自由意思を持つ人間は、どんな生き方をしても、その人の問題なので周囲が胃癌になるくらい悩んでも、どうにもならないものです。暗いと批判された人が「暗くて何処が悪いか」と居直る事例があり、その気持ちも何となく推察は出来るのですが、本人がやはり一番気にしているようです。例えば友達がどんどん離れていくからです。あまりにも暗い面を見せつけられますと、こちらまで嫌になり、自然と電話もかけなくなり、おーい元気かあ、などと電話があっても愚痴ばかり言いだすし、人の悪口は言うし、強烈な社会批判もありで、ついつい居留守をしたくなる場合もあります。このように人間はそれでなくても生き抜く事が大変なので、互いに激励しあわないと幸福感を獲得出来ません。居直るのは自由なのですが、やはり友情、愛情、善意、さりげない優しさを大事にする人間にならないと結局は幸福曲線は得られません。どろどろした日常生活の中でも、それなりにジーンとするような愛情を互いにさりげなく感じ合える人間関係が幸福曲線の前提のようです。大変な苦労を伴いますが、共存共栄はとても大事な幸福曲線獲得の条件のようです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:28>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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