五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

志は何か?に祖先を重ね

2015年03月02日 | 第2章 五感と体感
大河ドラマのファンの私。数回見逃した程度で、小学生の頃の「樅の木は残った」あたりからずっと見続けています。
物心つくあたりから時代劇が大好きで、立ち回りと切られ役、つまり「タテ」は、人形遊びよりも先に身に付いた一人遊びです。
小さい頃からテレビの前に正座して座り、眉間に皺を寄せて見入っていたわよねーー、と事あるごとに母から言われ続けられていたので、記憶と擦り込みが一色単になり、自分のセルフイメージは「時代劇と共に育った私」であると認識しています。

そんな時代劇、歴史小説好きな私は、今回の大河ドラマは、少々拍子抜けしてここ一カ月ほど、敢えて見るのを止めていましたが、3月1日の大河ドラマを久しぶりに拝見。

吉田松陰が牢から出され故郷で松下村塾を始め、高杉晋作が入塾するエピソードを描いた回でした。

数年前の「龍馬伝」では、今回吉田松陰役の俳優伊勢谷さんが高杉役をしていたのが印象的で、三味線を奏でる姿が色っぽかったことが脳に刻み込まれており、俳優の面白さはここにあるのだな、と、吉田松陰の役作りに馴染んできた俳優のカツゼツの良さと口角の上げ方をしみじみ眺めているうちに45分があっという間に終わってしまいました。

高杉晋作に丁寧に温かい笑みを浮かべ問い掛ける吉田松陰。
「あなたの志は何ですか?」と、問います。

今回のドラマでは、ここから成り上がっていく貧しい伊藤博文も登場。

ちょっと面白くなってきたかな。。。

幕末の志士達。
歳若い人々が志を持って道を進むことの美しさは、中年の私から見ると宝石の輝きよりも勝ります。

私の個人的な落ち武者意識が少々拭えたかな、、、というところでドラマは終了。

自分の祖先の藩を投影しながら見てしまうのも自意識過剰すぎるかもしれませんが、自分の性格にしても考え方にしても、祖先の成りを意識を超えたところで影響を受けている事は間違ってはいないようです。

幕府寄りだった我が祖先よりも、口惜しいかな最終的に長州藩のいやいや明治維新のシンボルともなる人々の自由さが恨めしく思うのは、ただのやっかみであることはわかっちゃいるのですが。。。。(笑)

志とは、破壊や排他ではなく普遍的な幸福のために構築する思いを云うはずです。

歳を重ねるにつれ、志の高さは身の丈になってきましたが、それでも志は自分を活かしてゆくものであるとも云うこともできそうです。

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