようとするが、マツリの指はびくともしない。

庭に居る誰もが振り返って回廊を歩くマツリとリツソを見る。 みなリツソを探していたのだ、大体の想像がつく。 ため息とともに顔を戻し手を動かす。

マツリの足が止まった。 リツソを振り返る。

「ひぇ・・・」

こじ開けようとしていた手が止まる。

「いい加減に黙れ。 それほど話せる元気があるのならば飯は食わんでよかろう」

「そんなっ! 我は腹が減っておるのですー!」

「では黙れ。 次に声を出せば今日も明日も飯は食わせん」

「ええー!!」

叫んだあと思わず片手で口を押え、今何も言いませんでしたと言うように首を左右に何度も振る。
そのリツソをひと睨みしまた歩き出す。 いつ逃げるか分からない。 手は離していない。

マツリの部屋の前に来ると襖を開けリツソを中に入れた。
するとなんと、マツリの部屋に女人が居るではないか。 それも二人も。 マツリが襖を閉める。
紫揺を自分の部屋に招き入れた時、女人が居る時には襖を閉めてはならないと教わった。 だからリツソが何度も首を振る。

リツソが何を言いたいのか分からないマツリ。

「小声で言うのなら許す」

片手を離すとぱふーと息を吐き、すぐに詰問するように言う。 だが飯は食いたい。 しっかりと小声である。

「女人が居る時には襖を閉めてはならないというのに、なぜ襖を閉められるのですか!」

いっちょ前のことをと、世和歌と丹和歌が笑いを堪える。

「そんなことは今は良い。 座れ」

「ですがっ」

「いいか、今から話すことに反問もなにも許さん。 黙っておれ。 座れ」

マツリの出す恐いオーラにリツソならず、世和歌と丹和歌、そして障子の向こうでも “最高か” が背筋を凍らせている。

しぶしぶリツソが座る。

「今から言うことに一切口を挟むな。 一切声を出すな。 よいか」

何度もリツソが頷く。 思わず丹和歌も頷き世和歌に白い目を送られる。

「さっきお前が言っておった、茶を飲んだと」

リツソが頷く。

「その茶には薬湯が入っておった。 眠らせる薬草からとったものだ」

リツソがキョトンとする。

「その茶を飲んでお前は攫われた。 ここまでは分かるか」

そんな自覚は無い。 眠らされていたのだから自覚も何もあったものではないが。
首をかしげる。

「お前に憶えがないのは当然だ、眠らされておったのだからな。 だがここまでの話の意味は分かるか」

小さく頷く。

「お前を攫ったのは地下の者だ」

リツソが再度首をかしげる。

「お前は地下という所を知らんが地下の者はずっとお前を狙っておった。 目を光らせてはいたが、どうしても我が東の領土に出なくてはいけなくなった。 その時にお前が攫われた。 東の領土から帰ってきてお前が居ないのを知った」

曖昧にリツソが頷く。

「お前を攫った者の手からお前の身を宮に運んだ。 お前は眠らされたままだったが、攫った者にはお前が一人で抜け出たと思わせる証拠を残してきた。 ここまで分かるか」

リツソが上目遣いに見る。

「分からないことがあれば小声で言え」

「我はどうして眠ったままだったのですか? 起きなかったのですか?」

「お前の身体に見合う以上の薬湯を飲ませたらしい。 お前の身体に見合うように薬湯を飲ませておれば、我が忍び込んだ時にはお前は目覚めているはずだった。 お前を攫った者がそう言っておった」

リツソが口を尖らせながら頷く。

「宮に戻ったお前は攫われたと分かってから三日と半、医者と薬草師が手を尽くしたが眠りから覚めなかった。 だがそれを助けたのは紫だ」

紫と聞いて背筋を凍らせていた世和歌と丹和歌の瞳が輝く。

「ムラサキ?」

紫揺の事を誰もが紫と呼んでいるのは知っていたが、ここにきて紫揺の名を聞かされるとは思ってもいなかった。 紫と聞き、すぐに紫揺と結びつかなかった。

「・・・お前の言うシユラだ」

「シユラ!?」

「声を抑えろ。 でなければ飯を抜く」

リツソが口を押えなかった。

「シユラが我を!?」

「声を抑えろ。 ・・・でなければ紫に会わせん」

リツソが口を押えた。

「紫は己の身をかまわずお前を眠りから覚まさせた」

「シユラが・・・」

「紫がお前を目覚めさせたあと倒れた」

「え・・・」

「そのまま目覚めん」

「・・・シユラが?」

「先ほど父上が言っておられただろう。 お前の軽挙で紫が倒れた。 それを肝に命ぜ。 分かったか」

いや、正しく言えば軽挙だったのは己自信だ。 それは十分に分かっているが今は、リツソには、こう言わなければならない。 これからのことも含めて分からせなければならない。

「我が・・・我が茶を飲んだから・・・」

マツリが溜息を吐いた。 リツソは茶を飲んだことだけを言っているのであるのだから。

「リツソ、お前の立場をもっと考えろ。 お前は本領領主の血をひく者なのだぞ。 もっと色んなことを深く考えよ」

「・・・シユラ」

リツソの目に涙が溜まってきた。

「泣くでない。 声を出すな。 紫の事は内密の事だ」

マツリが世和歌と丹和歌を振り返る。 心得たとばかりに丹和歌が襖を開ける。

「今から紫に会わせる。 立て」

リツソがボロボロと涙をこぼしながら立ち上がる。

「こちらに御座います」

世和歌がリツソを誘(いざな)う。
襖の奥に足を入れたリツソ。 そこに紫揺が臥していた。 その横に “最高か” が付いている。

「シユラ!」

「声は抑えよ」

すかさずマツリが言う。

「シユラ! 我だ、リツソだ! 目を開けぬか!?」

紫揺の横に座り込むと身体を揺する。

「声を抑えられぬのであればお前をここから出す」

「・・・シユラ」

マツリの声が聞こえたのか聞こえなかったのか、リツソがそれっきり声を出さなくなり、紫揺を見つめている。
目から涙は次々と流れているが鼻汁は流れてこないようだ。

「リツソ、よく知れ。 お前の軽挙でこういうことになった」

「シユラは・・・シユラは目覚めるのですか?」

マツリを見ることなくマツリに問う。 リツソが見ているのは紫揺だけ。

「紫が目覚めるかどうかは分からん。 だがお前のせいで紫がこうなった」

世和歌と丹和歌 “最高か” が伏せていた顔を僅かに上げた。

「お前が態度を改めんと紫のみならず、いずれ母上もこうなる」

リツソがマツリを見た。

「我が? 我がシユラと母上を?」

「そうだ」

「・・・」

下を向くと歯を食いしばり唇を震わせ・・・鼻汁を垂れた。

「紫の事はこの女人たちが見ておる。 お前はこれ以上紫と母上をこのようなことにならせぬよう、腹の底から考えよ」

「シユラ・・・我のせいで。 シユラ、シユラ・・・」

鼻提灯が膨らむ。

床に臥す紫揺の腕を取って泣き伏せる。
鼻提灯が破裂するが、一瞬その前に彩楓がリツソと紫揺の腕の間に手巾を放った。 その手の動きの素早さ、命中率はほぼ神業であった。

ひとしきり泣いたリツソ。 と、マツリからは見えるが、リツソはまだまだ泣いてもおさまらない。

「リツソ、母上の所に行く」

「ですが・・・シユラが・・・」

「母上が泣いて暮らしておられる」

「母上が・・・」

「行くぞ」

マツリが歩を出すがリツソの立ち上がる気配がない。
マツリが振り返る。
未だにリツソが紫揺の腕を取り座ったままだ。

「リツソ」

「母上には父上が居られます。 我は・・・我はシユラに付いております」

(母上より紫を選んだか・・・)

「それを浅慮という。 お前が態度を改めなければいかぬところだ。 今までお前のやってきたことをよく考え、お前がこれからせねばならぬことを考え行え」

「・・・」

「そのようなままでは紫も守れん」

リツソの顔が上がった。

「ついてこい」

リツソがゆっくりと立ち上がる。 紫揺の腕から指先まで己の手に乗せていく。
とうとう紫揺の手が布団に落ちた。

「シユラ、すぐに戻ってくる」

マツリが目だけを動かして後ろを見ると歩を出した。 その後にリツソが続く。

彩楓が放った手巾にはリツソの鼻汁がべったりと付いていた。


「丹和歌、無理なお話よ」

襖を閉じた丹和歌に彩楓が言う。
短い睡眠から目覚めた “最高か” は世和歌と丹和歌の話を聞いていた。 リツソではなく、マツリを紫揺の結婚相手にと推薦することを。

「ええ、ええ。 あのように恐いマツリ様に紫さまに添って頂くなどと」

紅香も彩楓の言うことに頷く。
世和歌、丹和歌姉妹が目を合わせる。 マツリが恐いことは知っている。 それに先程のマツリには己らもそう感じた。 マツリがリツソに話していた話さえまともに耳に入らなかったほどであったのだから。

「でも気を許された時にはお優しいし、お気遣いがお出来になるわ」

「それを紫さまにお向けになられているの?」

そうならば、とうに紫揺とマツリが許嫁になっていてもおかしくはない。 リツソが出てくるはずなどない。

「マツリ様と紫さまの仰り合いを、あなたたちは聞いていなかったかもしれないけど」

「ええ、それは大変なものだったのよ」

四方もシキも初めて聞いたマツリと紫揺のけなしあい、喧嘩腰の言い合い、それを “最高か” は聞いていた。
どういうことかと世和歌と丹和歌が目を見合わせた。


「リツソ!」

「母上!」

澪引がリツソを抱きしめるとリツソも澪引に手を回した。
側付きが気を利かせて部屋をあとにする。

「ご心配をお掛けしました」

「何ともないの? もう大丈夫なの?」

「はい、何ともありません」

(ほぅー、腹が減ったとは言わんか)

「母上こそ、お薬を飲んでおられましたか?」

驚いた澪引がリツソから体を離した。

「え? ええ、ええ。 まぁ、リツソはわたくしのことを心配してくれるの?」

「そ、それは、それは当たり前です!」

リツソ、と言ってもう一度澪引がリツソを抱きしめる。

(それなりに考えているということか・・・。 いつまで持つかは分からんが、紫のことが大きかったのだろうな。 まぁ、期待をしておこうか)

「母上、落ち着かれましたらリツソに湯浴みを」

「ええ、ええ」 とは言うが、リツソを離す様子がない。
リツソのことを考えると “母上、リツソはもう十五の歳です” と言いたいが、澪引を想うとそれが言い出せない。

「リツソ、母上のお気がお済になったら湯浴みをするよう。 その後は母上とこちらで食をとれ。 夕餉まで母上と共に居るよう」

「え・・・」

澪引に抱きしめられながらリツソが顔を上げる。

「夕餉が終わってから我の房へ来い。 分かったな」

それは夕餉が終わるまで紫揺と会えないということ。

「ですが・・・」

「己のやってきたことをよく考え、これからせねばならんことを考え行えと言ったはずだ」

「・・・」

しゃがんで抱きしめている澪引の肩に顔をうずめた。

「我は出る。 よいか、我の房に勝手に入るでないぞ。 あの者たちが見ておる。 案ずることもない。 分かったな」

うずめている顔が僅かに頷く。

澪引の部屋を出ると側付きにリツソの湯浴みと食のことを伝え、いったん部屋に戻った。



「四方様、郡司から書簡が届いております」

側付きから丸められた文を手に取るとザッと広げる。
眉根に皺が寄る。

「下三十都(したみそと)の都司(とつかさ)が、辺境の郡司(ぐんじ)を脅しておる?」

どういうことだ?
辺境を治めるのが郡司である。 その辺境は広くいくつかに分かれている。 分かれている分だけ郡司が居る。 その内の一つの郡司からの書簡であった。
地位的に言うと都司の方が郡司より上である。 よって脅すということは単純に考えて必要ではない。 それなのにどうして。
書簡を読み進める。

「は?」

思わず四方の口から出てしまった。
六都のことで足を引っ張られているというのに、下三十都の都司・・・何をするのか。 やめてくれ。 心の中でそう言い額に手を充てた。

書簡にはこう書かれていた。
下三十都都司より土地を広げると言われた。 早い話、この郡司の守る辺境の土地を吸収するということであった。
そんなことはたとえ都司といえど勝手に出来るものではない。

「ふむ・・・秀亜群(しゅうあぐん)か」

脅されていると書簡を送ってきたのは、辺境の秀亜群の郡司からであった。

遠い記憶が蘇る。
まだ若かりし頃、供の山猫に乗り走っていたころだ。
女人が薬草の中で足元がおぼつかない様子で朦朧としていた。

『どうした!?』

薬草の藪の中から女人を抱え上げ郡司の元に走った。
あとで聞いた話だが、その藪は薬草は薬草でも毒草の藪で長くその場所に居てはならない時季であったらしい。
あのまま四方が気付かずにいれば女人は死んでいたところだったと、郡司から何度も頭を下げられた。

過去に想いを馳せている時ではない。 書簡に目を走らせる。

差出人は秀亜群郡司、基調(きちょう)となっていた。
秀亜群は下三十都に隣接している辺境の地であるが、豊富に薬草が採れる場所を有している。 辺境というわりにこの地では生活に疲れることなく、完全自給自足でゆっくりと質素な暮らしをしていた。

薬草の地を有しているとはいえ敢えて育てることをせず自生のままに任せていて、薬草が欲しいと買いに来る者に売っていた程度で自ら売りに歩くということも無かった。
集落は大きく、離れた所に点々と点在する家もありその数も多いが、争いごとも無ければ天災の前例もなかった。 それ故、五色を配していない。

もしこの話が本当であれば、豊富な薬草の地が欲しいのかもしれない。

「それにしても、このようなやり口・・・」

読み進めていくうちに更に眉根が寄る。
郡司が応えを渋る度、民の家を焼いて回っているということであった。 最初は昼間に堂々とだから民が逃げることが出来たが、その内に夜にも。 その結果、死者が出たということであった。

辺境には五色どころか武官も配してない。 ましてや四方の子飼である百足も。
まずは下三十都の武官に言えばいいところだろうが、相手が下三十都都司。 武官に言うには都司を通さなければならない。 到底通る話では無いと踏み直接四方に訴えてきたのだろう。

だが郡司からの書簡を一方的に信じることは出来ない。 まずは裏を取らなくては。
宮都の武官を秀亜群に向かわせる。 万が一にも民の命がかかっているかもしれない。 すぐに武官長を呼ぶように言った。



マツリが紫揺の身体に手を添わせ終わった。

「ふむ、よくやってくれておるようだな、かなり良い」

紫揺の足元に “最高か” が、そして襖の際に ”庭の世話か” が座している。 かなり良いと聞いたのに、それぞれの表情が何故か硬い。

「マツリ様」

彩楓が口を開いた。

「なんだ」

紫揺に異変があったのだろうかと、厳しい目で彩楓を見る。
その視線に一瞬怯みかけた彩楓ではあるが紫揺のことを訊きたいのだ、尻込みなどしてはいられない。

「先ほどリツソ様に、紫さまが目覚めるかどうかわからないと仰られましたが・・・」 

「ああ、あのことか」

視線と口元を緩め続けて言う。

「気にするな。 あれはリツソに分からせるために言っただけだ。 紫は順調に回復しておる」

ほぅ、っと四人が安堵の息を吐いた。

「そうか、それで気をもんでおったのか、悪かったな」

「いいえ、そのようなことは。 では早くとも明日の朝と仰られていたのは」

「ああ、間違いないが、逆にそれより早くなるかもしれん」

「え?」

「思った以上に回復してきておる。 よくさすってくれているからだろう」

「では! では、もう少しおさすりするのを増やしてもよう御座いますか?」

彩楓がずいっと前に出てくる。 それに続いて他の三人も。
一瞬驚いたマツリだったが相好を崩した。

「えらく紫にご執心だな」

「もちろんに御座います」 久々のカルテット。

「だがそれはやめておけ。 前にも言ったが、お前たちが身体を崩してはどうにもならん。 紫が目覚める前にお前たちが倒れてしまっては元も子もないだろう。 安心せい、紫は順調に回復してきておるのだから焦ることは無い」

四人が眉尻を下げると反対にマツリの眉が上がる。
どうしてここまで紫揺のことを想うのだろうか。 確かに腰を揉むなどと紫揺が言ったということは聞いていたが、それくらいのことでここまで想えるだろうか。 それに紫揺とはいくらも会ったことがない筈なのに。

以前はシキの従者で、あれほどシキに付いていたはずなのに。
シキの従者は側付きの昌也を筆頭に、誰もが心からシキのことを想っている、それをマツリはよくよく知っている。

「紫が目覚める前に指が少しでも動くはずだ。 さすっている時によく見ておけばよいだろう」

それは励みになるだろう。
四人が下がり気味だった顔を上げマツリを見た。

「有難うございます」

彩楓が手を着いて頭を下げる。 他の三人もそれに続く。 マツリの気遣いが分かった。

「リツソには母上のところに居ろと、ここに来るなと言ってはおるが、アレの事だ、我が居なくなれば何をするか分からん。 かなり言い含めてきたから来ぬとは思うが、万が一来たならば追い返し・・・いや、一度は紫の顔を見せてやってくれ。 一分(いちぶ:三分)も見せてやれば十分。 その後は何なりと言って追い返してくれ」

マツリが立ち上がりながら話し、今はもう襖に手をかけている。 もう一方の手には他出着が持たれている。

「承知いたしました」

襖際に居た世和歌が返事をし、手を着いている。

とまり木に止まっていたキョウゲンが羽ばたきマツリの肩に止まった。

「では後を頼む」

「行ってらっしゃいませ」

四人が声を揃え襖を閉めた。
マツリは他出着を持っていたのだ。 着替えて出掛けることは分かっている。

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