五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自己の役割を吟味する

2014年10月10日 | 第2章 五感と体感
不安でいっぱいの人の理想を聞き、叶わないことへの不満を聞き続けたところで、何も解決には至りません。
その上、不安でいっぱいの人のことをあれこれと推測してその人の心の中にまで介入し、勝手に推測したところで不安な人と関わる自分のストレスが増強するだけです。

まずは、「他者の事は解らない」ということが大前提であり、「悩んでいる人自身の中に答えがある」ということを信じて向き合っていく必要がありそうです。

他者の悩みや不安の話を長時間聞き続けても、きっと同じ感情がぐるぐると廻り、解決に至るどころか、囚われた不安感にさいなまれ身体症状に出てしまったら、益々答えが導き出せなくなっていくかもしれません。

自分の職場での立場、家族の中での立場、友人関係の中での立場等、
人は色々な環境で、複数の立場を担いながら生きています。

それぞれの環境において、自分の立場や役割を吟味することが、悩む人の話を聴くことの第一歩のマナーでもあるかもしれません。
自分の立場や役割が外れた対応をすればするほど、悩む人の心は迷宮へと向かっていくかもしれません。

自分の立場と役割を吟味し、確認し、自らが意識することで統合された状態が築かれます。それがふらふらしていれば、悩み深い他者は、ますます揺らいでいきます。

答えは自分の内にあります。

関わる私達は常に、自らの役割と立場を意識していたいものです。

その条件のもと、
口を慎み、謙遜に、相手の立場と感情を思いやりを持って感じ取ることが相手を知る第一歩であるように思います。

そして、「自分の領域を越えず、相手の心に土足で踏み込まないこと」はとても大事なことです。

これらを吟味する為には、やはり、関わる自分が自分自身を知る必要があるわけです。

☆☆ ☆☆
ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。

☆ クりック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
人気blogランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする