五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

震災から四年の宮城県山元町に

2015年03月08日 | 第2章 五感と体感
あれから4年となります。
私は新宿の新宿御苑で梅を愛で、その年の9月に開催予定の展覧会の会場を下見し、表装の師匠のビルでの勉強会に向かい、その勉強会場で被災しました。
ブログでは過去に何度も書いていることではありますが、その夜は師匠のビルに泊まらせていただき、翌朝動いた電車に乗って帰宅しました。
テレビで東北の様子を見たのは帰宅してからでしたので、津波の被害に遭い、瓦礫の中で身体を濡らして一晩を明かした方々の存在を想像できたのはテレビを見てからです。
宮城にに住む友人、勉強仲間、親戚と連絡が取れたのはSNSが一番早く、電話ができたのは少し後だったように記憶しています。

被災した友人の職場であることがきっかけで、自分ができることをしたい情動が湧き、やみくもに動く事も出来ないので、友人との打ち合わせに時間を掛け、実際に実行に移すことが出来たのは翌年の一月が初回でした。

今週末、3月13日金曜日は第7回の傾聴勉強会(生き甲斐の心理学講座)を宮城県亘理郡山元町のNPO法人ささえ愛山元さんに
3月14日土曜日ははパラソル喫茶で皆様と語り合い食事を共にし、午後からは白石で勉強会を行います。
友人であり勉強仲間であるBさんが、働きかけて動いてくださり、そのお陰で実現に至っています。
できることをこつこつ積み上げてゆくことで育んできた信頼や友情は、今やかけがえなき私の宝物になっています。

確かに情報を得る為のSNSは大事なツールですが、情報を得た先の自分の行動は現実的です。自分が考えて、動いて、見て、交わして、育んでゆくことは、全てアナログです。

自分の眼と足と手、耳と皮膚感、それと感じる心と解釈。そして伝える役割。
それらは、全て自分が具体的に動かない限り、叶う事ではありません。

私達の小さな団体は山元町や白石のみの御縁で動いていますが、これもまたインドの哲学「ガンジスの砂粒」を思うとこれで充分であることをいつも思います。

小さな砂粒が、隣の砂粒と関わり、隣の砂粒が更に隣の砂粒に繋げてゆくと、それは段々と影響を及ぼしてゆきます。
一人の人間の存在がいかに他者との関わりで影響を与え、与えあっているかを意識してみると、小さな砂粒の自分は、ほんとうにそれで良いのだ、と、思うのです。

「暮らしの中の傾聴者」として活躍されている山元町の皆様との再会を心待ちにしています。

春の食材とお料理を楽しみにし、今回は苺を食べ過ぎないよう気をつけなくては。。。^^...

手品も楽しみ。民謡も楽しみ。さんさ時雨も楽しみ。成長したワンちゃんも楽しみ。
いつしか覚えてしまった水戸黄門体操も楽しみ。。。そんなことを思いながらそろそろ勉強会の準備と荷造りを致します。



銀座プロムナードギャラリー(地下鉄銀座駅~東銀座間の地下道・銀座三越の下)にて「江戸表具を愛する会」作品展。
3月22日から4月3日まで。地下道ですので、通行者が歩きながら見るショーウィンドーです。銀座に行かれたついでに覗いてみてください。日本文化の一つである「表装」を一堂に見る事ができます。

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