裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

薪ストーブ アンコール日常の焚き方

2022年11月06日 | 薪ストーブ

寒い晩秋、凍てつく冬、本格的に薪ストーブを焚く時期到来、

薪ストーブに憧れ、本格的暖房器具として使っている人、単なる部屋のアクセサリーと設置する人、

休日ガラス越しの揺れる炎を眺め、楽しむ人、人それぞれ。

薪ストーブ設置台数日本一多いだろうアンコール、

本格的暖房器具として使っている人、アンコールの実力をフルに引き出してみたい人、

設置を検討している人にぜひ知ってもらいたいことを語ってみようと思う。

30数年アンコールを燃やし続けた老人からのアドバイス、

ストーブ温度計をグリドルトップに置いて、という前提で話す。

日常使用の燃焼段階

ステップ1、ダンパー、サーモスタットレバー全開、火を熾す、ストーブを暖め、熾火を作る

グリドルトップの温度は260°c~315°c

ステップ2、熾火をしっかり確立させる、細めの薪を下に、薪をめいっぱい投入し、サーモスタットレバー全開

薪をいれることによって温度が下がるが230°c~260°cに回復したらダンパーを閉じ2次燃焼に

移行、本格的にキャタリティックコンバスターが稼働する

ステップ3、薪が勢いよく燃える グリドルトップの温度260°c~315°c

一次空気を希望の熱出力に調整、触媒燃焼システムでの揮発物の燃焼が続き

熱出力レベルが中程度以上の場合、ガラス越しに炎が見える

ステップ4、すべての薪が熾火になり、最も温度の上がる段階

ガラス越しに熾火がオレンジ色に輝き、安定した熱出力が数時間続く

熾火が8cmぐらいになったらステップ2に戻る、つまり薪を投入する

以上、これでお分かりのことと思うが多くの人がステップ1、揺らめく炎を楽しむだけで

終わってしまうことだ、真に部屋を暖めるためには揺らめく炎でなく大量の熾ということである。

アンコールを本格稼働、(12,000kcal/h)させるには大量の薪が必要なことを理解した上、

購入、設置する必要がある。

コメント