裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

バラの挿し木・・・コピーについて

2006年03月06日 | Roses
解けた雪の下から昨秋、剪定したバラの小枝がたくさん出てくる。その冷蔵保存されていた小枝を挿したのが2週間ほど前。いまは暖かい窓辺で青々した葉を出している。さてどんなバラが咲くのやら。発根促進ホルモン剤の出回っている今日、いとも簡単にバラのコピーが作れる。しかし、忘れてはならないのは種苗法の品種登録により発生する育成者権である。育成者権の存続期間は20年。無断で繁殖したバラを有償、無償に限らず他人に譲ってはならない。(3年以下の懲役または300万円以下の罰金)育成者権を植物品種の知的財産権と理解し、複製権はDVDやCDと同じような権利と捉えれば間違いないのかもしれない。さらにオールドローズや権利の消滅したバラであっても安易に繁殖したバラを他人に譲るのは慎まなければならない。なぜならば違法ではないものの、バラ文化を育ててきたナーセリーのやる気を侵害する行為であるからである。1本数千円のバラ苗の支払いは、バラ文化育成への寄付行為と大らかに考えべきかもしれない。
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