五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

誰の何が心配なの?

2014年10月21日 | 第2章 五感と体感
答えは自分の内にある。ことを信じている人は、きっと自分自身の責任を意識できている人かもしれません。
自分は自分であり、他者の事は解りません。他者の事を解ったつもりでいても、それは自分という媒体を通して自分自身が解釈した他者であることを忘れてはならないのです。

ロジャーズの理論の先ず最初に、「個人はすべて自分が中心であるところの絶え間なく変化している経験の世界に存在している」と書かれてあります。

つまり、自分という「思考と感情と行動」の持ち主が、自分の経験を通して、解釈し、感じているということであるのです。

ということは、もしかしたら、
自分の持つ頑なな概念が、他者を見ているかもしれません。

答えを導き出すには、自分の生まれてから今日までの生育史の中から比較検討し、自分の体感で腑に落ちない限り、答えとは言えないかもしれませんが、その答えに辿りつくまで悩んでいても現状は変わりません。

他者の事で悩もうとしているならば、それよりも先に、「一体自分は何が心配なのか」ということを意識してみたほうが、現実吟味に繋がるかもしれません。

私自身が心配している事と他者の心配事が混同してしまうと、関わる本人自身が自分の不安感とごちゃまぜになってしまいます。それは自他混合といえるでしょう。

悩みを抱えている人と関わるのであれば、自分の不安感に関する自分自身の傾向と向き合うことが大事なことなのです。

他者の事よりもまず自分の傾向を意識化できているか。自分の現在の現実を吟味する力は健全であるかを測る必要もあります。

自分が出来ないことに関わると、他者を巻き込んでいき、小さな問題が更に大きくなってしまうのです。

自分の身の丈を知り、
自分の役割を吟味し、
自分の傾向と照らし合わせてみることは、
相手と関わる際のマナーと言っても良いかもしれません。

「自分ができること。自分にはできないこと。」を整理しながら、悩み深き他者と関わりたいものです。

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