大福 りす の 隠れ家

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僕と僕の母様 第65回

2011年04月19日 14時41分04秒 | 小説





                       日の元 大和の民が 一つの大きな和になりますように










僕と僕の母様 第65回



二学期が始まり 僕の苦手なお祭り騒ぎも 速攻始まった。

さすがに 二年目の体育祭は 母様に言って 日焼け止めを買ってもらった。

実は順平に 教えてもらったんだ。

アレはいい。 何でもっと早くに 気がつかなかったのだろう。 母様もなんで 教えてくれなかったんだろう。 日焼けの痛みがないのが 大分と心を軽くしてくれたせいもあったのか 何かと話しかけてくる クラスメート達のお陰でか 今回は少し暑さをマシに感じて この行事を終わらすことが出来たが あくまでも苦手には変わりない。       



話は少しズレてしまうが 高校も終わる頃になって 感じたのだが 

そういえば 高校生だからなのか このクラスだからなのか 一年のときから 僕がしらけた感じだけで 一日が終わるということは いつしか無くなっていた。

もしも教室で 何か作品を作らなくては いけないことがあったりすると かったるい僕は それをしたくない。

僕が離れて ボーッとクラスの中や 外を眺めていたら 誰彼と無く 意味の無い話を持ちかけてきて お互いに時間を潰していた。

そしてヘタをすると その意味の無い話が主役となって ほかの友達まで参加をしてくる。

段々と参加人数が増えてくると 僕は疲れてくるので そっと離れる。

でも逆にそうなったら 本来やらなくてはいけない事の方の人数が 減ってしまっている。 と言うよりまじめな奴しか そこにはいない。

今度は僕がそっちに行って コツコツと事を進めている様子を見ながら 「はかどってる?」 等と無責任に質問をしたりしている。

いつしか僕から 話しかけることがあるようにも なっていたのだ。



夏休みが明けてからの 部活の練習日には 例の一年生の女の子が 毎回と言っていいほど 部室の前をウロウロしていた。

その事を順平に話すと

「それは誰か狙ってるんじゃない?」 と言い出した。






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