五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

怒りの返るところ

2014年10月09日 | 第2章 五感と体感
理想と現実のギャップが不安感を生み、その不安感が解決に至らず、増長してくると、段々と怒りの感情がこみ上げてくるようです。
思春期真っただ中な人が怒りの感情に翻弄されている過程の中で、あなたは思春期真っただ中よね。と言ったところで通じません。返って火に油を注ぐようなものです。

理想と現実が噛み合わないこと自体が人間の営みそのものというもので、大人になると、段々とその意味が自分なりに解ってきます。
そして、理想と現実のギャップを統合させるための術は、自分自身が歩んできた生育史で育まれていきます。
自分なりの答えの出し方が、他者にとって理解しがたいものであっても、自分のやり方は自分が生き抜く為に必要な術であるのです。それがフロイトの防衛機制という分類を学ぶと整理されて合点がいきます。

でも、自分が怒りの矛先に執着していればいるほど、自己分析の現実吟味力は怪しいものであるかもしれません。

怒りの矛先が何か自分でも解らなかったり、矛先が見えないと、根なし草の様な不安感に埋没してゆくかもしれません。

親と子、
向き合うべき時に直にバトルしながら向き合えることは、羨ましさを感じます。

怒りの返るところが「ここだ」と解っている人は幸せなのだと思うのです。

母と子
父と子

人それぞれの怒りの形があるはずですが、「自分の親だと認識できていること、自分の子だと認識できていることゆえ」のバトルであれば、きっと時が経ってから懐かしく思うのかもしれません。

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