風の強い寒い一日。夕方ようやく天気回復し、青空広がる。気が付けば裏庭のワラビ、足の踏み場所もないほど頭を出している。ワラビを見ると決まって思い出す民謡がある。それは大正生まれの新しい民謡、安曇節である。
何か思案の 有明山に 小首かしげて 出たわらび
白馬(しろうま)八月 残りの雪を 割りて咲き出す 花の数
夏も涼しや 木崎湖行けば 岳(たけ)の白雪 舟で越す (岳とは湖面に映る鹿島槍ケ岳)
安曇の風土を読み込んだ新作の歌詞が数え切れないほど生み出されて来たが、私はこの歌詞が好きである。山登りが好きな人は必ず歌ったことであろう。
何か思案の 有明山に 小首かしげて 出たわらび
白馬(しろうま)八月 残りの雪を 割りて咲き出す 花の数
夏も涼しや 木崎湖行けば 岳(たけ)の白雪 舟で越す (岳とは湖面に映る鹿島槍ケ岳)
安曇の風土を読み込んだ新作の歌詞が数え切れないほど生み出されて来たが、私はこの歌詞が好きである。山登りが好きな人は必ず歌ったことであろう。